シンガーソングライターの奥華子が11月26日、シングル「クリスマスの夜」を配信リリースした。同曲は、奥にとって初のクリスマスバラード曲。今年は「草加市60周年記念アニメ」の主題歌「心が帰る場所」など提供曲を多く手掛けているものの、自身としては2月に配信リリースした「願い」以来のシングルとなる。その制作とは別に、11月に岡山で開催されたフルマラソン大会「おかやまマラソン」に挑戦し完走。その経緯や「クリスマスの夜」に込めた想い、そして来年夏にデビュー15周年イヤーに突入する現在の心境などを聞いた。【取材=長澤智典】

フルマラソンへの挑戦

奥華子(撮影=村上順一)

――すでにデジタル配信中の「クリスマスの夜」ですが、ハイレゾ配信チャートで1位を獲得するなど人気ですね。

 これまで地方のラジオ局でリクエストNo.1などを獲得したことはありましたが、チャート系でNo.1に輝いたのは一度もなかったから、スタッフさんたちと一緒に「1位って素直に嬉しいね」と喜んでいます。

――今回は、奥さんにとって初のクリスマスバラードだそうですね。資料を見て、「えっ、そうなんだ!?」と驚いてしまいました。

 これまでバラードではないクリスマスソングを、しかもアルバム収録曲として形にはしていましたけど、今回のように配信とはいえ、シングルのような扱いでクリスマスのバラード曲を出すのは初めてになります。

――今の季節柄、ピッタリの歌ですからね。

 この時期にリリース出来て良かったなと思います。今回、形にしていなかったら今年のリリースは、年始めに配信リリースした「願い」だけになっていましたからね。というのも、今年の私はフルマラソンに挑戦していたんですよ。

――えっ、フルマラソンですか?

 岡山のラジオ局のパーソナリティさんに、前々から「岡山マラソンを一緒に走りましょうよ」と誘われていたんです。私「絶対に無理です」と言い続けていたにも関わらず、今年はリリースもツアーもなかったので、レコード会社の方などいろんな人たちに巻き込まれる形で「フルマラソンへ挑戦しよう」という話になって、「じゃあ、走ります」となりました(笑)。それから、11月の本番へ向けて7月頃から練習に入ったんですけど。さすがに「今年はフルマラソンへの挑戦だけで終わって良いのか?」という話にもなって。そこから、「クリスマスソングを作ろう」という話に繋がって。

――これまでマラソンへ挑戦したことはあったんですか。

 マラソンどころか、ジョギングさえしていませんでした。だから、フルマラソンは本当に未知の世界で。7月頃から週2、3日のペースで走り始めて、9月にはハーフマラソンに挑戦するまでになれたんですよ。でも、それ以降もハーフマラソンサイズ以上は走ったことがないまま、11月のフルマラソンに挑戦しました。

 結果的に最終関門通過制限時間が6時間という中で、5時間59分というギリギリのタイムで通過し、なんとか完走出来ました。初めての挑戦で、なんとか完走できて良かったなと思っています。これで完走できなかったら、それまでの日々がなんだったんだ…となりますからね。

――完走したことは自信にもなったんじゃないですか。

 自信というよりも、なんだろう…全曲ライブをやったときにも「本当にタフだね」と言われましたけど、またもそのタフさを証明してしまいました(笑)。フルマラソンに挑戦した時は、最後のほうは本当に足が石のように固まってしまって、気持ちとは裏腹に全然足が動きませんでした。最後は体力ではなく、本当に気持ちの問題で。「絶対に完走したい!!」という気持ちだけで乗り越えて。「最後は気持ちなんだなぁ」と改めて実感できた経験でしたね。

――そんなフルマラソンへの挑戦と完走を乗り越えて誕生したのが、「クリスマスの夜」になるわけですね。

 そうです。フルマラソンへの挑戦があったから「クリスマスの夜」が誕生しています(笑)。

――走った翌日は、身体は大丈夫でしたか?

 9月のハーフマラソンの時は、翌日から1週間は筋肉痛で普通に歩けない状態でした。11月のフルマラソンの時には、翌日は筋肉痛でしたけど、3日後には普通に歩けるまでに回復していました。走ったその日に新幹線で岡山から帰って。帰りの新幹線の中で、氷のブロックを2つ購入し、それをずっと膝の上に置いてアイシングしていたのが効いたんだと思います。しっかりアフターケアをすると、こんなにも違うんだというのは実感しましたね。


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