シンガーの海蔵亮太が1月23日、メジャー1stアルバム『Communication』をリリース。カラオケ世界大会「KWC」で2016年に男性部門、翌年にはデュエット部門で2連覇を達成。昨年6月に「愛のカタチ」でメジャーデビューし、その歌声で多くの人を魅了した。今作にはクリス・ハートの「I LOVE YOU」やORIGINAL LOVEの「接吻」などカラオケで色々試したというカバー曲にオリジナル3曲を加えた選曲。カバー曲はオリジナルの良さを残しながらも、海蔵の個性を見事に打ち出した聴き応えのある曲に仕上がった。インタビューでは2018年を振り返ってもらい、今作の制作背景、今年の展望など話を聞いた。【取材・撮影=村上順一】

僕の中の音楽とは何だろうなと考えた

海蔵亮太(撮影=村上順一)

――昨年デビューされて半年が経ちましたが、SNSであまり変化を感じていないと呟いてましたね。

 はい。やっぱりまだ半年ほどなのであまり変化は感じていないというのが正直なところです。もしかしたら、性格や価値観が変わるかなとも思ったんですけど、28年間で培ってきたものなので、そう簡単には、といった感じです(笑)。

――性格は変わらないで欲しいです(笑)。でも、歌へ対する思いは変化があったのでは?

 歌に関して言えば毎日変わってる感覚があります。いい意味で変わる時もあれば、ダメな方に変わることもあるんですけど、僕の中では生き物みたいな感覚があります。

――それはメジャーデビューしてからが大きいですか。

 はい。やっぱり歌と向き合う時間が長くなったのが大きいです。それもあって色々と気づくことが増えた気がします。自分の中での歌への比重は大きくなって来ています。

――プロということで責任が以前よりも大きくなりますからね。

 そうですね。確かにデビューして3カ月ぐらいした時に、「自分が表現したい音楽や歌って行きたい音楽とは何なのか」というのを考えた時期がありました。でも、今考えると3カ月ぐらいで、そこを考えても何も出ないだろうなとは思います。

――まだガムシャラにやっていい時期ですよね?

 そうだと思いました。間違った方向に行くかも知れないけど、目の前にあることをキチンとやっていくことが重要なのかなと思います。あとは、自分の意見をしっかりと言っていく、新入社員みたいな感じです(笑)。そういう風に考えられるようになっていい意味で気楽になれました。

――イメージしていたメジャーと違ったとかありました?

 思ったよりバーンと何かが変わるわけではなくて、一歩ずつ階段を登るみたいに意外と地道なんだなと思いました。でも、その大切さというのも改めて気付かされました。

――意外とプロというのは地味なことが多いイメージです。その中で昨年『THEカラオケ★バトル』で優勝されましたが、プロという肩書きがあるのでプレッシャーは以前よりも凄いのでは?

 スタッフからのプレッシャーはありますね(笑)。でも、番組を良いものにしたいという気持ちは一緒なので、要望には出来るだけ応えて行きたいですけど、やっぱり視聴者の皆様はプロという肩書きがあるので、厳しい目で見ているというのは感じています。

――スタッフからの要望はどんなものなんですか。

 曲のリクエストが多いです。この曲はまだ誰も歌ってないから、是非歌って欲しいなどです。

――今作にも収録されているさだまさしさんの「たいせつなひと」は昨年の4月に番組で歌唱されていましたが、これもリクエストだったんですか。

 いえ、これは僕がどうしても歌いたいとお話しして、ゴリ押しさせていただきました(笑)。他の曲はリクエストして頂いた曲だったり、バランスを取らせて頂いています。

――さて、1stアルバム『Communication』が完成しました。なぜこのタイトルにしようと思ったのですか。

 色んな所で歌わせて頂く機会が増えて、改めて自分の音楽というのは聴いてくださる人とのコミュニケーションツールだなというのを強く感じました。僕が楽しく歌っていれば、聴いてくださる人も楽しく感じて、悲しく歌えば悲しく感じてもらえる。歌を通して会話をしているような感覚になれたので、僕の中の音楽とは何だろうなと考えた時に“これはコミュニケーションなんだ”と思いました。それをタイトルにしようと。

――色んな所で歌っている中で出てきたワードなんですね。その歌ってきた中で印象的だったことはありました?

 僕をまだ観たことがない人が、ショッピングモールとかで歌を聴いて立ち止まってくれたりするのを見ると凄く嬉しいです。歌っていて良かったと思うし、そういう人が一人でも多く増えて応援してもらえるように頑張らないといけないなと思いました。

――でも、海蔵さんが歌ってたら立ち止まってしまいますよね。

 そんなことないですよ。忙しそうな人はサーっと行ってしまいますから(笑)。

――その中でいつも来てくれる方というのは、心強いですよね。

 確かに初めての場所でも知ってるお客さんの顔があると、本当にすごく心強いです。

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