俳優の永瀬正敏が主演を務める映画『赤い雪』が全国公開されている。今回、脚本と監督を務めた甲斐さやか氏はの脚本は、長編映画デビュー作ながら、その脚本は「10年に1本」と非常に高い評価を得ており、その秀逸な世界観に引き寄せられるように本作品のキャスト陣は終結集結したという。そんな作品の魅力や作品に参加した思いなどを、今回は永瀬に、自身の音楽に対する思いなどとともに語ってもらった。【取材=桂 伸也/撮影=片山 拓】

 同作は、過去に発生した弟の失踪事件を、自身の過ちと思い込み、とがめ続けながら成長した一人の男が、その事件の真相を追い続ける記者との出会いをきっかけに、事件の容疑者の娘と遭遇、不確かだった昔の記憶から衝撃の真実に迫っていく様を描いたサスペンス。脚本、監督を甲斐さやか監督が担当、甲斐監督自身としては長編作品デビューとなった今作は、マラケシュ国際映画祭のコンペティション部門に正式出品がされる。また、映画に使用される音楽はYAS-KAZが担当、ミステリアスな映画の雰囲気をより味わい深いものとしている。

 キャストには、過去の弟の失踪事件で暗い闇を抱えた男性・白川一希役を永瀬、弟を誘拐したとされる容疑者の娘・江藤早百合役を菜葉菜(なはな)、事件の真相を追い2人をめぐり合わせる記者・木立省吾役を井浦新が務める。ほかにも佐藤浩市、夏川結衣、眞島秀和らをはじめ、実力派、個性派が名を連ねている。

 1990年にアメリカのジム・ジャームッシュ監督が手掛けた映画『ミステリー・トレイン』に出演し“ジャームッシュ作品に出演した若手俳優”として注目を浴びた永瀬は、以降俳優として映画を中心に精力的に活躍、近年では2015年の映画『あん』で第7回TAMA映画賞の最優秀男優賞、第37回ヨコハマ映画祭の主演男優賞を受賞するなど、度々に印象的な作品を残している。また一方で俳優としての活躍の傍ら、写真家としての活動も行うなど、多彩な才能を発揮している。

<INDEX>
○セリフで全部語ってしまうのが好きではない
○グレーゾーンの濃度の違いが多少ある部分って、みんなそれぞれ持っていると思う
○音楽って、ワンフレーズでその時の状況が全部蘇る、それってすごいなと思う

永瀬正敏

永瀬正敏

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