指揮者・間島和奏の葛藤と負けん気

間島和奏

間島和奏

――間島さんは「指揮者」に指名されたときどう思いましたか?

間島和奏 前日の夜にインタビューをして頂いて、「やりたいですか?」と聞かれて「絶対無理です!」って答えてました。そのときにめっちゃ聞かれてたから「何で?」と思ったけど、これは私ワンチャンあるなと思って(笑)。なんとなく薄々感づいていたんです。その次の日に「きっとない」と思っていたら呼ばれて「やりませんか?」と聞かれて。私は負けず嫌いなところがあって、頂いた期待には絶対に返したいという思いがあったので、ここで「嫌です」とは言いたくないなと自分と戦っちゃって「やります」と返事させて頂きました。想像以上にキツかったんですけど、達成感は本当にありました。

――あれは本当に凄いと思うんです。リズムに合わせないといけないし、タイミングがずれたら、皆が遠くに離れてちゃうから。そのへんの工夫などは自分なりに色々と考えて?

間島和奏 そうですね。リズムに合わせるのが最初は難しかったんですけど、それは練習を重ねるとできてくるんですけど、それも全然気付いていなくて、指揮者ではなくて自分は号令係だとずっと思っていたんですけど、3、4回目くらいの合宿で“指揮者の神”みたいな人に教えて頂く機会があったんです。その方に、指揮者は指揮者だから、みたいな。みんなのコンディションとかに合わせて、予鈴、本鈴ってあるんですけど、「前へ進め」とか。それも、こっちは大きく言うセリフで、こっちは小さく言うとか、そういうのを一個一個考えて言え、みたいな。ターンなども「どういうターンをさせたいの?」みたいな感じで「意思を持った指揮をしなさい」と言って頂いて。確かにそうだなと思いました。自分が言い方を変えるだけでみんなの歩きが全然違ってくるんです。やっぱり重要な役なんだなとそこで改めて思いました。そこからは「号令の練習」ではなくて「指揮の練習」に移り変わってできたんじゃないかなと思います。

――一人一人を見て声をかけるという?

間島和奏 その回によってみんなの歩幅が変わったりするので、そういうのは気にしています。

――とどろきアリーナのときはどうだったのでしょうか?

間島和奏 初日に一回みんなのことを見ていて、ジグザグ歩行というAグループとBグループにわかれるのがありまして、Aグループの歩幅が緊張で小さくなっていたんです。だから往復を一つぶん増やして縦をもう少し進ませようと思って、私が勝手にアドリブでいつものタイミングでかけなかったんです。そうしたらみんなも戸惑っちゃって、いつものタイミングで止まる子と、ちゃんと号令を聞いて止まろうとしている子が半々になってしまって、それは凄く申し訳なかったなと今は反省しています。

篠田萌

篠田萌

――Aグループにいてどうでした?

篠田萌 私は号令を聞いていました。だから止まらなかったです。

畑美紗起 私は止まりました。

間島和奏 前日に「私が間違えてもみなさんのご判断にお任せします」って言っちゃってたので、本当にそこだけは申し訳なかったと思っています。

――でも2日目はうまくいった?

間島和奏 そうですね。2日目はちゃんと全体共有で、どんなに歩幅が変わっても今まで通りに止めますと。

――歩幅は、2日目は変わらなかったのですか?

間島和奏 2日目もちょっと小さかったんですけど、でもみんな綺麗に止まったので。

――私は初日を取材していました…。

間島和奏 初日がちょっとかけられなくて…。

――気付かなかったですよ?

間島和奏 だから本当にみんなの判断に感謝です。

歩く芸術が良い効果をもたらした「大人サバイバー」

畑美紗起

畑美紗起

――あのときも新曲「大人サバイバー」を披露されていましたが、そのときのもようを「歩く芸術があったからこそ、綺麗にまとまった」という風に記事に書かせて頂いたんです。「大人サバイバー」を披露したときの感触は?

畑美紗起 交差や横のちょっとのズレとかも、合宿中とかも気にしていたので、そういうのを活かして「大人サバイバー」のフォーメーションなども横列を合わせたりとか、周りを見るということができるようになったなと思います。「ちゃんと合わせよう」という気持ちをみんなが持っているので、52人全体で見ても綺麗なフォーメーションで見せられることができたと思います。

――篠田さんはどうでしたか?

篠田萌 52人は本当に多いなと感じていて。団体行動をやらないで52人でシングルを出しますとなったら、多分ここまで綺麗におさまらなかっただろうと思っています。やっぱり団体行動で横列、縦、斜め、というのが身に付いてきたのかなと思います。

――間島さんはこれまで色々と表題曲を歌ってきましたが、「大人サバイバー」についてこれまでの曲とは違う部分はありますか?

間島和奏 戦いに行ってるなという感じが。自分達でもそれは感じていて、今まで以上に世間に刺さる曲っぽいなと自分でも初めて聴いたときに思いました。ちょっとレジスタンスというか、大人に反抗的なところが流行っているなと自分のなかで思っていて、そういう気持ちもあるし、でも前を向いて歩いて行くぞという前向きさもあって、その曲自体が世間に刺さりそうな曲だなと思ったし、歌詞をちゃんと聴くと、ラストアイドルの歴史が詰まっていて、そこも凄くマッチしていて。この曲を聴いていいなと思って知ってくれた人がラストアイドルを調べたら、もっとハマってくれるきっかけになる曲なんじゃないかなと思いました。

阿部菜々実

阿部菜々実

――阿部さんはどう思いますか?

阿部菜々実 勝負の曲だなと思っているし、たくさんの方に知ってもらえるきっかけになる曲だといいなと思っています。やっぱり今まで52人で戦ってきて、ライバルだったけど52人が一つになって頑張って出発の曲でもあるので。再スタートというか、ここからまた新しいラストアイドルが始まるという感じの曲だなと思うので、これをきっかけにいい結果が残せればいいなと思います。

――あの曲こそ、ライブで観たい曲だと思うんです。

阿部菜々実 ライブで披露したいなと思うんですけど、52人でステージに乗れる会場ってそんなにないので(笑)。機会があるのかなっていう感じなんですけど、やっぱり「大人サバイバー」は52人でやるからこそ、いいものになるというか、52人でやることに意味がある曲だと思うので、たくさんライブでやりたいなと思います。

――52人でできる会場で観たいですね。360度で。

長月翠 やりたい! 武道館ってことですか? でも2年、3年、4年の間くらいにはできるようになりたいなと思っています。何なら来年で! 頑張ります。


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