男女6人組のパフォーマンスグループAAA(トリプル・エー)が11月24日に、グループ2度目となる4大ドームツアー『AAA DOME TOUR 2018 COLOR A LIFE』のファイナル公演をおこなった。ツアーは8月29日にリリースされた6人体制となってからは初となるアルバム『COLOR A LIFE』を引っ提げて、9月1日の東京ドームを皮切りに福岡ヤフオク!ドームまで9公演をおこなうというもの。『COLOR A LIFE』の楽曲を中心に「PARTY IT UP」やメドレーとアンコール含め全25曲を熱演。ツアー初日となった東京ドーム公演の模様を以下にレポートする。【取材=村上順一/撮影=川田洋司 (mosa inc.), 小境勝己, 佐藤薫】

初日の緊張感ってスゴイ

AAA(写真は大阪公演のもの)

  ツアー初日となった東京は、ぽつりぽつりと小雨が降るなかでの公演となった。開演時刻になると大歓声が響く中、ライブへの昂揚感を煽るオープニング映像に続き、ステージ奥から白い衣装で統一した6人がステージに登場し「No Way Back」で幕は開けた。大人の夏を感じさせ、体を揺さぶり掛けるビートに乗って、早くも可動式ステージでドーム中央に。オーディエンスの持つペンライトが様々なカラーに変化しライブを盛り立て、80'sのフレーバーを醸し出した「Flavor of kiss」へ。さらにステージは移動し、ドーム最深部まで6人の華やかなパフォーマンスを届けに行く。久しぶりの披露となった「Still Love You」に続いて披露されたのは、ストーリーを感じさせる振り付けが印象的な「C.O.L」。6人の仲の良さが表れているかのような温かい気持ちにさせてくれるパフォーマンスで魅了した。

 ここでメンバーひとり一人をフィーチャーした映像がスクリーンに。内容は“超能力リング”を使って異性にアプローチしていくというもの。映像が終了すると日高光啓の畳み掛ける鋭いラップがドームに響き渡った。オーディエンスとの「YEAH!」のコール&レスポンスでライブならではの一体感を強くしていく。そして、スクリーンに西島隆弘、宇野実彩子、浦田直也、日高の姿が映し出され、ドーム最深部からサプライズ登場し届けられたのは、ニューアルバムから「Gotta Love Me」。しばし最深部でパフォーマンスし4人は設置されたピンクのオープンカーに乗りステージ中央まで移動。その後、日高と西島によるラップなど見どころの多いナンバーで魅了した。

 そして、末吉秀太と與 真司郎も合流し、多幸感に満ちたナンバー「Kiss The Sky」、続いて、日高が「声を出して行こうぜ!」と投げかけ「Love Is In The Air」と躍動するナンバーでオーディエンスを扇情していく。「Beat Together」では、可動式ミニステージで3人ずつに分かれてのパフォーマンス。伸びやかな歌声を響かせながら、ドームの中を移動し、後方のステージで再び6人が合流。「一緒にハートを作ろうぜ!」と「LOVER」を届けた。再び可動式ミニステージで移動しながらのパフォーマンスは、ドームという巨大な会場の大きさを感じさせない、どの場所にいても同じ感動を与え、ドームの隅々まで愛を届けてくれた。

 浦田は「初日の緊張感ってスゴイですね」とこの日初めてのMCへ。13年を迎えるAAAのことについてなど様々な話で盛り上がった。MCに続いて、與と末吉の2人による「First Name」をメインステージで披露。グルーヴィーなEDMナンバーに乗って、エモーショナルな歌と見事にシンクロしたダンスで魅了。そして、日高のソロからスタートした「Believe own way」。日高に続くように続々とメンバーがステージに姿を見せる。続いてミディアムナンバーの「ぼくの憂鬱と不機嫌な彼女」では情感を込め、丁寧に歌い上げる。青紫に染まる会場は幻想的で美しい空間を作り上げた。そして、ステージが上昇するなか届けられたのは「Tomorrow」。優しく語りかけるように、しっとりと歌声を紡ぐ6人。

「上の方まで行けなくてゴメンね」

AAA(写真は大阪公演のもの)

 超能力リングが使用できなくなるというストーリーの映像が流れ、西島のきっかけでステージから炎が上がり「MAGIC」をパフォーマンス。後半戦に突入しテンションが上がるナンバーを立て続けに披露。「SHOUT & SHAKE」では心の叫びとも言える声を上げて一体感を強め、アグレシッブな「GAME OVER?」では6人はステージ上で自由にパフォーマンスしながら、オーディエンスを煽っていく。「まだまだいけるか!」の声から特効の爆発音で勢い付けた「PARTY IT UP」でボルテージはマックスに。本編ラストはニューアルバムからのリード曲「DEJAVU」。カラフルな炎が上がる演出と「DEJAVU」の“V”をモチーフにしたキャッチーなダンスも印象的に楽曲を彩り、常に高いテンションで本編を終了した。

 アンコールに応え、再びステージに6人が登場。叙情的な世界観を打ち出した「恋音と雨空」でアンコールはスタート。桜色のライティングに情緒溢れる桜の映像がより楽曲を押し上げていく。オーディエンスの桜色のペンライトは揺れる花びらのよう。

 MCでは8月にテレビ朝日系『ミュージックステーション』に出演した時の話や、宇野が楽屋でメンバーにいじられる問題など、メンバーの仲の良さが垣間見えるゆるいトークで盛り上がった。 “デジャブ”の合図で記念撮影をおこない、浦田の「まだまだ踊れますか?」と投げかけ、「Jamboree!!」、トロッコに乗って「逢いたい理由」とメドレーで届けていく。ボールを客席へ投げ入れ、オーディエンスに感謝を伝えながらゆっくりとドームを周っていく。「Yell」に続いてタオル回しで盛り上がるナンバー「ハリケーン・リリ、ボストン・マリ」へ。「上の方まで行けなくてゴメンね」と、トロッコからドームの隅々まで手を振り感謝を伝える6人。

 ラストは昨年のドームで初披露された親指と小指でLの形を作り、顔のそばで揺らす“Lダンス”が印象的な「LIFE」。日高が宇野を後ろからハグし、頭をポンポンと優しく叩く仕草に会場から歓声が湧いた。金銀のテープがキラキラとドームに舞い上がるなか、ライブは大団円を迎えた。浦田は「これからも力を合わせてやっていくので宜しくお願い致します」と宣言し、最後は全員で生声で感謝を伝え『AAA DOME TOUR 2018 COLOR A LIFE』初日公演の幕は閉じた。