”海外に通用するガールズグルー プ”を合言葉に結成されたFAKY(フェイキー)が12月19日、シングル「four」 をリリースした。FAKYは昨年6月にミニアルバム『Unwrapped』でメジャーデビューした4人組。20日に東京・恵比寿LIQUIDROOMで開催された『FAKY LIVE 2018 “fo(u)r“』をもって、結成時からのメンバーであったAnnaが女優の道を目指すため卒業。そのため今作はAnnaが参加する4人体制最後の作品となった。20日のライブで新たなメンバーとして元Def WillのHinaとフィリピンで既に知名度が高いTakiの2人が加入し、新生FAKYがスタート。インタビューではテレビ東京系テレビアニメ『ブラッククローバー』第4クールEDテーマ 「four」、木村佳乃主演のテレビ朝日系土曜ナイトドラマ『あなたには渡さない』オープニングテーマ 「Last Petal」のこと、Annaの卒業について、新メンバーのことなど多岐に渡りLil' Fang、Mikako、Akinaの3人に話を聞いた。【取材=村上順一/撮影=冨田味我】

Annaとは離れていても信じ合えている

――Annaさんが卒業されてしまいますが、初めてお話が出た時の心境を聞かせて下さい。(取材日は12月中旬)

Mikako 今年の初めくらいにAnnaが4人で話したいと言ってきました。その時に「私はやっぱり女優の道に進みたい」と話してくれまして。正直、その時は怒りにも似た感情がありました。もちろん以前から女優を目指していたことも知っていましたけど、FAKYを4人でやっていきたいという思いが私は強かったので…。話しを切り出されたあとは、あまり上手く彼女とコミュニケーションも取れなくなっている自分がいました。でも、これじゃダメだなと思って、笑顔で見送りたいと思い、2人切りで会うことにしました。そこで言いたいことは全て出し切って、お互い離れていても一緒に頑張っていこうとなりました。最初は「Annaがいなくなったらどうなるんだろう」という不安がありましたけど、今では離れていても信じ合えている仲なので、頑張っていける自信があります。

Mikako(撮影=冨田味我)

――話し合いが上手くいったんですね。 Lil'さんはどういった心境でしたか。

Lil' Fang 私は喪失感の方が大きかったです。女優を目指していたことは昔から知ってはいたんですけど、やっぱり「女優業とFAKYを一緒にやっていけないのか」という疑問がありました。Akinaがいたり、2人切りの時もありましたが、私は1回では全てを理解できなくて何回も会って話すことにしました。私とAnnaはFAKY結成前からの知り合いで、家族と同じくらいの絆が生まれていたので、最初の言葉だけでは、どうしても受け入れられなかったんです。Annaとは今のFAKY、これからのFAKY、彼女がこれからやりたいことを聞いているうちに、それならば離れた方が良い、その方が「お互い幸せかも」という気持ちになれました。しっかり納得して、今はただただ寂しいだけです。

Lil' Fang(撮影=冨田味我)

Akina 私もLil'の感情に近かったです。彼女の夢は知っていたので...。今は寂しさもありますが、離れているけど、彼女を支えていこうという気持ちの方が強いです。Annaも新しい夢に向かってハッピーにやってほしいなと心から思っています。

Akina(撮影=冨田味我)

Lil' Fang それが彼女にとっても良いことだと、私たちも思えるようになりました。それに私たちも新たなFAKYに向かって進める機会をAnnaが作ってくれたと思います。

――今まさにAnnaさんとのラストライブに向けたリハーサルの真っ最中だと思うんですけど、どんな感じなんですか。

Akina 今さっきまで一緒にリハしてました!

Lil' Fang 何をするにもAnnaとの最後になってしまうんだなという心境です。なぜか卒業を決めたAnnaの方が感傷的になってしまっていて。

Mikako Annaは「寂しい...」ってずっと泣いているんですよ。

Lil' Fang 「four」をリハで歌う時なんかも、歌えないくらい泣いちゃって。

――でも、この曲は今の心境では特に刺さるものがあると思います。Annaさんの卒業について書かれている曲ではないはずなのに。

Lil' Fang そうなんです。それこそ、この卒業の話しがあった1カ月も経たないくらいにこの「four」が上がってきて。まだみんなが卒業について納得出来ていない時にこの歌詞をもらって鳥肌が立ったのを覚えています。その時の心境とリンクして「あっ出会った!」といった感じの曲というのが何曲かあるんですけど、その1位と言っても大げさではない、「four」は運命を感じる曲でした。

――お二人にもそういった曲はありますか。

Mikako あります。もちろん「four」もそういった曲の一つですが、個人的には「Are You Ok?」という曲がそうでした。私たちがいるよ、大丈夫だよというメッセージの曲なんですけど、その時は自分も悩んでいた時で、自分たちの曲で励まされていました。当時は自分自身に歌っていた曲だったんですけど、やっと今は皆さんに向けて歌える曲になりました。どの曲も大切なんですけど、「Are You Ok?」私の中で一番入り込める曲です。

Lil' Fang  Mikakoがまだ上京したばかりの時で。

Mikako 福岡から出て来たばかりで、東京という街に全然慣れなくて、ホームシックにもなってしまって。それもあって「Are You Ok?」はプライベートでも良く聴いていました。

――Akinaさんもそういった曲はありますか。

Akina 最近ライブであまりやっていないんですけど、私は「Afterglow」という曲です。すごくメッセージ性が強い曲なんですけど、この曲が初めてミュージックビデオ(MV)を撮らせていただいた曲ということもあって思い入れがあります。カリフォルニアから日本に引越してきて、この4人で見せられる作品が出来てすごく嬉しかったんです。

―― Lil'さんは今の心境としては「four」が1番で?

Lil' Fang そうです。本当にこんなことがあるのかといった感覚もあります。私たちは自分たちでプロデュースしているところも沢山ありまして、曲に関しては作詞家さんや作曲家さんから頂いたものを、私たちの意見も取り入れて貰いつつ、みんなで作って行くというスタイルなんです。この「four」に関しては歌詞を見た瞬間に「これでお願いします」という感じでした。作詞家さんはもしかしたら、Annaの事情を知っていたんじゃないかと思えるほどの内容だったので。作詞して頂いた伽羅奢さんに尋ねてみたところ、私たちのことをイメージして書いたと話してくれました。その時にこの伽羅奢さんとは繋がるものがあるなと思いました。そして、「four」に続いて書いて頂いたのが「Last Petal」なんです。

――すごく今の皆さんのことを捉えた歌詞になっているなと感じました。

Mikako 私たちの映像も観てくれたようで、そこから感じたものを落とし込んで頂けたみたいなんです。本当に大切な1曲になりました。


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