5人組男性ボーカルグループのCOLOR CREATION(略称=カラクリ)が12月9日、東京・渋谷ストリームホールでグループ初の東名阪ツアー『COLOR CREATION “PALETTE TOUR Vol.1”』の東京公演をおこなった。ツアーは11月23日の名古屋RAD HALL、12月2日の大阪・FANJ twice、そしてこの日の東京を加えた3公演をおこなうというもの。チケットはソールドアウトし、追加公演も決定している。この日は来年2月20日にリリースされる新曲「Let it snow ~会いたくて~」やデビュー曲「CANVAS」などアンコール含め全16曲を披露し、オーディエンスをカラクリの歌とパフォーマンスで魅了した。以下にライブの模様をレポートする。【取材=村上順一】

カラクリ史上最高のライブを!

COLOR CREATION(撮影=鈴木恵)

 会場となった渋谷ストリームホールは10月から稼働した新しいホール。天井も高く開放感あるステージ、フロアには多くのオーディエンスがグッズのタオルを肩に掛け、これから始まるライブへの準備は万端といった様子。名古屋、大阪と回ってきた彼らはどのような歌声を響かせてくれるのだろうか。

 開演時刻になると、オープニングVTRが流れライブへの昂揚感をジワジワと高めてくれる。そのVTRに続きステージに5人が登場すると、デビューシングル「CANVAS」のカップリング「Odds & Ends」で幕を開けた。<一つになれ♪>という歌詞を体現するかのように序盤から、アップチューンでライブならではの一体感を作り上げていくカラクリ。続いて、10月24日にリリースされたメジャー2ndシングルからTAKUYAが作詞を担当した「Blue Star」。花言葉に「信じ合う心」や「幸福な愛」という意味を持つ花、ブルースターともリンクしているナンバーで聴かせる。

KAZ(撮影=鈴木恵)

 JUNPEIが「カラクリ史上最高のライブを!」とライブへの意気込みを伝え、インディーズ時代からワンマンライブで披露してきた未発表曲「Friend」を披露。バラードナンバーということもあり、5人の歌声をしっかりと受け止めるかのように聴き入る観客の姿が印象的だった。そして「I’m Here」で、より一層絆を確かめ合うように歌を届けた。<一人じゃ無いから♪>という言葉がそれを感じさせた。

JUNPEI(撮影=鈴木恵)

 ここで、JUNPEIが弾き語りで女性シンガーソングライター・コレサワのカバーで「タバコ」を届ける。今回、グループ初の東名阪ツアーということもあり、初めてのことに挑戦したかったと話すJUNPEI。この日のために一生懸命ギターを練習したことが伝わってくるステージだった。続いて、TAKUYAとYUUTOの2人がステージに登場。YUUTOは「夢を追い続けてきたことで、今ここに立たせてもらっています」と話し、オリジナル曲「シンデレラじゃない僕でも」を歌唱。2人の歌声が絡み合うように、時に繊細に時に力強い歌声を会場に響かせた。

 一旦ここでブレイクタイムといった感じで、ゲームコーナーへ。お題を抽選ボックスから選び、その事柄を相手に伝えていくジェスチャーゲームを2チームに分かれておこなうことに。今回はYUUTOが司会を務め、TAKUYA&RIOSKEチームとKAZ&JUNPEIチームで対決。少々難解なお題もあった中、勝利を手にしたのはKAZ&JUNPEIチーム。負けたTAKUYA&RIOSKEは罰ゲームとして、ハリセンで叩かれることに。チームを代表してTAKUYAが叩かれることになったが、TAKUYAが避けたことでRIOSKEにハリセンがヒットしてしまうハプニング。もう一度叩こうとしたところ、司会のYUUTOが自ら叩かれに行くという、予想できない展開に会場も笑いに包まれた。

もっと大きなPALETTEに皆さんを連れて行きます

 ジェスチャーゲームを終え、このツアーへの軌跡ともいえるVTRが会場に流れる。そこには真剣な眼差しで準備を進める5人の姿があった。再びライブセクションへ。そのVTRでもチラ見せした新曲の「Saturday Night」を披露。ニュージャックスイングを感じさせるグルーヴィーでビートの効いたノリノリのナンバーだ。コール&レスポンスもあり、ライブならではの臨場感で楽しませた。

YUUTO(撮影=鈴木恵)

 更にその盛り上がりを「Party Time」でブーストさせ、再びソロコーナーへ。KAZが登場。14歳のときに歌手を目指し上京し、10年を掛けてここまでたどり着いたKAZの想いが存分に詰まった「One Day」を披露。自身による作詞・作曲ということもあり、並々ならぬ感情がステージから溢れ出していた。

RIOSKE(撮影=鈴木恵)


 
 続いて、カラクリの中でも1、2を争う歌唱力の持ち主RIOSKEは、メンバーからのリクエストでホイットニー・ヒューストンの「I Have Nothing」を熱唱。エナジー漲るRIOSKEの歌声に、この会場にいる誰もが圧倒されていた。それはステージ袖でRIOSKEを見守っていたメンバーも同様だったと歌唱後のMCで語った。

 ライブもとうとう佳境に突入。インディーズ時代の楽曲「One Way Ticket」を普段とは違うバージョンで披露し、タオル回しでフロアが埋め尽くされたアップチューン「Summer Love」とアゲアゲなナンバーでヒートアップ。「Summer Love」の楽曲終盤で見せるアカペラセクションもアクセントとなり、オーディエンスを扇情させていった。

TAKUYA(撮影=鈴木恵)

 本編ラスト曲に行く前にこのツアーへの想いを語ったカラクリ。KAZは「渋谷ストリームホールという“PALETTE”の上に、皆さんという色が全国各地から集まってこのライブは完成したと思っています。みんなが気持ちや時間を割いてここに来てくれたことで僕らはライブをすることが出来ました。本当に感謝しています。日々辛い時や苦しい時、落ち込んだ時、そんなモノクロな気持ちを僕ら5人の歌声でカラフルにして、もっと大きな“PALETTE”の上に皆さんを連れて行くと約束します」と決意を述べ、メジャーデビュー曲「CANVAS」を届けた。力強さと儚さが同居した歌声は、“人生を支えていく”という信念とボーカルグループとしてのアイデンティティを強く打ち出し、壮大なスケール感を持つ同曲を歌い上げ、ステージをあとにした。

 アンコールの声に応え、再びステージにはツアーTシャツに着替えたメンバーが登場。ここで来年2月にリリースされる新曲「Let it snow ~会いたくて~」を披露。冬にピッタリのラブソング、5人によるハーモニーが豊かに響き、その歌声は曲の持つ情景を鮮やかに映し出していた。TAKUYAは「カラクリのライブはしっとりでは終わらせない!」と「Everything Will Be Alright」、「Stand Up!」と躍動感のあるナンバーを立て続けに披露し、『COLOR CREATION “PALETTE TOUR Vol.1”』東京公演の幕は閉じた。

 まだデビューして約半年ほどの彼らだが、ポテンシャルを感じ得ずにはいられないライブだった。バラードからアップチューンまで高レベルで表現できるパフォーマンス力と、MCでのファニーな雰囲気のギャップも魅力的。12月21日の名古屋から始まる追加公演への期待も高まった。

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