BEGINのが18日、都内でおこなわれた、映画『母を亡くした時、僕は遺骨を食べたいと思った。』のトーク&ライブイベントに登場。生ライブで「涙そうそう」「私の好きな星」「君の歌はワルツ」の3曲を披露した。このイベントは、LINEライブでも生配信された。

 『母を亡くした時、僕は遺骨を食べたいと思った。』は、漫画家・宮川サトシ氏が実体験をつづったエッセイ漫画を実写化。漫画家志望の主人公と、パワフルな母親との、涙と笑いの交流を描く。主人公・サトシ役を安田顕、母役を倍賞美津子、サトシの恋人・真里役を松下奈緒、父役を石橋蓮司、兄役を村上淳が演じる。主題歌にはBEGINが歌う書き下ろしの楽曲「君の歌はワルツ」が起用されている。

 近年、上地等は東京、島袋優は沖縄、比嘉栄昇は石垣島と、それぞれの住まいからクラウドレコーディングによる音楽制作をおこなっているという3人だが、今回はスタジオでの一発撮り。「本当に、大きいスタジオで撮るというのが、僕たちでは久しぶりだった」と上地は振り返る。

 本作のレコーディングには映画の音楽を担当した大友良英とともに、安田と松下も参加。比嘉は「大友さんが“なんでもいいよ”と楽器を勧めたときに、安田さんはトライアングルを取ったんですけど、実はトライアングルって難しいんです。レコーディングでマイクの音ノリが一番良くて、パーカッションのプレーヤーが一番避ける。でもそれをあえて選んだとき、持っているなと思いました」などと振り返る。

 そんなこともあってか、全員の気持ちは一つになり、レコーディングは一発OK。会心のレコーディングになったことを回想する。

 一方、松下は上地と同じくピアノを担当。上地は島袋から「松下さんと“目が合った”とか言って、デレッデレになってたよね」などとツッコミを入れられ、笑いを誘っていた。

 またこの日は、原作者の宮川氏が飛び入りで参加。今作にBEGINが楽曲提供にて参加することになったときのことを「最初にBEGINさんが主題歌を担当されると聞いたときに、記憶がフラッシュバックをしていまして。BEGINさんがよく出ておられた音楽番組が、うちの母親は大好きでしたし。また、鼻歌で『涙そうそう』をよく歌っていたのを思い出して、それが感激ですごく嬉しかった」と振り返る。

 その話を聞いて、比嘉は「じゃあ『涙そうそう』やってみるか?」と答え、3人でプレー。じっとその歌に耳を傾けていた宮川氏は、「泣いてしまいました」と深く感動した旨をコメント。比嘉も「会えなかったお母さんに会えた感じもある、不思議ですね」と感慨深く語っていた。

 なお、この日はBEGINがリリースした3年ぶりのニューアルバム『PotLuck Songs』についても言及。20作目となる今作は、映画の主題歌「君の歌はワルツ」を含む全11曲すべてがタイアップ曲で構成されている。

 その軌跡を振り返りながら、比嘉は豊年祭の際や座開きなどの音楽の重要性を例として挙げ「この歌を誰が歌ったというのは、どうでもいい、ただ必要とされて脈々と存在し続けている、そういう歌作りができたらいいなと思います」と改めて自身が歌に込めている思いなどを語った。【取材・撮影=桂 伸也】

情報

『母を亡くした時、僕は遺骨を食べたいと思った。』
2019年2月22日(金) 全国順次ロードショー
(c)宮川サトシ/新潮社 (c)2019『母を亡くした時、僕は遺骨を食べたいと思った。』製作委員会
配給:アスミック・エース

BEGIN ニューアルバム『PotLuck Spngs』(ポットラック・ソングス)
発売中/定価:2,593円+税/TECI-1606/全11曲収録

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