RYUCHELL(りゅうちぇる)が9日、東京・池袋サンシャインシティ 噴水広場で、アルバム『SUPER CANDY BOY』の発売記念イベントをおこなった。

 昨年2月に「Hands up!! If you're Awesome」でアーティストデビューしたRYUCHELLにとって初のアルバム。自身のやりたい世界観を追及した同曲をはじめ、リンクくんの誕生がきっかけで生まれた「Link」、自身初のラブソング「You are my Love」などが収録されている。

 この日、2人の女性ダンサーを引き連れて収録曲を披露したRYUCHELL。「不安だったけど、こんなに来てくれて嬉しい」と4階にまで集まった観衆を見て感慨深く語った。

 アルバムのタイトルには「男の子でもなく女の子でもない『キャンディボーイなの』と言えるような、これから新しいジャンルを作って表現できる世の中になってほしい」という思いが込められているという。

 そんなRYUCHELLは10代からバラエティ番組で活躍している。なぜ音楽を始めたのか。そのきっかけをこう説明した。

 「バラエティではハッピーな自分を見せられていて、それはそれで嬉しかったけど、皆から『RYUCHELLは悩みがなさそう』と思われることがあって。でも自分の中では生まれた時からハッピーだったわけではなくて、学生時代は『声が高い』や『ジェスチャーが女の子っぽい』とからかわれてきたことがいっぱいあって。でもどうにか自分を好きになることができて、それで原宿に上京して、運命な人に出会えて、仕事にも恵まれて、それでようやく僕が完成して、自分の事が好きになることができて、バラエティにでることが出来た。完成形のRYUCHELLはバラエティで見せられるけど、それまでの道のりとか、バックグラウンドはバラエティでは見せることができない。学生時代から好きだったミュージカル『グリー』からは凄くパワーをもらっていたので、見せられないものを歌で表現して『こんな過去があったんだ』『こんなことを思っていた』と聞いて知ってもらって、ハッピーになったり、『自分は自分らしくいくんだ』と思ってもらえたら」

RYUCHELL

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 この日はCDに付属のブックレット収録写真のうち3枚が公開された。1枚は3歳の時で「息子にそっくりです」、もう1枚は高校時代。「人と違うところがありすぎたから、友達が出来なくて辛くて自分に偽ったら友達ができた。でも本当の友達が出来なくて辛くて。それで地元の友達がいない高校にいって偽らないようにした」。

 そして、3枚目は、その「完成形」の19歳。「この時から4年が経つんだ」と感慨深く語ると「中学生までは自分を出すのが怖かった。原宿に上京して運命の人に出会えて自分を出せて嬉しくて。でも学生時代の辛いことを忘れていた。でも(ファンの)メールで『なぜそんなにハッピーなの?』と言われて思い出して。皆さんの声がなければ歌はやらなかった」と語った。

 この日は、家族ぐるみの付き合いがあるという瀬戸大也選手からお祝いの映像メッセージも寄せられ「嬉しい」と満面の笑顔。

RYUCHELL

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 自身初のラブソング「You are my Love」について「誰に何を言われても、パパになってもメイクして、パパになっても金髪で、パパになってもタトゥー入れて。いろいろと言われるけど、自分を愛して、自分らしくいる姿を見せたいという教育。誰に何を言われても愛してくれる人がいる。その人たちを守るためにやるんだ、という思いを歌で表現した」と述べ、更にこう続けた。

 「田舎で育ったので、人と違うことをやったらすぐに広まって怒られた。もしかしたら本当の自分が分からない人、見せられない人がいると思う。でも誰に何を言われようと自分を愛することが大事と思う。自分を愛している人はキラキラしている。どんなアンチに言われても僕がしょげていたらダメと思う。悩んでいる人がいたら、歌という手段で引っ張りたい。愛をずっと歌っていきたい。僕はこの曲をぺこりんを思って歌います。皆さんも大切な人。大切な家族を思い浮かべながら聴いてほしい」

 そう語って「You are my Love」を披露。

RYUCHELL

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 更に、ヒャダイン作曲の「Link」への思いをこう述べた。

 「パパになった今だからこそ歌いたい、リンクへの感謝とリンクに出会わせてくれたぺこりんへの感謝の思いを『Link』という曲に込めています。この曲はデビュー2作品目の曲で、歌を始めてすぐに息子を仕事で使うのが嫌だった。そのときにヒャダインさんを紹介されて、なんて素敵な歌なんだろうと考えが覆りました。僕たちの歌だけで終わるのではなくて、皆さんも両親や子供の事に置き換えられる曲になる、出す意味があると思って曲にしました」

 「Link」歌唱中は涙ぐむ観衆の姿があった。ダイレクトに伝わる歌詞。それを自分の色」だという80年代、90年代のサウンドやダンス、ファッションで見せていた。イベント終了後に報道陣の囲み取材に応じたRYUCHELLは改めて「バラエティで見せることができなかったバックグラウンドが見せられている。ようやく僕の説明書、名刺が出来たと思います」と晴れやかな表情で自信をのぞかせていた。

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