“純平”に似ている野村、“みんなの知らない”面がある柳

――撮影を通してみていかがでしょう? 柳さんの視点では野村さんは“純平に似ている”という感じはありましたかね?

柳ゆり菜 それはありました。野村さんの内面にある人を引き付ける魅力って、すごく純平に通じるなと思っていて。最初に台本をもらった段階で「これは、まさしく野村さんだよね!?」と思ったくらいでした。

――まさに当て書きをしているんじゃないか、という感じで?

柳ゆり菜 本当にそう思えるくらい。今回の撮影までまだお会いしたこともなかったですし、それほど野村さんのことを知ってはいなかったけど、野村さんが持つものと順平が持つものって、きっと何か一緒なんじゃないかと感じました。だから多分、もし他の人がこの純平を演じたら、違うものになったんじゃないかと。だから私は野村さんの“純平”で良かったなと思っています。芯がすごく通っている、周りと走るスピードが違う感じ、というか。でもそれが鼻につく感じじゃなくて、みんなが見ずにはいられなくなる感じなんです。

柳ゆり菜

柳ゆり菜

――自然に野村さんの速さに合わせてしまう感じ?

柳ゆり菜 そうです。なんかそのスピードに合わせて、こっちもスピードが上がっちゃう感じ。独特の人生の走り方をしている人だなと思うし、それが何か純平に通じると思えるところはあります。

――逆に野村さんから見て柳さんの印象はいかがでしょう?

野村周平 何か…“内なる自分”がいそうだよね?

柳ゆり菜 おっ?(笑)

野村周平 ここ(撮影期間)では見せない、自分じゃない自分がいそう(笑)。例えば家ではまた違ったりするのかな、とか。友達といるときの柳ゆり菜は違うのかなとか、お母さんと一緒にいると、とか。心を許している人と一緒にいる“柳ゆり菜”を見てみたい感じがあります(笑)

柳ゆり菜 (笑)

柳ゆり菜

柳ゆり菜

――ということは、まだ野村さんは許されていない感じですか?(笑)

野村周平 まだ許さないでしょう? 2週間くらいしか会ったことのない人を許しますかね?(笑)。例えば飲みに行って、酔っ払った柳ゆり菜を見てみたいな、と。当人はメチャメチャいい子だと思うし、人当たりもいいし、絶対に敵とかは作らないという印象があるんです。だけどやっぱり他に違う面が他にあるんじゃないかと、僕は思っているんです。“内なるゆり菜”というか(笑)。

柳ゆり菜 “裏ゆり菜”ね。いるいる(笑)。

――ラストシーンで見せた柳さんの表情はとても印象的でしたね。この映画はあの部分に全てが集約されているな、という雰囲気もありました。柳さんの裏の部分というのは、そういうところも反映されてのことでしょうかね?(笑)

野村周平 どうでしょうね…“裏ゆり菜”(笑)。

柳ゆり菜 それ、ゴロいいね(笑)。

――先程も少し話が出ましたが、単なる任侠青春映画、みたいな雰囲気にちょっと変わった雰囲気の中で、原作にもあるものですが、周囲からの「考え直せ」「考え直すなという」というSNSでのコメントが入るという表現がありますが、例えばお二人が同じような傍観者だったとしたらどうでしょう?なにかコメントされるとしたら、どのような声を掛けるのかは?

野村周平 「早く行ってこい!」とコメントするでしょう(笑)。

柳ゆり菜 え~本当に?

野村周平 だって本当にやると思っていないから。「嘘だろ?」って。それで本当にやられたら驚くけど…。。

 でも本当にそれが友達とかであれば止めるけど、会ったことがない人とか。しかもそのコメントは、ストーリー上では自分でつぶやいていなくて、加奈がつぶやいていることに対してのコメント、というところもあるし。それが本人のコメントに対する発言だったとしたら「ちょっと考え直せ」と思うかもしれないけど、この話からは「聞いた話!?信憑性ない!」と自分としては思うだろうし。

柳ゆり菜 私は…どうでしょうね? 基本は「考え直せ」と思います。ただ「考え直さない」純平がカッコいいとも思う、自分ではやっぱり。人の意見で揺れたら、またちょっと純平のカッコよさって違うかもしれないけど。まあ客観的に見ると、考え直してほしい。でも考え直さない純平、カッコいい!って(笑)。あ~どっちだろ?(笑)

野村周平、柳ゆり菜

野村周平、柳ゆり菜

――どちらともいえない?

柳ゆり菜 もう複雑ですね。でも「消えないで」と思います。生きていてほしい、加奈と一緒にいてほしいと。

野村周平:スタイリスト 猪塚慶太/ヘアメイク NORI
柳ゆり菜:スタイリスト 福田春美/ヘアメイク 菅野綾香(ENISHI)

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