上白石萌音と内澤崇仁(androp)が28日、都内でおこなわれた、映画『L○DK ひとつ屋根の下、「スキ」がふたつ。』(※○は白抜きのハートマーク)の公開記念舞台挨拶に登壇。内澤によるアコースティックギター演奏のもと、上白石が主題歌「ハッピーエンド」を歌い上げた。

 映画は、コミックス累計発行部数1088万部を突破した同名人気少女コミック(講談社「別冊」フレンド・刊)が原作。主題歌「ハッピーエンド」は、andropのフロントマン、内澤が提供した楽曲で、同作で主演を務めた上白石が歌う。

 純白な衣装で登場した上白石。「いつもなら両脇や監督がいらっしゃるので…」と一人での登壇に心細さを感じていると笑み。公開後、反響の声が上白石のもとにも届いているようで、なかでも親と来ていた小学校二年生の子が「葵ちゃんと一緒に住みたいと言っていて。応援してあげたい」と再び笑みをこぼした。

 関西や九州方面での舞台挨拶にも臨んだ。「総じてご飯が美味しかったです。博多の屋台も美味しかったですね。ラーメンを食べて、店主のお母さんとお父さんと仲良くなりましたし、大阪の焼き肉店では隣のサラリーマンと仲良くなったり。私、よく仲良くなれるんですよ。各地に友達ができました」と意外な特技を披露。更に地元の鹿児島での舞台挨拶では感極まったことを明かした。

 その後、楽曲提供した内澤も登壇。「良かった」と安堵する上白石。初めて出演した短編映画で主題歌を担当したのはandropだったとし、内澤は「僕らも初めての映画主題歌で、こうした舞台挨拶を見たあとに楽屋で挨拶したのが初めての出会いでした」と回顧した。

 内澤が上白石に楽曲提供するのは「ストーリーボード」以来二度目だ。二人によれば「ハッピーエンド」は、その時に候補として出された6つの楽曲のうちの一つ。上白石は「(それからの)2年間、忘れられなくて、今回の主題歌の話が来た時にバチーンと来て。2年の片思いが成就しました」。内澤も「その時に歌い入れまでしていたので、時が来るのを考えていました」と2年間大切に温めていたと語った。

 それをベースに、映画を見た上で作品に寄り添うように曲を再構築していったという内澤。なかでも歌詞は難しかったそうで「普段思っている事をこじらせて書きました。でも苦労しました。学生の方も見る、幅広い層が見る映画だと思ったので、最後にかかったときに更に映画が良くなるような思いを届けました」。

 歌詞はレコーディング直前に出来上がったものの上白石は短期間でそれを自分のものにできていたとし、内澤は「ほぼほぼ難しいメロディもすんなり。表現力が高い、歌も上手。いろいろと凄い」と絶賛した。

 この日は、その「ハッピーエンド」を内澤のアコースティックギター演奏のもと、上白石が歌った。「緊張する」と話していた上白石だったが、純白の衣装と同じような澄んだ歌声は、アコギの温もりのある音色と重なり、ピュアで真っ直ぐな歌として響いた。その歌に心打たれ涙ぐむ観客もいた。

 また、同曲が4月5日に配信リリースされることも発表された。内澤は改めて「萌音ちゃんのいろんな挑戦もみられた。そうした作品に楽曲が作れたのは光栄。多くの方に見て頂いて。楽曲を多く聴いてくれたら」。

 上白石は「みんなで頑張って頑張って作った作品はもちろん、その先に内澤さんがこの映画、葵にぴったり曲を作って。この曲に限らず、挿入歌も音楽で彩られた作品。こんな贅沢な機会を頂きまして、皆さん聴いて下さってありがとうございます。曲が愛されるように頑張ります」と語った。

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