「Precious days」はミルキィへの手紙

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――そして、「Precious days」は爽やかで胸を打つ感動のある曲ですね。これは三森さんご自身で作詞をされていますね。

 この曲は、ミルキィホームズのみんなに向けて書きました。このミニアルバムがリリースされる2月後半の時期のお休みの日、どんなことを思っているだろうか? と考えました。1月28日にミルキィのファイナルライブを迎えて、きっとその時のライブのことやミルキィとしての活動のことを思い返しているだろうと思って。それで、ミルキィホームズへの手紙のようなものにしたいと思いました。

 1コーラス目は、ミルキィのほかの3人に向けて書いていて、2コーラス目は、ミルキアン(ミルキィホームズのファン)のみんなやスタッフさんたちに向けてのメッセージと、ミルキィのライブのMCでメンバーや私が言った言葉を散りばめています。

――ミルキアンは大号泣の1曲ですね。三森さん自身も、レコーディングで泣きそうになりませんでしたか?

 何度も、感極まりました。作詞をした時期は、まだこれからファイナルライブのリハを始めるくらいのタイミングだったので、一人で早くもファイナルモードに入っていた感じです。でもレコーディングのときに泣いたら歌えないから、先に泣いておこうと思って、レコーディングの前に家で一人泣いていました。

――3人には聴かせたのですか?

 まだ聴かせてはいないです。こういう曲を書いているという話はしましたけど、「へぇ~」という感じでした(笑)。「そうなんだ、うれしい」と言ってくれて。存在が近すぎて姉妹のような関係だから、こういう曲を聴かれるのは私もちょっと照れくさいです。もしどこかで聴いてくれたとしても、感想はいらないです。聞くのが恥ずかしすぎるので。「ふ~ん」くらいの感じで聴いてくれればいいです。

――そのときは寂しさもあるんでしょうけど、終わりと始まりをいくつも経験する仕事ですね。

 そうですね。でも終わってみると、すごくスッキリした気持ちでした。やり切った感がすごくありました。ミルキィは活動期間が長かったし、タイミングもここがベストだと思っていたし。いい形でファイナルライブを迎えることができて、すごく良かったと思っています。

 実は『ラブライブ!』のμ'sが単独でファイナルライブを迎えたときも、私が演じた園田海未ちゃんにメッセージを伝えたいと思って、「WONDER FLIGHT」という楽曲を作りました。それもあって、今回はミルキィホームズに向けた曲を作りたかったんです。

――ミルキィホームズのファイナルライブも、湿っぽいものではなかったですし、この曲も決して悲しいとか寂しいという曲ではありませんね。

 ファイナルは、みんなでイエーイ! という感じでしたからね。みんなで完走して、ゴールテープを切ったような感覚でした。もちろん涙するシーンもあって、ステージ上ですごく泣きましたけど、その分すごく笑いました(笑)。

――今後、何かやりたいことはありますか?

 先輩の立場になってきたので、これからの人たちのサポートにも回れたらという気持ちがあります。ミルキィもμ'sも長くやりましたが、その経験を後輩に伝承するチャンスはあまりなかったので。

――三森さんご自身の活動としてはいかがですか?

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 5周年イヤーが終わったら、今まで猛ダッシュで走ってきた分、ちょっとスピードを緩めてインプットする作業をしたいです。アウトプットが多い5年だったので。自分の世界を広げるために、もっといろんなことを吸収する年にできたらと思っています。

 ミルキィがファイナルライブを迎えられたのは私にはすごく大きくて、心の収穫があったと言うか。一段落付けられたことで、いろんなことの整理が付けられて、気持ちの余裕が少しできました。今の間にいろいろなことを考えたり、いろんな舞台やお芝居、映画を観たり、本を読んだりするなどしたいです。今、心がすごく栄養を欲しがっています。

――次の活動を起こすための、エネルギーを蓄えると言うことですね。

 そういう感じですね。その一環で、今ファンのみなさんからのメッセージを、ゆっくり読ませていただいています。ミルキィがファイナルライブを迎えるときに、私のブログのコメント欄を一時的に解放させていただいたら、すごく丁寧な長文で、みなさんすごくたくさん書いてくださって。一人ひとりの思いがすごく溢れていて、それを読ませていただき、自分がどんどん動かされていく感覚がありました。そういうところでも吸収できていると思うので、もっといろいろなものに触れていきたいです。

――今作に際して、ライブはありますか?

 今回は、5大都市でリリースイベントという形でおこないます。ライブは大好きなので、これからもたくさんやりたいです。以前おこなった台湾でのワンマンライブは、会場がライブハウスですごく楽しかったんです。ファンのみなさんとの距離の近さが、今までにない感覚ですごく楽しくて。機会があればまたライブハウスでやってみたいですし、オーケストラライブやアコースティックライブもやってみたいです。

 今後は『少女☆歌劇 レビュースタァライト』の活動もありますし、まだ発表できない予定もたくさんあるので、今年は挑戦の年になりそうです。楽しみにしていてください。

(おわり)


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