板野友美が23日、都内で、11枚目のシングル「すき。ということ」の発売記念イベントをおこなった。この日は、同曲のミュージックビデオ(MV)で共演した塩野瑛久も登場。MV撮影秘話などを明かした。

板野友美

板野友美

 板野の笑顔を象徴するような小春日和。司会者が「まもなく始まりますので…」という言葉を残してステージを去ってから間もなく、板野の代表曲の一つ「ふいに」のイントロが流れ、板野がステージに登場した。

 割れんばかりの歓声が浴びる中でしっとりと歌い始める。影っていたステージにどんどん陽が差していく。その陽を浴びながら歌い進める板野。会場がアミューズメントパーク内ともあって楽曲の世界観を彩らせていた。

板野友美

板野友美

 1曲を歌い終えたところで司会者が登壇。同シングルの説明を始める。表題曲「すき。ということ」を始め、収録の「君。」「イマジネーションゲーム」すべてがタイアップがついている。

 なかでも日中合作映画『徐福~永遠の命を探して』の主題歌でもある「君。」は、「すき。ということ」が「可愛らしい曲」であるのに対し「切ない曲」という板野。聴き所を「映画とリンクしている部分があって、映画を観て頂いた後に聴いて下さったらまた違う感じで聴けると思います」とその多面性を紹介した。

 その「君。」はピアノの調べで始まるバラード。この曲を優しく丁寧に歌い上げていく板野。Aメロ、Bメロでは低音でなぞるように歌い、サビでは感情を一気に吐き出すかのように高音で力強く歌う。そのコントラストに加え、近くで走るジェットコースターの豪快な走行音が曲の情景を作り出していた。

板野友美

板野友美

 歌い終え、改めてトークコーナー。話題は「すき。ということ」。前作に引き続き、作詞を担当した板野は「ピュアでとっても可愛らしく切なく甘いラブソング。今の恋愛観というよりも10代の時のピュアな恋心を歌っているので、恋を忘れた方に思い出してキュンキュンしてほしいし、今恋している人は重ねて聴いてほしい」と語った。

 歌詞については、10代の頃を思い出したり、少女漫画や10代の友人の話からインスパイアを受けたという板野。「昔のことを思い返すのが大変だった」と笑みをこぼした。

 そのMVはドラマ仕立てのストーリーで、恋人と生活する日常を描いている。板野と塩野瑛久や恋人役を演じ、その自然体の演技が「胸キュンする」と反響を呼び、再生数は現在160万回を超えている。ただ本人はこの反響は「予想外です」と驚き。それでも「監督さんや皆でたくさん話して作り上げたので、観てくれた方がたくさんいらして嬉しい」と喜んだ。

 トークはMV撮影秘話に。板野が作詞したことからプランを監督に伝えたものの「それではありきたりだから変えよう」として監督が脚本を作ったという。「ミュージックビデオの裏設定では2年ぐらい交際した2人の日常を描くというもので、交際前のピュアな歌詞とは違うけど、胸キュンシーンが詰まっています」と語った。

塩野瑛久

塩野瑛久

 またこの日は、MVで共演した塩野瑛久が登場。「ずっと知っていて、まさか(板野の)MVに出られるとは思ってもいなかった」という塩野は板野の印象を「最初は緊張していたけど、恋人役ということで衣装選びも2人で並んで、“僕そっちの衣装が好きです”と意見を言って、接しやすい空気を出してくれたので、やりやすかった」とその人柄を称えた。

 一方、塩野の印象を「爽やかなだなと思いました」。塩野とは「歌詞の内容と、MVは台本があるからその間を演じられたらいいねと話し合いました」とし、「(MVで)こだわったのは、歌詞に沿ったトキメキ。ただの日常を描いたものだと面白くない。歌詞に沿ってキュンとしたものを意識して」と述べた。

塩野瑛久、板野友美

塩野瑛久、板野友美

 自身のときめきは「頭をポンポンされること」と語った板野。塩野は「やればよかった!」と後悔したが、もともと台本にはなかったようだ。

 MVではキスシーンもある。板野は「監督のディレクションがあって、朝キスで目覚めるというのはどきまぎしました」と語れば塩野も「どきまぎでしたね。緊張しました」。

 また、シャワーで互いに髪を洗うシーンでは、塩野は「スタッフさんもバタバタしていて、置かれていたものがボディソープ。2人とも洗い合ったけど、髪がギシギシになって。洗いたいけど、指が通らない。板野さんの髪をむしろうものなら皆さんに合わせる顔がない」と語れば、板野も「泡立ちいいなと。流したらパサパサになって」と述べた。

 撮影前日に髪を染めたという2人。ボディソープの洗浄力のせいか洗い流したあと色が抜けて「茶色くなっていた」というハプニングも。このほか、髪を乾かすシーンの裏話も明かした。

 改めて塩野は「素敵な曲になっていますので、MVと一緒に楽しんでもらえたら」と語り、降壇。そのうえで板野が「それでは皆さん、キュンキュンしながら聴いてください」とその曲を歌い上げた。

板野友美

板野友美

 歌い始めると、それまでなかった風がステージに吹き抜けた。心地良いそよ風に髪をなびかせながら歌う板野は清々しく。彼女の歌声を通して観客は思い思いに心をときめかせているようだった。

 なお、リリースイベントは2月24日に埼玉・大宮ステラタウン、3月2日に大阪・もりのみやキューズモール、3月3日に広島駅南口地下広場でおこなわれる。また、6月1日にはマイナビBLITZ赤坂でワンマンライブをおこなう予定。

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