NGT48が9月15日、東京・日本武道館でリリースイベント『新章!NGT48宣言!! ~世界の人よ、共に歌おう~』をおこなった。10月3日にリリースされる4thシングル「世界の人へ」の発売を記念しおこなうというもの。イベント前半は新曲「世界の人へ」やそのカップリング曲「Soft Serve」など初披露を含む13曲を熱演。後半はお笑いコンビのロッチの2人を招き冠番組『NGT48のにいがったフレンド!』の企画で「ジェスチャーゲーム」や「へぎそばリレー対決」で盛り上がった。NGT48の第2章の幕開けとも言えるリリースイベントのもようを以下にレポートする。【取材=村上順一】

本当に本当に夢のようです

荻野由佳(撮影=藤川一輝)

 この日は雨が降っていたが、多くのファンが九段下の駅から日本武道館へ続く坂道をゆっくりと登っていく姿が確認できる。武道館は約8000人のオーディエンスがこれから始まるイベントに期待感を抱きながら開演を待ちわびていた。そして、荻野由佳による影アナウンスが流れ、「ここからNGT48の第2章が始まります!」という熱いアナウンスに会場からも歓声が上がった。間もなくして会場が暗転。昂揚感を煽る「OVERTURE」で早くもオーディエンスをひとつにし、メンバーがステージに登場。2ndシングル「世界はどこまで青空なのか?」のカップリング曲である「ナニカガイル」で幕開け。フルメンバーによるダイナミックなパフォーマンスで、テンションマックスの盛り上がりを見せた。

 続いて、Team NIIIで「やさしさに甘えられない」ではリズムに合わせての掛け声でヒートアップ。そして、「次はTeam Gです! 盛り上がっていきましょう!!」とラテンのグルーヴが心地よい「逆上がり」、再びフルメンバーで初オリジナル楽曲の「Max とき 315号」と序盤からNGT48の魅力が存分に詰まったパフォーマンスで武道館を席巻。

 柏木由紀は「武道館でのリリイベはAKB48でもやったことがないので、さすがNGT48だなと思いましたし、私は安定の雨女を発揮しました! 巷ではこれを恵みの雨と呼んでおります」とコメント。荻野は「武道館でリリースイベントが出来るとは思っていなかったので、人数も多くなって、パワーアップしたNGT48で武道館に立てることが本当に本当に夢のようです」とこのステージに立てる喜びを表した。

 ここから初披露となる新曲「世界の人へ」のカップリングとして収録されている新潟SHOW ROOM選抜によるナンバー「Soft Serve」を届けた。センターを務めるのは中井りか。ソフトクリームのビニールグッズやバランスボールなど道具を使ったパフォーマンスで楽しませ、続いては、にいがったフレンド!選抜による「泣きべそかくまで」。ここでちょっとしたハプニング?が。冠番組である『NGT48のにいがったフレンド!』のキャプテンを務める菅原りこがステージに乱入。選抜に選ばれていない菅原の登場により一旦曲を止めた。一悶着あったがこの曲でセンターを務める清司麗菜が「私がセンターだよ!」と一蹴し、曲へ突入。

 そして、Team NIIIでセンターをキャプテンの加藤美南がつとめる「心に太陽」では、まさに太陽の如くキラキラとした笑顔を振りまきながら、武道館を包み込んだ。続いて、センターをキャプテンの本間日陽がつとめるTeam Gの「カーテンの柄」は、今までのNGT48のイメージとは違ったシリアスなナンバー。無感情なロボットを彷彿とさせる動きやクールなサウンドで印象づけた。

 研究生21人によるミディアムナンバー「今日は負けでもいい」を披露。どこか切なさを感じさせる応援歌は、一生懸命さが伝わってくるパフォーマンスだった。センターの安藤千伽奈は今日のイベントここまでの感想を「すごいサイリウムに感動しました。振りで、るん(羽切瑠菜)ちゃんと目があった時にホッとして、21人いるんだと思って嬉しかった」と話した。

メンバー43人全員で「世界の人へ」を披露

NGT48(撮影=藤川一輝)

 そして、「皆さんそろそろあの曲を聴きたくありませんか? でもまだ披露しません」と新曲披露を煽る少し意地悪な振りから、ライブは後半戦へ突入。ここからはメジャーでリリースされたシングル「青春時計」「世界はどこまで青空なのか?」「春はどこまで来るのか?」の3曲を立て続けに披露しラストスパート。

 ラストは10月3日にリリースされる表題曲「世界の人へ」を初披露。このシングルの衣装にチェンジし、スピッカート奏法での躍動感のあるストリングスが昂揚感を煽るイントロから、<世の中そんなに捨てたもんじゃないんだ♪>と希望を歌とダンスに込めて、全身全霊でパフォーマンス。荻野はパフォーマンス終了後「メッセージ性があって、愛のある曲になりました」と楽曲についてコメントし、ライブコーナーは大団円を迎えた。

 ライブコーナーに続いて、お笑いコンビのロッチのコカドケンタロウと中岡創一の2人を司会に招き、冠番組『NGT48のにいがったフレンド!』の企画としてチーム対抗のゲーム対決をおこなった。メンバーはジャージ姿で登場。1回戦はジェスチャーゲームで、ボックスに入った数人の動きを他のメンバーが見て当てるというもの。日下部愛菜のトリッキーな動きはオーディエンスを楽しませた。転換作業中にはロッチの2人がまだ初々しさのある研究生をいじり、個性的な新メンバーの自己紹介などで盛り上がった。

 ジェスチャー対決は引き分けに終わり、決着は次の「へぎそばリレー」に委ねられた。競技は、足ツボシートと平均台の障害物の中間に設置されたそばを食してから、そばつゆの入った器をバトン代わりにリレーしていくというもの。メンバー全員ですべてを食べ切り、先にゴールした方が勝利チームとなる。早速競技はスタート。中井りかなど足ツボシートに腰が引けるメンバーもいる中、特盛のそばをメンバーが少しずつ食べながらデッドヒートを繰り広げた。勝負の行方はアンカーのTeam NIIIの山田野絵とTeam Gの村雲颯香の2人に委ねられた。大食いの村雲の見事な食べっぷりに歓声が上がるも、僅差で山田がゴールしTeam NIIIが勝利。優勝チーム特典である『NGT48のにいがったフレンド!』のロケに優先的に出演できるという権利を勝ち取った。最後はNGT48のメンバー43人全員で「世界の人へ」をジャージ姿で届け、初武道館でのリリイベの幕は閉じた。

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