気分転換はゲーム

edda

──今作の3曲目はピアノバージョンでしたが、eddaさんが曲を作る時は、いつもピアノですか?

 作り方が決まっているわけではないのですが、基本的にはアコースティックギターです。歌詞はその時によってあったりなかったりですけど、歌詞が先にある場合は、その歌詞のテンションに合ったメロディを考える感じですね。メロディが先にできている場合は、そこに合う言葉をまず出していって、ここではこういう感情だなとか想像して、それで全体の構成を決めていく場合もあります。

──でも作詞作曲の前に、物語を考えているわけですから、作業が1つ普通よりも多いわけですよね。

 でもストーリーが1つ出てきてしまえば、後はずるずるずるっと出てきますから、私にはこのやり方が楽で合っているんです。

──そう言えば、そういう何かの作業中のツイートだと思うんですけど、以前にTwitterで「頭の中に小さな中島くんがいて、野球をやろうと誘ってくる」と書いていましたね。『サザエさん』に出てくる中島くんのことだと思いますけど、邪念の象徴として中島くんが出てくるのは面白いですね。

 作業に集中しようとしている時に限って、中島くんの「磯野〜野球やろうぜ〜!」っていう声が、頭の中をグルグルしてしまって、まったく集中できなくなるんですよ。きっと無意識の中で、作業をやりたくないと思っているんだろうと思って、そういう時は作業を一時中断して、まったく関係のないことをやって気分転換するようにしています。

 本当に集中して歌詞を書いている時は、他のことが考えられないくらいにすごく楽しかったり、例えば悲しい主人公に対して「うわ〜悲しそう〜」って感情移入しながら書いていたりするんですね。ストーリーがいったん決まってしまえば、後は物語が勝手に一人歩きしていくので、私はそれを追いかけていくみたいな感じなんです。だから、そこの域に達するまでは、集中力との戦いで、そんな時によく中島くんが出てくるんです。

──気分転換はどのように?

 ゲームをしたり、映画や動画を観たりします。ゲームは『人喰いの大鷲トリコ』の2周目をやっていて。以前にもお話しましたけど、トリコという巨獣と一緒に旅をするゲームで、旅の途中でトリコが傷つくシーンがたくさん出てくるんですね。そのシーンをまた観ないといけないのが精神的に辛すぎてしまって、1周目はずいぶん前に終わってたんですけど、2周目がなかなかできなかったんです。

──そこまでeddaさんを魅了するトリコには、どんな魅力があるんですか?

 とにかく、作り込みがすごいんです。たいていのゲームは放置しておくと、ゲームキャラクターは同じ動きをするようにできているんですけど、トリコはそれが全くないんです。トリコに指示を出してゲームを進めて行くんですけど、正しい指示を出しても言うことを聞いてくれない時があるし、本当に気分で動いている感じがして、本当の生き物と接しているみたいでのめり込んでしまうんです。

 6月に国立新美術館で行われた『第21回文化庁メディア芸術祭受賞作品展』でも展示があったんですけど、その時はプロジェクターで実物大のトリコが壁に映し出されていました。それも人工知能によって、こちらの動きに合わせて動くようにできていて。もちろん観に行って、すごく楽しかったです!

 他は…最近はゲーム『PUBG』ですね。友だちとチームを組んでやっていて、私はヘタなので隠れて生き延びるんですけど、その間に友だちが頑張って、けっこう“ドン勝”(生き残って最後の1人になること)してますよ!

──最後にライブのお話を。9月9日に福岡で開催される『宗像フェス〜FUKUTSU KOINOURA〜』に出演されますが、福岡はeddaさんの地元ですよね。

 はい。福岡では、インストアライブをやったことはありますけど、イベントに参加するのは初めてなので、すごく楽しみです。きっと家族や友だちも観に来てくれると思います。最近のライブでは、ピアノとギターをバックにしたアコースティック形式で歌を披露しているので、音源とは違った楽曲の魅力を感じていただけるものになります。たくさんの方にeddaのことを知ってもらえるように頑張ります。お近くの方は、ぜひ遊びに来てください!

(おわり)

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