ボーカルが加わりパワーアップ

――2017年12月に『EXILE Presents VOCAL BATTLE AUDITION5~夢を持った若者達へ~』の合格者の八木さんと中島さんのお2人がFANTASTICSのボーカルに決定。今年4月から6月までボーカルが加わった夢者修行がおこなわれましたが、夢者修行はいかがでしたか?

中島颯太 FANTASTICSのボーカルになってから、お客さんの前で初めてパフォーマンスするのがこの夢者修行だったんです。今まで人前で歌った経験がほぼなくて、何も分からないままエンターテインメントの世界に飛び込んで。パフォーマーやリーダーに、1から全て教えてもらいました。夢者修行がなければ、今どうなっていたんだろうと思うくらい、いろいろな経験をしました。

八木勇征 ボーカルとして僕たちは初めての夢者修行で、パフォーマーは2回目の夢者修行なんですけど、僕たちがボーカルとしても成長しなきゃいけない夢者修行でもあり、FANTASTICSとしても強くならなきゃいけなくて。(中尾)翔太くん(当時、病気治療のため活動休止中だった)の思いも背負って、全国を回ってパフォーマンスするというテーマもあったので。FANTASTICSとしても、人間としても強くなれた修行だと思いました。

――他のメンバーから見て、ボーカルお2人の様子はいかがでしたか?

世界 ステージ裏ではガチガチで、緊張感が伝わってきました。でも映像を観ると、あまり感じないんですよ。堂々としていて、緊張を表に出さない。さすがボーカリストだなと思いましたね。

――お2人は何回目くらいから手ごたえを感じられましたか?

中島颯太 何回ステージに立っても緊張していたんですけど、毎回反省会があって。「次の公演はこうしよう」とひとつ一つ課題を意識できたのは良かったと思います。これが全員初めての経験だと、みんな自分のことになると思うんですけど、僕たち2人だけが初めてで、全部教えて頂ける環境もあったので、すごくやりやすかったです。

八木勇征 ようやく形になったな、と思ったのが、本当にファイナル公演でした。アンコールのときに翔太くんとテレビ電話をして、そこで翔太くんが「頑張ってね」と言ってくれて。僕は初めて自分の思いをフルで出せて歌えましたし、パワー、エネルギーというのは、そこで一番出せたんじゃないかと思います。今の映像を見直しても、この夢者修行の中で自分の思いを乗せることができ、ようやくFANTASTICSのエネルギーを出せたのかな、と思いました。

――ほかのメンバーから見た2人のキャラクターは?

佐藤大樹 勇征はパワフルですね。昔、トレーナーをやっていて、体を鍛えていたというのもありますし。今はものすごくストイックに毎日練習しているので。これから一緒にデビューして、5年、10年と積み重ねていくときに、とても楽しみな、期待のできるボーカルだと思います。颯太に関しては、やっぱり関西の血があるので、エンターテインメント性が長けていますし、何よりもチャレンジ精神がすごく、前へ出る勇気もあります。ボーカル2人ともそうなんですけど、メンタルは非常に強いと思います。どんな壁でも乗り越えられるようなボーカリストに育っていくんだろうなと思っています。

――ボーカルが入ることによって、何が一番変わりましたか?

佐藤大樹 もともとボーカリストを入れたいと思ったきっかけは、歌にのせて歌詞の意味を表現したいとか、パフォーマーだけでは限界のある表現方法の幅を広げたいという理由からなんです。「OVER DRIVE」は夢者修行でも結構やっていたんですけど、僕たちも踊っている時に、ダンスワークではできない気持ちの込め方や乗せ方がすごく勉強になったと思います。そして「いつここに翔太が帰ってきてもいいように」というテーマのもとにやった夢者修行でもあったので、翔太のことも思いながら、ステージにいるイメージで全員が踊っていました。そういう意味では、歌詞や「OVER DRIVE」というタイトルに込められた思いは、全員意思統一があって。それができたのは、2人が加わって一番良かったなと思うところです。あとはバラードだったりで、お客さんをロックする力はダンスだけではなかなか難しくて。2人の歌で泣いているお客さんがいるのを見ると、ボーカリストの力は偉大だな、と思いました。

――「OVER DRIVE」は、グループの勢いを体感できるダンスチューンですが、歌う立場のボーカルから見て特に気に入っているフレーズはありますか。

中島颯太 特に前向きな歌詞が印象的で、2番の<この旅の先に待つ約束を叶えに行こう>というのは、今FANTASTICSが思っている夢だったり、みんなが叶えたい約束に全員で向かって行こう、という前向きな意思があります。そういう歌詞がたくさんある曲なんです。すごく疾走感のあるダンスチューンなんですけど、歌詞にも注目してもらいたいなと思っています。

八木勇征 <たった一つの夢を君と叶えたいから>という部分に揺るがない決意をすごく感じました。そこは僕が歌っている部分でもあるんですけど、意識して歌うようにしています。

――振付はどのようにして作っていったのですか?

佐藤大樹 Aメロ、Bメロは翔太が「振り付けたい」と言って彼が担当しました。基本的な部分は世界さんが監修しています。

世界 基本1人で考えて、みんなの顔を見ながら作っていくことが多いんです。「OVER DRIVE」はFANTASTICSの王道を表現する曲かなと思っています。最初はもっと立ち位置を動かしたり、ソロの部分があってもいいかなと思っていたんですけど、それよりFANTASTICSの自己紹介的な曲なので、9人でドン! というのを見せるべきかと考えて。だから、それほど立ち位置は変えず、いわゆる2ボーカル、7パフォーマーの王道の形を作るようには意識しました。

――翔太さんとはどんなお話をしましたか。

世界 みんなメンバーのことを信頼しきっているので、特に「こうした方がいいんじゃない?」というのは言わずに、翔太が作ってきたものをみんなが味付けしていったり、翔太自身が「こういう感じだったら、もっとこうした方がいい」と思って変えたりとか、臨機応変にそれぞれが対応していった感じでした。みんなが踊って、ようやく完成する振付だと思うので、1人だけではつけられない振りだと思います。

――パフォーマーの皆さん、それぞれ「ここを見て欲しい」というポイントはありますか。

瀬口黎弥 間奏の部分はぜひ、注目して頂ければと思います。FANTASTICSはパフォーマー集団というのも大切にしていこうという思いもあり、パフォーマーのみで踊る部分もあるので。サビの部分は基本的には真似できない難しいダンスではあるんですけど、サビの駆け上がっていくところでは、お客さんも一緒に動いて「OVER DRIVE」を楽しんでもらえると思います。

木村慧人 歌詞にも<想像を超えてみせたい 衝撃的展開へ>とありますが、そのとおりで。本当に観ている方に、衝撃的な想像を超えるようなパフォーマンスを僕たちも心がけて、これからもやっていきたいと思います。そういった勢いのあるパフォーマンスに注目して頂きたいです。

世界 びっくりした。お客さんに衝撃的な展開を求めるのかと思った(笑)。

木村慧人 いえいえ(笑)。

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