5月1日から施行される新元号が「令和」に決まった。安倍晋三首相は談話のなかで、SMAPの楽曲「世界に一つだけの花」を持ち出し、新たな時代に進んでいきたい心境を語ると、ネット上で大きな話題を呼んでいる。

 1日午前、菅義偉官房長官が新たな元号として「令和」を発表。その後、安倍首相が談話で「令和」の新元号に決まった理由を語った。

 1200年余り前に編纂された万葉集からとられた令和。安倍首相は「厳しい寒さの後に、春の訪れを告げ見事に咲き誇る梅の花のように、一人ひとりの日本人が、それぞれの花を大きく咲かせることができる、そうした日本でありたいとの願いをこめ、令和に決定いたしました」とした。

 続いておこなわれた質疑応答で、記者から「若い世代や、これから生まれてくる子供たちは、新しい元号『令和』の中心を担っていく世代と思いますが、元号制定に当たりこうした世代のことをどのように考えたのか」との質問が出された。

 安倍首相はこの会見がインスタライブやツイッターで生中継されていることに触れ、「今の若い世代の皆さんは、こうしたSNSなどの新しいツールを見事に使いこなし、どんどん新しい文化を創り出している」と若者文化について言及。

 続けて「若い世代のムーブメントは確実にこれまでの政治や社会のありように変化をもたらしつつある。本当にたのもしい限り」とし、若い世代が活躍する時代になることを期待した。

 そのうえで、安倍首相は前段の万葉集の“梅の花”について触れたうえで、「平成の時代のヒット曲に『世界に一つだけの花』という歌がありましたが」とSMAPの楽曲名を持ち出した。

 そして、「次の時代を担う若者たちが、明日への希望とともに、それぞれの花を大きく咲かせることができる、そのような若者たちにとって希望に満ち溢れた日本を、国民の皆様とともに作り上げていきたいと思っています」と願望を語った。

 「世界に一つだけの花」は、シンガーソングライターの槇原敬之が作詞作曲し、SMAP楽曲としてリリースされたもの。2016年にSMAP解散騒動が巻き起こった際、ツイッターなどのSNSを通じ、“花摘み”と呼ばれる購買運動が巻き起こったことで知られる。今年のセンバツ高校野球の入場行進曲にも採用されている。

 この安倍首相の発言はネット上で大きな反響を呼び、「令和」などのワードともに「世界に一つだけの花」がトレンド入りを果たした。

 ツイッター上には「平成にSMAPがいて新元号へもSMAPの世界に一つだけの花が受け継がれるってね 」「平成を代表する曲 次代に継ぐ曲 解散しても尚日本を代表するグループSMAP…」「新元号にかけた願いになるとは、夢にも思わんかった。やっぱりSMAPは日本に必要不可欠なんだよ…」「ファン贔屓抜きにしてSMAPってやっぱ凄いな」などと、感激するコメントが大量に投稿されている。

 さらに、「各SNSの名前や、SMAPの世界に一つだけの花を引用するとか、新しい時代にしようって言う感じが物凄く伝わる」「我々がSMAPの想いを伝え続けたことを誇りに思おう。その想いが、日本のトップを動かしたのだから」との声も挙がり、話題を大きく広げている。

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