京都出身6人組バンドのQyoto(キョウト)が12月19日、3rdシングル「真冬のダイアリー」をリリースする。2ndシングル「It’s all in the game」から約5カ月振りとなる。彼らが今年最後に放つのは青春をテーマにしたナンバーで、8月から11月まで担当していたラジオ番組『QyotoのFM ROCK KIDS』でリスナーから青春エピソードを募集。そのエピソードから歌詞を書き上げたバンド初の試み。インタビューでは10月に開催された『Qyoto road to Qingdom “初めてのワンマンライブ”』のこと、今作「真冬のダイアリー」の制作背景など、フロントマンである中園勇樹(Vo)に話を聞いた。【取材=村上順一】

青春エピソードをもとに制作された「真冬のダイアリー」

「真冬のダイアリー」通常盤ジャケ写

――京都からはるばるありがとうございます。

 新幹線で過ごす時間も楽しいですし、東京には行きたいところがたくさんあるのでむしろ嬉しいです。

――新幹線の中ではどのように過ごしていますか?

 今日は寝ていました(笑)。起きているときは詞を書いていたりすることもあります。景色が変わっていくと考えが巡ってきて、歌詞のアイデアが浮かんでくることが多いんです。

――東京では色んな所に行きましたか?

 仕事で有名な場所には行かせていただきました。でも、プライベートではまだ観光してないですね…。今ならスカイツリーとか定番の所に行ってみたいです。

――高い所はお好きで?

 いえ、高所恐怖症なんです(笑)。でもジェットコースターとかは好きで、なぜか乗りたくなってしまいます(笑)。絶対落ちないというなら安心といいますか。

――特殊ですね(笑)。さて、10月におこなわれた初のワンマンライブはいかがでしたか?

 終わってみたらあっという間でした。ワンマンに向けて色々準備をして、やりたいことが沢山ありました。そのなかでアコースティックコーナーも設けてやらせて頂きました。Qyotoとファンの方々だけの空間というのがなかなか無かったので、今までとは違うステージの感覚とか、感謝の気持ちが凄く出てきて、ワンマンをできた喜びと「また絶対ワンマンをやりたい」という気持ちがライブの最中に出ました。

――ワンマンの前に不安はありましたか?

 ありました。初めてというのもありますし、どんな雰囲気になるのかなと。でも始まってみるとみなさん温かくて。だからこそ、ステージ上で冷静に考えられたり。いつもはステージに立っている時は無心で歌っているんですけど、冷静になれる瞬間もあって。僕は歌っている時に、お客さんの目を見ることが多いんですけど、視線が凄く温かくてそれで落ち着けました。

――ストリートライブの経験が目を見て歌うということに繋がっていたりもしますか。

 ストリートライブをしていた時も、歩いて行く中で止まってくれるお客さんに1秒でも長く聴いていて欲しいからずっと目を見て歌っていました。その癖もちょっとあるのかもしれません。

――「帰らせないぞ」みたいな?

 そうです(笑)。ストリートの経験があると違ってきます。ワンマンの中にアコースティックコーナーで、ギターのTSUCHIYAと2人でカバー曲をやったり、ストリート時代を思い出す瞬間もありました。アコースティックコーナーはもちろんそうなんですけど、ワンマンの中で「Qyotoだからできるコーナー」をこれからも入れていけたらいいなと思います。

――次回のワンマンは2019年1月27日に大阪・北堀江hillsパン工場で『Qyoto road to Qingdom "新春ワンマンSHOW"』が決定しています。"新春ワンマンSHOW"というタイトルが懐かしい感じがしていいですよね。これはどなたが名付けたのでしょう?

 これはメンバーと話している中で"新春ワンマンSHOW"という言葉がポンと出て、「何かそれいいな」みたいになって。噛みそうなタイトルですけど(笑)。

――確かに(笑)。そのワンマンに向けて今メンバーとミーティングを?

 「真冬のダイアリー」をリリースするとなって、今は演奏や歌のクオリティに重点を置いています。それは大前提として保ちつつ、まだこれといった確定していることはないんですけど、前回とは違うことが出来たらなと思っています。

――さて、「真冬のダイアリー」についてですが、ラジオで青春をテーマにエピソードを募集して、歌詞に落とし込んでいったんですよね。

 そうなんです。ラジオ番組『QyotoのFM ROCK KIDS』を8月から担当させて頂いて、その中で11月9日のZepp札幌での30周年アニバーサリーライブの出演が決定した時に、本当に嬉しくてその感謝の気持ち、出させて頂くことへの恩返しができないかなとずっと考えていたんです。その中でリスナーのみなさんと一緒に1曲作れたらいいなとなりました。それで青春エピソードを頂きました。それぞれ色んなエピソードがあって、ハッピーエンドのもあれば歯がゆい感じで終わるエピソードもあって。

――そのエピソードを参考にして。

 はい。色んなエピソードがある中で、バイオリンのHIROKIと歌詞を書いていきました。僕はハッピーエンドでも歯がゆい感じで終わっていても、そこに至るまでの過程に一番青春が見えたので、そこの部分を感情として。2番とかでも、これは恋愛の歌詞ではあるんですけど、まだ先が見えない中で葛藤しているというか、距離感的には「付き合えるのか?」みたいな。歌詞を見れば恋愛ではあるんですけど、青春エピソードを頂いたのも恋愛だけではなかったので、そういう要素も入れたりしながら。HIROKIが1番を書いてくれて。

――今回は歌詞を1番と2番を分ける形で?

 最初は2人共フルコーラス書かせて頂いたんですけど、結果的にはそうなりました。HIROKIが1番で<パウダースノー>など冬が浮かぶワードがあったということもあり、HIROKIの歌詞を1番にしようとなりました。

――中園さんは1番の出だしはどのように書かれていたのですか?

 クラスルームみたいな“学校”をイメージした歌詞でした。それと比較したときに「絶対にHIROKIの方がいい」と僕の中でなって。一気に冬が見える方がいいと思いましたし、イントロも冬の風が吹いている感じをイメージして作ったので、出だしから情景が浮かぶ歌詞がいいなと。

――HIROKIさんの歌詞はファンタジックなところがありますよね。中園さんの歌詞はリアルな部分といいますか。

 今回はそれが顕著に出たという感じがあります。だからこそバランスもとれているのかなと。僕の歌詞は冬の要素があまり出てないですよね(笑)。頭の中ではあったんですけど、それよりも書きたいものがあって、今回はこういった歌詞になりました。


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