3人組ダンスボーカルユニットw-inds.が7日、東京・国際フォーラム ホールAで全国ツアー『w-inds. LIVE TOUR 2018“100”』の最終公演をおこなった。同ツアーは7月4日にリリースした最新アルバム『100』を引っ提げ、7月13日の東京・オリンパスホール八王子公演皮切りに全国10会場で11公演を実施。最終公演では、新作の収録曲とこれまでのシングル曲などを織り交ぜ全27曲を披露。橘慶太が「満足感を感じることが出来たツアーになりました」と語った様に、グループとして更なる飛躍を感じさせるステージを見せた。【取材=松尾模糊】

来れなかった人たちにも届くよう

w-inds.(撮影=福岡諒祠)

 会場が暗転し、生バンドのドラミングからイントロダクションが始まり、橘慶太、千葉涼平、緒方龍一がストライプ柄のジャケット姿で登場。大きな歓声の中、「Bring back the summer」でステージを開始。サックスがシックな雰囲気を醸し出していた。

 「東京、楽しみましょう!」とメンバーが呼びかけ、アッパーな「In Love With The Music」で会場を盛り上げていく。続けてファンキーなベースラインが印象的な「Show You Tonight」から、ミディアムナンバー「All my love is here for you」でステージに緩急をつける。

 「try your emotion」では、3人の息の合ったダンスパフォーマンスに歓声が上がった。緒方は「遂にファイナル公演です。(この日が)来て欲しいようで、来て欲しくなかったような感じですが楽しんで行きましょう!」と呼びかける。

 千葉は「北海道や関西、来たくても来れなかった人たちにも届くように、今日は良い思い出を作りましょう」と6日に起こった北海道・胆振東部地震と4日に近畿地方を中心に大きな被害を出した台風21号の被災者への想いも語った。

 そして、橘は「ツアー最終日ですが、ここからまた新たに始まるようなステージにしていきましょう!」と意気込み、「四季」でステージを再開。観客は100という数字を形どった青く光るペンライトを揺らし会場を彩っていた。

満足感を感じることが出来た

w-inds.(撮影=福岡諒祠)

 ライブ中盤の「A Trip In My Hard Days」は、緒方と千葉の2人で歌唱。2人で繋ぐラップが気持ちよく響き合い、また違った趣きで観客を魅了した。「Celebration」では千葉がキーボード、緒方がエレキギターをそれぞれ演奏する場面も見られた。

 カジュアルな衣装にチェンジした3人。2001年3月のデビュー当時を回想し、橘は「忘れもしない、最初の曲が『Feel The Fate』で、緊張のあまり最初のフリで息切れしてしまって(笑)」と初々しいエピソードを明かした。

 そして、バラードナンバー「十六夜の月」を歌い上げた後は、ポップな「Long Road」を披露。観客のシンガロングも起きて会場の一体感を演出した。続けて「SUPER LOVER〜I need you tonight」を歌唱し、会場のボルテージも上がる。『100』のリード曲である「Temporary」ではステージ上のスクリーンに同曲のミュージックビデオが映し出され、クールな演出が曲の世界観を際立たせていた。

 初めてセルフ・プロデュースに挑んだ『100』。緒方は「皆さんの前で3人で作った音楽を奏でられるのは嬉しいです!」と改めて喜びを噛み締める。MCでは取り留めのない話を続け笑い合う3人に、その仲の良さを垣間見た。

 ホーンセッションから始まる「Drive All Night」で本編を終了。メンバーが去ってからも鳴りやまないアンコールに応え、再びメンバーが登場し歓声が会場に響いた。

 橘は「満足感を感じることが出来たツアーになりました。ゼロから音楽を作り出すようになって、過去の曲もより好きになったしw-inds.に対する想いも増しました。皆さんが18年の間応援してくれたからこそ今の姿があるし、これからも一緒により良いw-inds.を作り上げていけたらと思います。よろしくお願いします」とツアーを振り返り、ファンへの感謝とこれからの意気込みを語った。

 最後は『100』収録の「Dirty Talk」と、ピアノサウンドから始まる壮大なバラード「Sugar」でツアーを締めくくった。橘が最後に語ったように、w-inds.の音楽的なポテンシャルの高さとこれから新たな可能性を感じさせるステージだった。このツアーを通し彼らがさらに成長したことは間違いないだろうし、そんな彼らがこれからどのような音楽を見せてくれるのか大いに期待したい。

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