EXILEの橘ケンチが8日、社会貢献として活動している『EllesLVMH』の社内イベントに登壇し、集まったLVMHグループの参加者125名に向けてトークイベントを行なった。「LVMH」とはルイ・ヴィトンなど数多くの有名ブランドを傘下に持つ世界最大のファッション業界大手企業体。

 『EllesLVMH』とは、LVMHが2020年までにトップマネジメントを占める女性と男性の割合を50:50にするため、女性をエンパワーメントするグローバルイニシアティブ。毎年3月8日(国際女性デー)に各国で『EllesLVMH』のイベントが開催され、LVMHで働く女性たちのエンパワーメント、女性を応援する男性への啓蒙活動を行っている。また女性活躍だけでなく、ダイバーシティ&インクルージョンの重要性を再確認し、トップマネジメントを含めた社員全員への啓蒙の強化を実施。

 今年日本では、“#Balance for better”(2019年度国際女性デーのスローガン)をベースにプログラムを作成。イベントを通して、参加者が「自分自身が人生のリーダーである」ことを再認識し、LVMHにおけるキャリアディベロップメントだけでなく、人生全体を豊かにするために勇気をもって新たな一歩が踏み出せることを目指していた。

 本イベントは年齢、性別に問わず、LVMHで働く全社員を対象とし、⾃分⾃⾝のキャリアや、⼈⽣全体について振り返り、さらに⾃分の可能性を広げ活躍していくために必要な“バランス”につながるアクションについての対話型ディスカッションが行われた。日本全国に約7,000人の人材を抱えるLVMHグループ。そのホールディングカンパニー、LVMHジャパンの人事責任者であるステファン・ヴォワイエ氏が司会を務め、EXILE / EXILE THE SECONDのパフォーマー・橘ケンチはパネリストとして招待された。

 登壇した橘は、LDH JAPANの創立から、自身がEXILEに加入するまでのストーリーを説明。今では三代目J SOUL BROTHERSや、GENERATIONS、THE RAMPAGEなど数多くの後輩グループが輩出されてきている中で、EXILE / EXILE THE SECONDとして活動している橘は、自らのアーティスト活動や想いを次世代に繋いでいくことが大事だと伝えた。また、セカンドキャリアとして、昨年叙任した『酒サムライ』として日本酒の魅力を伝える活動や、2017年から“本好きな皆さんと一緒に創り上げる書店”というコンセプトのもとスタートした『たちばな書店』プロジェクトに尽力すると述べた。好きなものを追求することで、これまでEXILEを応援してくれたファンに対して、新たな“橘ケンチ像”を提示できるよう、可能性を探っているとのことだ。

LVMH社内イベントの様子

 ステファン氏から「アーティスト活動をする中で最も困難な状況だったのは?」と問われると、橘ケンチは、「現在関わっている様々なプロジェクト活動すべてに全力で向き合うことが理想的ですが、物理的に限りがあります。全てをハイクオリティで進めていくことは簡単ではないと思いますが、その中で一番大事なのは自分が常にフレッシュな気持ちで現場に行って、自分で自分をマネージメントしていくことだと思っています」と、数多くのプロジェクトに携わる橘ケンチならではの視点を語った。

 「もしも魔法を使えたら何をしますか?」との質問を投げられると、「日本人の皆さんが日本人であることを誇りに思えるようになれるといいです」と回答。日本中の酒蔵50~60カ所程を回った体験を踏まえて、「実際に足を運び、お酒を造っている人や各地の飲食店の皆さんと会うと、みなさんが楽しんで取り組んでいるのがわかる」「目の前のことに向き合い、その地でできることを模索しているたくさんの方を見ると、大切な何かを教えられることが多い」と日本の各地方の魅力を語り、「日本人一人ひとりが持っている価値に気づく人が増えていくことで、今より日本に笑顔が増えて楽しく暮らせる国になっていってほしいと願っています」と心境を口にした。

 イベントに参加した橘は「働く女性の方々とお互いの仕事や人生観について語り合えたことはとても嬉しい経験でした。様々な職種の方がいらっしゃいましたが、みなさんが誇りを持ってご自身の仕事に向き合われている姿勢に触れることができて、たくさんの力をいただきました」と振り返り、「日本酒を通して、日本酒を愛する人達と今後も知り合い続け、よりその魅力を発信していくことはもちろん、日本文化全体を体験して自分の体に落とし込んで、体現できる存在になっていきたいと思っています」と今後の展望も明かした。なお、橘ケンチのインスタグラムでは、全国津々浦々を回っている様子がアップされている。

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