俳優の桜田通(さくらだ どおり)が主演を務める映画『ラ』が4月5日に全国公開となる。本作は、ミュージシャンを志す一人の青年が出くわした一つの事件の経過を、青春の葛藤の中でもがく姿とともに描いた青春ストーリー。今回は桜田と、本作で脚本も担当した高橋朋広監督に、本作に込めた思いや撮影に向けた思い、そして自身にとっての音楽という存在について語ってもらった。【取材・撮影=桂 伸也】

 本作は高橋監督のオリジナル脚本による作品で、メジャーデビューを目指しながら、あることがきっかけでメンバーが散り散りとなったバンドのボーカリストが夢見てもがき続ける中で、元メンバーからある仕事に誘われたことで事件に巻き込まれ奮闘する物語。「始まり」「生まれ変わり」をテーマに、若者たちが葛藤する姿を描いた。

 キャストには、主人公・岡浜慎平役を桜田、その恋人・加瀬ゆかり役を福田麻由子、慎平のバンド友達で、慎平をある仕事へと誘う黒須彰太役を笠松将が担当と、実力派若手俳優が主要キャラクターを担当、ほかに西田尚美、キンタカオ、ダンカン、佐津川愛美ら個性派俳優陣も名を連ねている。また、本作の音楽はクボナオキが担当、主題歌にはクボが楽曲を制作、SILENT SIRENが演奏する「REBORN」が採用されている。

 高橋監督は2015年に深夜ドラマ『危篤スルー』の脚本、演出を担当し、同年に自主製作映画『それでも、お父さん』でSKIPシティ国際Dシネマ映画祭2015“国際長編部門”にノミネートされ、福岡インディペンデント映画祭で優秀作品賞を受賞し注目を浴びた。2017年には第43回城戸賞で脚本作品『サンタはみんなに殺された。』が最終選考に選出されており、本作は初の劇場公開作品となる。

 一方、早くから俳優としてのキャリアを積んでいる桜田は、ミュージカル『テニスの王子様』で主役、映画『劇場版さらば仮面ライダー電王ファイナル・カウントダウン』での主演などをはじめ様々なドラマ、映画に出演。その傍らで作詞/作曲の特技も持ち合わせ、『Sakura da Festa』と銘打った、毎年おこなわれる自身のファンクラブイベントでは音楽ステージを披露。また昨年出演した映画『EVEN~君に贈る歌~』では、とあるインディーズロックバンドのボーカリスト役として出演、映画に登場したバンドEVENとして実際にメジャーデビューも果たしている。今作ではクボが映画のために書き下ろした楽曲「鼓動」に対し桜田が詞を付け、劇中でバンド演奏としてのステージを披露している。


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