少女時代のチェ・スヨンが、映画『デッドエンドの思い出』(2月16日全国公開、名古屋では2月2日先行公開)で主演を務める。同作は、作家の吉本ばなな氏が自身でも「これまでの作品の中で一番好き」と語る短編小説を実写化した映画作品で、日韓合作により制作、一人の女性が恋人に会うために韓国から来日するも、失恋、絶望の中でたどり着いた古民家カフェ&ゲストハウス「エンドポイント」のオーナーや、おせっかいな常連客たちと交流する中で、自分を取り戻していく姿を描く。

 本作でメガホンをとったのは、本作が長編デビューとなる韓国のチェ・ヒョンヨン監督。学生時代に日本文学と映画学を韓国でダブル専攻し、2010年にはあいち国際女性映画祭のワークショップに招待され、円頓寺商店街を舞台にした短編映画『お箸の行進曲』を手掛けており、本作で名古屋での撮影は2度目となる。キャストとして、主人公の韓国人女性・ユミ役をスヨン、「エンドポイント」のオーナー・西山役をBOYS AND MENの田中俊介が演じる。そのほか韓国からはペ・ヌリ、アン・ボヒョン、イ・ジョンミンやBIGBANGのメンバー・SOL(テヤン)の実兄でもあるドン・ヒョンベらが出演、日本からはモデルで女優の平田薫、若杉凩ら個性あふれる役者陣が脇を固めている。

 スヨンは2007年に少女時代のメンバーとして韓国でデビュー。幼少期を日本で過ごした経験から、メンバーの中では最も日本語が堪能で、本作でも流暢な日本語を披露している。現在は音楽活動だけでなく女優業にも力を入れ、韓国のドラマ、映画で幅広い活動を展開している。なお、映画主演は本作が初となる。

 一方、田中はBOYS AND MENのメンバーとして活躍する傍ら、365日必ず映画を1日1本は見るほど映画に対しての愛情が深く、映画やテレビドラマなど、俳優としての活動にも力を注いでいる。近年では『ダブルミンツ』『HiGH&LOW THE MOVIE 2 / END OF SKY』『HiGH&LOW THE MOVIE 3 / FINAL MISSION』『ゼニガタ』『シェアハウス』『恋のクレイジーロード』『スウィート・ビター・キャンディ』など、その活動は多岐にわたる。

 日韓合作による映画作品でスヨンが主演を務めたということでも、非常に興味深いものがある本作だが、また同じダンスボーカルグループのメンバーとして活躍しながら、役者としても活動をおこなう田中との共演など、ほかにも注目のポイントがある。今回はスヨンに、この映画出演に対しての思いや、田中との共演の印象を語ってもらうとともに、自身にとっての音楽という存在、自身の考える“音楽、俳優と二つのことを並行しておこなうことへの意義”などを語ってもらった。【取材=桂 伸也/撮影=冨田味我】

チェ・スヨン

チェ・スヨン

<INDEX>
○大好きな吉本ばなな先生の作品に出演できた感動
○見ている人が共感できるか? を意識して
○音楽は「初恋」。表現という意味では「演技」も「音楽」も同じ
○撮り下ろしカット

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