今年大みそかに放送される第69回NHK紅白歌合戦の出場者発表会見が14日、東京・渋谷の同局でおこなわれた。

 今年は、紅・白組それぞれ21組、特別企画1組の計43組の出場者が決定。更に企画コーナーとして2組が出場する。

 返り咲きでは、紅組が、デビュー20周年のaikoが5年ぶり、松任谷由実が7年ぶり、MISIAが3年ぶり、先日活動再開したいきものがかりも2年ぶり。白組は、DA PUMPが16年ぶりとなった。

 初出場では、紅組ではあいみょん、DAOKO、白組ではKing & Prince、Suchmos、純烈、YOSHIKI feat. HYDE。特別企画として椎名林檎と出場することが決まった宮本浩次はソロでは初となった。

 一方、出場が期待されながらも出場者の名前になかったのは、BTS(防弾少年団)やTOKIO、米津玄師など。

 BTSは、原爆Tシャツなどの問題で動向が注目されていた。また、TOKIOを巡っては元メンバーの山口達也氏の不祥事が今年あり、山口氏は事務所との契約は解除、現在は4人で活動中だ。

 こうした選考基準について、NHK制作局エンターテインメント番組部・チーフプロデューサーの渋谷義人氏は「今年の活躍、世論の支持、番組の企画・演出、この3点を中心に様々なデータを参考資料として検討した上で総合的に判断した」と説明。

 BTSやTOKIOはこれらの問題が落選に影響しているかという点については「これら3点に基づいて評価した。(出演を)お願いした理由はあり、お願いしなかった理由はこれら3点に尽きる」という説明に徹した。

 一方、米津玄師については出場者リストにはなかったが、昨年「DAOKO×米津玄師」名義で大ヒットした「打上花火」のDAOKOが初出場を決めている。米津玄師のサプライズ出場も期待される。

 渋谷氏は「今後、視聴者から要望が多いアーティストについては出場に向けて検討することはある。しかし、これらも含めて交渉事なので具体的なことは言えない」と含みを持たせた。

 以下は、発表資料に記載されていた、紅白の選考にあたっての基準。

選考基準

 <1>今年の活躍<2>世論の支持<3>番組の企画・演出――、以上3点を中心に以下のデータを参考資料として検討のうえで総合的に判断。

 ▽今年の活躍
 A)CD・カセット・DVD・Blu-rayの売上
 B)インターネットでのダウンロード・ストリーミング・ミュージックビデオ再生回数・SNS等についての調査
 C)有線・カラオケのリクエスト等についての調査
 D)「NHKのど自慢」の予選出場者の曲目

 ▽世論の支持
 E)7歳以上の全国2500人を対象にNHKがおこなった「ランダムデジットダイヤリング」方式による世論調査
 (質問は「紅白に出場してほしい歌手男女各3組」)
 F)7歳以上の全国8000人を対象にNHKがおこなったウェブアンケート調査の結果
 (質問は「紅白に出場してほしい歌手男女各3組」)

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