今年いっぱいで芸能活動から引退し、プロデュースに専念する滝沢秀明や嵐のメンバーらがジャニーズJr.時代に出演していたバラエティ『8時だJ』が29日、テレビ朝日系で放送された。1998年4月~1999年9月に同局で放送されていた番組で、約20年ぶりに復活。懐かしの映像が流され、当時の秘話も続々と明かされた。

 番組には滝沢や山下智久、生田斗真、風間俊介、長谷川純、嵐や関ジャニ∞のメンバーが出演し、MCを務めていたヒロミも迎えた。

 その中で、同局の人気番組「あいつ今何してる?」のスタイルで「お前まだ覚えてる?」とのコーナーを展開。当時は言えなかった本音がそれぞれの口から明かされた。

 松本潤らと出演していた舞台『Stand by Me』の楽屋では、ケンカが絶えなかったと話した生田。特に松本と喧嘩していたといい、1歳下の生田は「手では敵わない」と受け止め、楽屋に持ち込んでいたゲームにスプレーをかけるという“復讐”をおこなった。

 実際にゲームができなくなり、生田は「すごく悲しんでて、『よし復讐してやった』と思うのと同時にすごい罪悪感。必死にがんばってレベルを上げたゲームを台無しにしてしまって」と悔いがあるようで、松本に対して謝罪した。

 生田の謝罪を聞いた松本は間を取りながら「絶対に許さない」と返答。「レベルを上げた時間は戻ってこないから」と理由を説明すると生田は「背負って生きていきます」と受け止め、スタジオを笑いに誘った。

 関ジャニ∞の丸山隆平と安田章大は、同番組の放送第1回でのエピソードに言及。ハワイで実施したハーフマラソンで、滝沢らメインどころを差し置いて、丸山が1位、安田が2位に入ったことに心を痛めていたことを明かした。

 関西から出てきた中で“爪跡”を残したいとの気持ちが強かったという2人。ワンツーフィニッシュを決めたものの、丸山は「僕の中でちょっと十字架を背負って…」と話し、安田も今なお心にひっかかりを抱えているといい、共演者に対して謝罪した。

 滝沢は「僕らは本気でしたね。本気でしたけど全然追いつかなくて」と当時を思い返し、関ジャニ∞の横山裕は「関西勢からしたら『ちょっとやらかしたな』みたいな。で、しかもマル(丸山)は陸上部やから速いの分かるんですけど、ヤス(安田)はシンプルに根性なんですよ」と説明を加え、スタジオを爆笑に包んでいた。

 さらに、関ジャニ∞の村上信五は滝沢に対して抱いていた感情を告白。同じ年の2人だったが、滝沢がスターダムに駆け上がる中で、16歳当時は知名度に圧倒的な差が生まれていた。

 村上は「タッキーはすごいのは分かってましたよ。Jr.というのが盛り上がってたけど、何かあったらタッキー、歌ってもやれタッキー、バラエティやってもやれタッキー、ドラマやってもやれタッキー、そんなタッキーばっかりなん? って。1回くらいチャンスくれてもいいんちゃう?」との感情を抱えていたという。

 そして、「勝手にライバルにもなってないけど、恨みと嫉妬、妬み、嫉みが」とネガティブ感情があふれ、「めっちゃ嫌いやったもん、タッキー」と告白。当時の番組収録中にも露骨な態度を見せてしまった村上は、滝沢に対して謝罪の言葉を寄せた。

 この村上に滝沢は「僕も分かってましたし、本当に当時、仲悪かったんですよ」と受けた。ただ、その後の番組で2人が世界一周をおこない、「その時に初めて向かい合ったんですね。それで仲良くなって」と村上との関係性について触れた。

 横山は東京のJr.に対するライバル心が強かったことを補足。村上の気持ちにリンクすることを話したが、錦戸亮は「僕ら仲良かったよね、山Pとか」と山下智久らと良い関係を築いていたことを話し、「大阪と東京、仲良しでしたよ。たぶん2人だけ」と村上と横山だけの感情と限定し、爆笑をさらった。

 そして、櫻井翔はヒロミへの強い感謝を口にした。放送当初、「中心、コアにいるメンバーじゃなかったので、ちょっと腐りながら臨んでいるわけですよ」と当時の自身の心境に言及。そうした中、ヒロミが突然、櫻井に話を振った。それをきっかけに話を振られることが増えたという。

 櫻井は指名されたその1回を契機に「もしヒロミさんに指されたらと思いながらひな壇に座るようになりました」と心境に変化が生まれたといい、「チャンスを与えてくださったし、与えてくださったチャンスは自分から掴みに行かなきゃならないって強く思いましたね」と続けた。

 そして、「あの1回で僕はおそらく番組に臨む気持ちも変わりましたし、今僕がここに座れているのもあの1回のおかげかもしれないと思っています」と述べ、言葉に強い感謝を込めた。

 ヒロミは「もともと持っていたものが、たまたまあの時に出ただけで、たぶんみんなそうだもん」と当時を思い返し、櫻井のキャラクターがチャンスを掴んだことを語っていた。

 また、20年前の貴重映像からクイズを出題するコーナー「クイズ! 8時だJ」も実施。その中で、当時の番組放送中に生田がトイレに行ったエピソードを紹介されたが、生田によれば「オイシイから本番中に行け」と滝沢から指示が出ていたという。

 生田は「これは完全に滝沢プロデュースですよ。あの頃からプロデュース気質があったんですよ」と強調し、今後はプロデュースに専念する滝沢の当時から備わっていた才覚を指摘する一幕もあった。

 番組の最後には、病気療養のためジャニーズ事務所を退所した、今井翼がサプライズ登場。滝沢と“タッキー&翼”として歌唱し、20年ぶりとなった“同窓会”を華々しく締めくくった。

 この番組の反響は大きく、ツイッター上には続々と感想が書き込まれ、「みんな本当かっこいい歳の取り方してるし、みんながみんないい関係性なのが本当素敵」「泣いた~ 最高すぎた。 タッキーも翼も ありがとう」「ヒロミさんの偉大さたるや。みんなのお父さんみたいで本当に素敵やなあ」などのコメントが見られている。

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