ラストアイドルファミリーの阿部菜々実、長月翠、間島和奏、清原梨央、そして声優の小澤亜李、柴田一成監督が27日、都内でおこなわれた、映画『がっこうぐらし!』公開記念舞台挨拶に登壇。映画版で恵飛須沢胡桃役を演じる阿部は、アニメ版で同役声優を務める小澤がその役柄の声で労いをかけれ、涙目で「嬉しい」と喜んだ。

仲が良くなった4人「家族の手前ぐらい」

 映画は、千葉サドルさんによる同名漫画が原作。学園で共同生活を送る女子高生4人が、ゾンビの襲撃に遭い、生き残りをかけ奮闘する様子を描いたサバイバルホラー。

 その女子高生4人、シャベルを愛する胡桃を阿部、ムードメーカーの由紀を長月、リーダー的存在の悠里を間島、クールでしっかりものの美紀を清原がそれぞれ演じる。また、主題歌にはラストアイドル2期生の「愛しか武器がない」が起用されている。

 劇中の制服姿で登壇した4人。映画は既に公開され、舞台挨拶もこの日が最後。この衣装を身にまとうこともなくなることから4人は一様に「寂しい」。公開後は家に持ち帰りたいという清原は「家で着ます」とその使い道を明かした。

 その清原はこの日、地元の愛媛で母が同作を観覧することになっていると明かし「(席は)前から2列目なんですけど、見えにくいんじゃないかと(笑)。ドキドキしていると思う。終わったら長文のメールがくると思う」と笑み。間島も「(自身の)家族は凄く良かったね、と言ってくれて、いろんな方に褒めてくれて安心している」とそれぞれ家族の様子を明かした。

 ラストアイドルファミリーが同作を試写したことは彼女たちのツイッターでも明らかになっている。メンバーの反応について長月は「メンバーは大爆笑だったよね。試写会で凄く笑ってました。(劇中で笑うところは)ないんですけど、真剣なところを笑われている」と表情を緩ませた。

 映画を通して、4人の絆が一層強くなったといい、間島が「無言があっても辛くないぐらい」と言えば、長月は「家族の手前ぐらい」とたとえた。普段はあまりしゃべる方ではない阿部も「4人でいる空間が居心地が良くて」と笑顔を見せた。

アクションは「容赦なく」

 ネタバレを避けてゾンビを“彼”とたとえた4人。その撮影秘話を明かした。“彼”らの印象を清原は「優しくて、彼らの中にアクションもできる人もいるけど、私と阿部ちゃんが倒しまくっていた。空き時間に『どんどん来ていいよ』と気さくかけてくれて。(でもあの格好で)ご飯を食べてました。並んで」。

 間島もその話に乗って「彼らの教室があって」と言えば、長月も「前を通るときに“おおおお”と。彼らも彼らの状態が分からないから覗き込んで『お疲れ様です』と言われるんだけど、怖かったです」と彼らとの思い出を語った。

 その“彼”らとのアクションシーンがあった阿部と清原。監督は「彼らに対してはとにかくバラエティのゾンビみたいにはしないでくれとお願いして。手ををげるのではなく、手を下げて、と。アクションで接するのは2人(阿部と清原)。遠慮せずにと言ったので、キマっていると思います」と称えた。

 その阿部は「当たっちゃうんじゃないかと最初は不安があってけど、それだと強く見えないので容赦なくやりました」と言うと、監督は「本当に痛かったと思うよ」。清原も「『うわーー…』というのはあったと思います」と白熱した演技の様子を明かした。

アニメを参考にした

 この日は、アニメ版で恵飛須沢胡桃の声を演じる小澤が登場。阿部は「本物の声。お会いできて嬉しい」と涙目。その小澤は「阿部さんの足がキレイ過ぎて。第一印象は足がキレイ。それと実写版の説得力の凄さ。学園特有の切なさと健気さも詰まっていました」と称えた。

 また4人は、アニメを参考にしながら役を作っていたことも明かした。

 阿部「自分とかけ離れている性格の子だったので、どうしようかと思う時に、アニメ版を参考にして。演技が違うなと思った時にアニメを見て。(撮影中も)そうでした」

 長月「由紀ちゃんは表情が豊か、にこっと笑ったり、きょとんとする顔は、アニメの顔をみて、どこかにちょろっと入れるようにしました。(鏡を見てやった?)鏡は恥ずかしくて見れませんでした。由紀ちゃんが可愛いので」

 間島「動きやセリフの言い方は勉強させてもらいました。悠里さんは髪をかける仕草が特徴的だなと。でも台本には書かれてなくて、自分がどうにしないといけないと思い、アニメを見れてやりました」

 清原「アニメの美紀くんが可愛い過ぎて。お顔も可愛い。声も透き通って、私はガサガサ。再現するのが難しかった」

 アニメ版を参考にした4人。監督は、原作をそのまま再現するのではなく、実写ならではの要素を考慮して作り上げたという。

小澤亜李の言葉に涙目の阿部

 「アニメだからうまくいっているところと、漫画だからうまくっているところがあって、それを実写にしてだめだなというのは入れませんでした。実写にしても良いなと思うところをやった。実写にそぐわないものをやってもダメ。取捨選択はしました」

 また、小澤は「人生で初めて(ホラー映画を)観ました。大の苦手でして、私の感じ方では(この作品は)は怖らせよと思って書いていない。でもいやらしさがなくて、必要なところにそういうシーンがあって。すんなり見れました」。監督も「それは考えました」と明かした。

 作品を絶賛する小澤が、役柄の声で阿部に「これからも相棒と一緒に頑張ってくれよな」とねぎらった。阿部は「ありがとうございます」と言葉短く感謝を伝えたが、再び目に浮かべた涙からもその感激の様子がうかがいしれた。

 改めて、4人は本作への想いを語った。

 阿部「聖地で小澤さんとお会いできて嬉しかった。色んな人の想いが詰まっているので見てください」

 長月「原作への愛が詰まっています。みなさんの心に少しでも留まってくれたら」

 間島「緊張したけど温かく迎えてくれてありがとう。実写ならではの魅力が伝わるように頑張った」

 清原「原作を大切に映画を作り上げたので、楽しんでくれたら」

 ステージを後にした面々。最後まで笑顔で手を振るなどして、声援に応えていた。

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