YOSHIKIが15日、東京国際フォーラム ホールAで、クラシックコンサート『YOSHIKI CLASSICAL 2018 ~紫に染まった夜~YOSHIKI with Philharmonic Orchestra』を開催。HYDEがゲストで登場し、YOSHIKI feat. HYDEとして「Red Swan」を披露した。また、この日、NHK紅白歌合戦への初出場をファンに生報告した。

 二部構成の第二部。「子供の頃、KISSやクイーンを聴いてロックの道に進んだ」と紹介して「BOHEMIAN RHAPSODY」を披露。「子供の時に好きだったアーティストと共演できるのは嬉しいですね。最近はX JAPANが好きでこの道に進んだと、ミュージシャンから言われることもあって、年も感じるけど、影響を受けて、そして与えて音楽がバトンタッチしてくのは良いですね」と思いを明かしてから「新曲やりますか」。

 ピアノの前の椅子にそっと腰を掛けると、音色を奏で始める。その瞬間、ステージは赤く染まる。優しい旋律に乗り、ゆっくりとした足取りで、ステージ上手からHYDEが登場した。

 曲は、NHK総合アニメ『進撃の巨人 Season3」のオープニングテーマ「Red Swan」。美しい音色にHYDEの優しい歌声が並奏する。演奏するYOSHIKIを見つめるHYDE。曲も終盤に向けてダイナミックになっていき、HYDEの歌声にも力が入っていく、感情は次第に歌声だけでなく身振りにも表れ、解き放っていく。演奏を終えると割れんばかりの拍手が彼らを迎えた。

 演奏を笑みを浮かべるYOSHIKI。「ありがとう」とHYDEに近寄り、抱き合う。HYDEも「光栄です」と称えた。

 このコンサートのために前日帰国したというHYDEは「独特の緊張感があった」とフルオケでの共演を振り返ると「歌っているなか、ふと見るとYOSHIKIさんの美しい顔があって。優しいオーラと独特の緊張感。音楽人生のなかでもなかなか頂いけない感覚で、光栄です」と改めて称えた。

 そのなかで、YOSHIKIは「日本のロックやJ-POPは面白い。でも点になって世界に来るからそれを線でやって波が起こせないかと思っていた。いつかはHYDEさんとできたらいいなと思っていたら、この楽曲で実現して」とその思いを口にした。

 前日は、NHK紅白歌合戦にYOSHIKI feat. HYDEとして初出場することが決まり、その会見に出席したYOSHIKI。改めて、ファンに生報告すると「僕らはベテランの方かなと思ったけど、初出場ということで…新鮮」と照れ笑い。

 会見の様子をニュースで知ったというHYDEは、YOSHIKIが口にした「度肝を抜く企画」に「度肝を抜く、と。何も聞かされていないからどうなるんだろう」と述べると、YOSHIKIは「いろんなアイデアが浮かんできて言ってしまった」と明かした。

 また、紅白の会見では「緊張する」と語っていたYOSHIKI。その真意について「緊張感が凄くて、皆が緊張しているから」と会見場の空気感に影響をされたことを明かした。

 話題は「RED SWAN」に。HYDEは「どういう曲になるのかなと思っていたら、綺麗な旋律で、こうきたか、と。歌い続けていくと深みが増して、最近は歌っていて泣きそうになるぐらい。歌詞に込めた思いが伝わってきて」と語ると、YOSHIKIは「俺も今(演奏中に)泣きそうになって、そう言ってもらえてうれしい。素晴らしい命を与えてくれてありがとう」と再び抱擁した。

 そして、YOSHIKIは「いつも素晴らしいボーカリストに恵まれて、Toshlは4歳の頃からだし、LUNA SEAの(河村)隆一も、GLAYのTERUもそう。素晴らしいボーカリストに恵まれて本当に幸せ。きょうはHYDEも。刺激し合って海外にいけたらな」と感慨に触れた。

 この日は、HIDEやTAIJI、父、X JAPAN、自身の手術について、途中涙ながら思いを明かす場面もあった。そのなかで「乗り越えられない試練はないと思う。昔は破滅の美学だったけど、今は継続の美学を大事にしている。これからも素敵な音楽を届けるように、少しでもみんなの力になれるように。だから一緒に頑張ろう」とメッセージを送った。

 半生を振り返りながら「KURENAI」や「FOREVER LOVE」など全21曲を披露。美しい旋律にダイナミックな演奏。突き抜けるような圧巻のボーカル、バレエの演出などもあり、改めて曲の力を感じさせる一夜となった。

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