シンガーソングライターの當山みれいが8月29日、2ndアルバム『Answer』をリリース。中学生の時に、平井堅や清水翔太も出演した米・ニューヨークのアポロシアターで開催された『アマチュアナイト』で優勝し全米デビューを経て、2014年にシングル「Fallin' Out/I Wanna NO feat.SHUN」でメジャーデビュー。昨年7月にリリースした童子-Tの「願い feat. YU-A」のアンサーソング「願い~あの頃のキミへ~」、今年3月にリリースした清水翔太の「My Boo」のアンサーソング「Dear My Boo」が立て続けにスマッシュヒットし話題になった。8月29日にリリースされるニューアルバム『Answer』では、新たにKREVA、Aqua Timez、UVERworldのアンサーソングを収録し、ラストには自身作詞作曲のバラード「Answer」を収録。「今自分がやりたいと思うこと、これをやれば大きなステージに進めると思ったことは、全部やってしまおうと思っています。これが今自分の中にある答え」と語る彼女が、今作に込めた想いや考えに至った経緯について話を聞いた。【取材・撮影=榑林史章】

私をハイにしてくれた「音色」

 https://youtu.be/PbFZt3kWw38

──まず7月27日に20歳を迎えられたそうで、おめでとうございます。どんな誕生日でしたか?

 夜中に友だちから「ちょっと来て」って呼ばれて、行ったら部屋が真っ暗で。「おめでとう」って顔面クリームパイを受けたのが、私の20歳の始まりでした(笑)。あと、その日の夕方には渋谷club asiaで『當山みれい 20th Birthday Party』もあって。本当にたくさんのみなさんにお祝いしていただいて、すごく思い出に残る20歳の誕生日でした。

──20歳になったらやってみたいと思っていたことは、何かありましたか?

 ミュージシャン・アーティストの先輩と一緒に、お酒を飲みたいと思っていましたね。ミュージシャン・アーティストの先輩からいろいろ深いお話をお聞きしたいと思っても、そういう時ってどうしてもお酒の場で、10代だと行けないじゃないですか。そういう場に参加できる年齢になったので、いろんなお話を聞くのがこれから楽しみです。

──そして20歳になって初めてのアルバムが今作の『Answer』ということで。

 はい。ですが、20歳で出すアルバムという実感が、まったく湧いてなくて(笑)。と言うのも、アルバムの制作期間はまだ10代だったので、10代のラストスパートをかけて作ったという感じですね。

──KREVAさん、Aqua Timezさん、UVERworldさんの楽曲をモチーフにしたアンサーソングを収録していて、アンサーソングの集大成といった感じのアルバムです。まずKREVAさんの「音色」をアンサーしようと思ったのは、どうしてですか?

 今まで歌ってきたアンサーソングは、全部基本的に男の人が歌うラブソングに対してで、相手の女の子の気持ちでアンサーするという形で作ってきました。「音色Regards」は、それとは違ったアプローチでアンサーソングを作りたいと思ったんです。

 「音色」は、KREVAさんが音楽に対する気持ちを歌っている曲で、私が今こうして音楽をやっているのも「音色」が好きで影響を受けたからだし、歌詞に<ハイになる>というフレーズがあるんですけど、私をハイにさせてくれる音楽が「音色」だったんです。つまり私にとっての原点のような曲で、その気持ちを届けたいと思って作りました。

──人に対してのアンサーではなく、曲に対してのアンサーということですね。「音色」は2004年の曲ですが、当時みれいさんは6歳で「音色」を聴いていたんですか?

當山みれい(撮影=榑林史章)

 家族みんなが音楽好きで、家ではケーブルテレビで常に音楽チャンネルがついてて。その頃から、ドラマやバラエティを観るよりも、洋楽のMV番組を観るのが好きだったんです。車でもDJ KAORIさんのミックスCDとか、洋楽R&B/ヒップホップのコンピレーションアルバムがずっと流れていたし。

 幼稚園の年長の時からダンスを習ってたから、その頃はもう、踊れるか踊れないかで曲を聴いていたと思います。そんな中で出会ったのがKREVAさんの「音色」だったんですけど、私が初めて聴いた日本語ラップの曲でした。普段からJAY-Zとかエミネムとか聴いてて、その延長線上で何の違和感もなく、KREVAさんの「音色」を聴いていました。

──デビュー以降、KREVAさんと接点は?

 直接お目に掛かったことはないのですが、昨年『TOKYO TRIBE』というミュージカルに出させていただいた時に、私がKICK THE CAN CREWさんの「マルシェ」を歌って観客を盛り上げるシーンがありました。でも、ラップのイントネーションがどうしても関西弁のイントネーションになってしまって。すごく練習したんですけど難しくて、やっぱりすごいなって改めて思いましたね。

──「Regards」と言うのは、英文の手紙やメールの文末に結びとして付ける言葉ですが、どうしてこれをタイトルに?

 アンサーソングって、手紙に返信するみたいな感覚なんです。実際にラブレターに書くのが恥ずかしいくらいの気持ちを、歌になら乗せられるという感覚でいつも歌詞を書いています。「Dear My Boo」とか「P.S.等身大のラブソング」も、そういう意味合いでタイトルを付けていて。それで「音色Regards」は、アンサーソングの節目にできたらいいなと思って、第2章を締めくくるような気持ちで「Regards」と付けました。

──今作でアンサーソングは締めくくり?

 以前にもそんなお話をしていて、結局今回もやってるんですけどね(笑)。アンサーソングを作るのは、やっぱり楽しいし、歌詞を妄想するのも好きだし。でも気持ちとしては、自分のオリジナル曲で勝てるもの、アンサーソングに引けを取らない曲を書いて勝負したいです。

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