真行寺貴秋(Vo)、大山聡一(Gt)、酒井亮輔(Ba)からなるスリーピース・ファンキーバンドのBRADIO(ブラディオ)が4月24日、メジャー通算3枚目となるシングル「O・TE・A・GE・DA!」をリリースする。2017年10月に「LA PA PARADISE」でメジャーデビュー。2018年1月にドラムが脱退。サポートドラムを入れて再スタートし1年が過ぎた。昨年7月に1stアルバム『YES』をリリースし、全国ツアーも成功させ、今年5月からは対バン47都道府県ツアー『IVVII Funky tour』も控える彼らが、届けた最新作はワンフレーズ・ワングルーヴで低音に重きを置いたファンキーな1曲。その制作背景から、カップリングに収録された情報社会へのメッセージ性が強い曲「バクテリアch.」にちなんで、3人にインターネットについて思う事など多岐にわたり話しを聞いた。【取材=村上順一/撮影=片山拓】

アンサンブルとしてのグルーヴを追求

――以前テレビでBRADIOさんを拝見しまして、日本でもこんなにソウル・ファンクを極めているバンドがいるんだと感銘を受けました。

真行寺貴秋 ありがとうございます。でも、もともとはそんなにコテコテのソウルやファンクというわけではなく、幅広くグルーヴしている音楽が特に好きなんです。それで周りから「ソウルでファンキーだね」と言ってもらえている感じなんです。その中で僕らはアンサンブルとしてのグルーヴを追求しています。

真行寺貴秋

――皆さんの音楽のルーツは?

真行寺貴秋 もちろんソウルやファンクは好きです。ザ・ビートルズから始まって、僕が若い時にはスリーピースバンドが流行っていたこともあって、Hi-STANDARDとか、海外のファンクバンドを経て、ソウル・ファンク系が好きになっていきました。

大山聡一 僕はLUNA SEAから入りました。バンドとして認識して聴いていたのはそこが始まりだと思います。そこから洋楽とかハードロックも好きだったので色々聴くようになりました。それが10代半ばなんですけど、ファンクミュージックはあまり知らなくて。

大山聡一

――ハードロックのニュアンスがたまに出ますね。

大山聡一 好きなのでリードワークとかにやっぱり出てしまいますね。

酒井亮輔 僕も聡一と幼馴染ということもあり、かなりルーツは似ています。小さい時はマイケルジャクソンや90年代のJ-Popをリスナーとして普通に聴いていて、中学に入った時にB'zが好きで松本(孝弘)さんに影響されてギターを始めました。バンドを始めるとなった時にベースがいなかったのでベースになったんですけど。そこからアメリカのハードロックが好きになって、専門学校に行くようになってからモータウンやタワー・オブ・パワー(米・ファンクバンド)を知るようになりました。

酒井亮輔

――専門学校の良いところは自ら聴かなかった音楽に触れらるというのもありますよね。

酒井亮輔 そうですね。しかもそれを紐解いていくので、すごく良かったです。

――昨年はアルバム『YES』をリリースされてツアーも回りましたが、新しい発見などありましたか。

真行寺貴秋 ライブはすごく好きで、ライブをやりたいから音楽をやっているという部分もあるので、一回一回超えて行けたらいいなという思いでやっています。そういう意味では昨年のツアーは良い感じでやれたんじゃないかなとは思っています。

大山聡一  アルバムのツアーということで期間も長くやれたので充実してました。これまで作ってきたものプラス、バンドとしての自分の在り方とか考えるツアーで、得るものは大きかったです。音を作ってリリースしてツアーを回るという大きなルーティンの中では、同じことが続いているわけではないので、自分が置かれている状況は日々変わってきていて。ツアーをして作っていくというのは「こういう事だよね」という感覚がわかってきたツアーでした。

酒井亮輔 今まではいつも通りのライブというのが自分の中にはあって、演奏をしっかり、CD通りにやらなければいけないという感覚が少なからずあって。でも、それが同じようにはならないとツアーの途中で気づきました。そこからちょっとした違いを楽しむ自分と、「でもどうしたらいいんだろう」という自分もいて。でも、そうやってでき上がっていくものが面白いなと思えるようになっていきました。そういう感覚でプレイ出来たのは楽しかったし、成長出来たなと思いました。それを経て今作を録ったので、またいつもとは違った感覚で演奏することが出来るようになりました。今までは10練習したら10出さなければいけないという考えが大きかったのですが、でも、その時生まれた、違うものでもそれが良ければいいじゃないかと。それが出来るようになったのはツアーのおかげなんじゃないかというのはあります。


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