ラップの深さに改めて気づけた、吉田凜音 SKY-HIとの作業で成長
INTERVIEW

ラップの深さに改めて気づけた、吉田凜音 SKY-HIとの作業で成長


記者:榑林史章

撮影:

掲載:18年08月30日

読了時間:約12分

 17歳の現役女子高生アーティスト・吉田凜音が8月29日、デジタルシングル「Find Me!」をリリース。2016年に発表したインディーズ楽曲「りんねラップ」が話題を集め、以降CMソングへの起用やAbemaTVの恋愛リアリティショー番組への出演、ファッション誌掲載、さらに映画『ヌヌ子の聖★戦~HARAJUKU STORY~』(11月16日全国公開)で初主演を務めるなど多方面から注目を集める。今作「Find Me!」はラッパーのSKY-HIがプロデュースを務めている。吉田は「ラップの深さに改めて気づけて、もっとラップを追求したいと思った」と話す。SKY-HIも太鼓判を押す吉田のラップが満載された「Find Me!」について、また彼女が「役じゃないとできないことがやれるのが演技の魅力」と話す女優業について話を聞いた。【取材・撮影=榑林史章】

SKY-HIさんはやさしいお兄ちゃん

吉田凜音「Find Me!」

──「Find Me!」はSKY-HIさんの作詞・作曲・編曲ですが、どのようなキッカケで?

 私が中学3年生のときに歌った「りんねラップ」を聴いてくださって、そのときSNSにリプをいただいたのが最初です。毎回曲の感想などをいただいたり、SKY-HIさんのラジオ番組にゲストで読んでいただいたり、ライブを観に行かせていただいたりする中で、「いつか一緒に曲を作りたいね」と言っていただいて。私もずっとご一緒したいと思っていて、やっと今回実現したのですごく嬉しいです。

 SKY-HIさんは、すごくやさしいお兄ちゃんという感じで、レコーディングのときは、ずっとつきっきりでプロデュースしてくださいました。誰かからラップを習ったのは初めてだったので、すごく楽しかったです。

──実際に教わって、どう思いましたか?

 「ラップってこういうものなんだな~」って、改めて分かったと言うか。今までもラップはやっていたけど、あくまでも歌の表現の一部として考えていて。ラップを追求することよりも、自分らしいリズム感で表現することを大事にしていたんです。だからすごく勉強になったし、刺激的なレコーディングでした。ラップの深さに改めて気づけて面白いと思えたので、今後は歌もラップも、どっちも追求していきたいなって思いました。

──曲を作るときに、どういう曲にしようとか相談されたんですか?

 曲を作る前に一度お会いして、「どういう曲がいい?」って聞かれて。「夏らしいラブソングを歌いたいです」とお話をさせていただいて、作っていただきました。それで最初に上がってきたデモでは、私のキーに合わせてSKY-HIさんがすごく高い声で歌っていて、その声がまるで宇宙人みたいで。私的にはそれがツボで、最初はちょっと笑っちゃいました(笑)。本人も「もう聴かないで!」って恥ずかしがってましたけど。

──歌詞は女の子の気持ちを歌っていますが、作詞もSKY-HIさんなんですね。

 すごく10代感があるし、JK感がすごく表れている歌詞で、実はSKY-HIさんってJKなんじゃないかと言う説が上がってます(笑)。しゃべり言葉っぽいし、2バース目の歌詞も共感する部分が多いし。特にサビは少しツンデレで、言いたくないようなことも言っちゃうのは、すごく共感します。気持ちとは逆のことを言葉にしてしまうのが、女の子ですから。早く同世代の子たちに聴いて欲しいし、男の子には、こういう女の子の気持ちも分かってもらえるんじゃないかと思います。

──途中でリズムが変わったりするし、難しくなかったですか?

 しゃべり口調になったり、いきなり速いリズムになったり、聴く所によって雰囲気がぜんぜん違うので、聴いてて飽きないしすごく楽しいと思います。最初はすごく難しそうだと思ったんですけど…。言葉がすごく詰まってるけど、実際に歌ってみるとすごく言いやすいんです。そういうところまで計算されているのが、SKY-HIさんのすごいところだなと思いました。それに多少難しくても、何度も練習してやっとできたときのアガる感じが好きなので、楽しいです。

──曲の最初に英語のところがありますけど、そこはどうでした?

 そこは…普通でした(笑)。

──「Find me!」というタイトルは、どんな印象ですか?

 強気な気持ちの女の子が、相手に気持ちをうまく伝えられず、ちょっと空回りしてしまって、本当は言いたくないことも言っちゃって…。そういう歌詞を読んだあとにタイトルを見たら「あ~」ってなるタイトルだなって思います。

──恋に限らず、10代は自分のアイデンティティや居場所、行きたい方向とか、自分が見つからない子も多いと思います。友だちとそんな話をしたりしますか?

 友だちは芸能をやってる子が多くて、みんな自分のやりたいことや夢に向かって頑張ってるから、逆にすでに見つかってる子が多いかもしれないです。それにこの業界で、もっと自分を見つけて欲しいと思ってるのは、友だちだけじゃなく私もそうだし。ただ私は音楽で、友だちはモデルとか女優が多いから、なかなか共通の話題というわけにはいかないけど、でもそれぞれの分野の話をお互いにしてますよ。「最近どうよ?」って感じで。

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