歌手で女優の上野優華が2日、東京・キネマ倶楽部で、全国ツアー『3rd ALBUM Release TOUR「好きな人はあなただった」〔21st BIRTHDAY Special〕』の東京公演を開催。同ツアーは1月23日にリリースした最新アルバム『好きな人はあなただった』を引っ提げ、東京公演を皮切りに23日の地元・徳島club GRINDHOUSE公演まで全国4カ所4公演をおこなう。昨年力を入れてきたと言う、バンド編成での演奏で音源とは違うアレンジなど多彩なステージを展開。また、2月5日は彼女の21回目の誕生日ということもあり、特別な演出でファンとともに誕生日を祝う場面も。上野は「皆さんが歌ってと、言ってくれる限り一生歌い続けます」と歌手活動への強い想いを語り、決意を新たにした。【取材=松尾模糊】

バンドの集大成

 この日は真空ホロウのMIZUKI(Dr)、曽根巧(Gt)、 FoZZtoneの菅野信昭(Ba)、カミナリグモの成瀬篤志[ghoma](Key)、岩永知佳(Piano)のバンド編成。バンドメンバーが入場し会場が暗転した後、「お待たせしましたー!」と白いトップスに赤、ショッキングピンク、ピンクの3色の生地が継ぎはぎとなっているロングスカート姿にヒールの付いた黒いサンダルを履いた上野が中2階の小さなステージから登場。

 「チャンスのタイミング」など爽やかなポップナンバーをステージの端から端まで移動しながら、元気よく歌唱。観客も手拍子などで盛り上がり、序盤からテンションの高いステージで会場のボルテージを上げた。

上野優華

上野優華

 上野は「アルバムをリリースしてツアーなんて初めてなんでドキドキ。今日はたっぷり楽しんで欲しいので皆さんよろしくお願いします」と呼びかけた。

 ピアノサウンドが切なく響く「会いたくない、会いたい」では、しっとりと恋心を歌い上げて大人の表情を見せて観客もその歌声に耳を傾けていた。

 昨年は、数多くのライブを生バンドとともにおこなってきた上野。「ハタチの年には色んなことに挑戦させて頂きました。今まではトラックをバックに歌うことが多かったのですが、この1年はバンド編成でやらせてもらって。その集大成を見せたいと思います」と岩永と成瀬のピアノとキーボードという珍しい編成でアレンジした「だって君のカノジョだもん。」を披露。軽やかな伴奏とともに小気味良い歌声を届けた。

一生歌い続けます

 ライブ中盤に「ハッピーバースデー」の伴奏の中、曽根が誕生日を祝うケーキを持って現れるサプライズ演出がおこなわれた。上野はロウソクの火を吹き消し、「ありがとう! 幸せでーす」と笑顔を見せた。

 そして、「いつもの曲をこのバンドならではのアレンジで」と「星たちのモーメント」を菅野のアップライトベースのサウンドが印象的なジャジーテイストで演奏。さらに「幸せの帰り路」では、跳ねるピアノサウンドをバックに上野が軽やかな歌声を届け、観客からも手拍子が起きて盛り上がった。

上野優華

上野優華

 上野は「20歳の1年はまだ1週間しか経ってないのではないか、と思うほど充実したものでした。ライブをたくさんやって歌がより大切なものになりました。たくさんの方々に会えたのも凄くうれしいことでした。『好きな人はあなただった』でも色んな方に曲を書いてもらって、たくさんの色を付けてもらえました」と昨年を振り返る。

 その上で「皆さんがこんな歌うたってよ、と言ってくれるから歌手としてまだまだ頑張れます。音楽って、BGMになることが多いじゃないですか。私は皆さんの為に歌える歌手になりたい。皆さんの日常をほんの少し彩れる曲になれば嬉しいです。『好きな人はあなただった』もいっぱい聴いてください」と自身の想いを語った。

 ライブ終盤は、シンガーソングライターの奥華子が作詞作曲した「好きな人」など、切ないバラードも情感豊かに歌い上げる姿は歌手としての彼女のポテンシャルの高さを感じさせた。

 アンコールでは、ツアーTシャツ姿で登場。7月7日にデビュー6周年のワンマンライブ「上野優華 Debut 6th Anniversary LIVE ~青春は君と共に!6年目~」を新宿BLAZEで開催することも告知し、歓声が上がった。

上野優華

 最後は「やくそく」などポップなナンバーを、元気よく手拍子をしながら歌唱。観客も手拍子で合わせる一体感のあるステージでツアーの初日を気持ちよく飾った。上野は「今年は1曲でも自分の想いが乗せれるような曲を作曲したい。皆さんが歌ってと、言ってくれる限り一生歌い続けます。これからもよろしくお願いします」とこれからの歌手活動に向けて決意を新たにした。

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