歌手のきゃりーぱみゅぱみゅ(25)が17日放送の日本テレビ系『アナザースカイ』に出演。デビュー以降の葛藤を語る一方で、「『えっ、これは夢なのかな』みたいなライブをやっていきたい」とアーティストとしての望みを率直に話した。

 16年末に映画『SING』のワールドプレミアに招待されて以来となる米ロサンゼルスを訪問したきゃりー。25歳を迎え、大人っぽさに興味を持つようになってきたと言い、お洒落な雑貨店などに足を運びながら、過去のエピソードや思いを語った。

 2013年の『NHK紅白歌合戦』では、うんちをモチーフにした衣装を採用。ところが、「一応、なんか言われた時のために、これはソフトクリームと言えるように、イチゴとかトッピングして免れようとしてました」と明かし、「もう時効なんでしゃべってます」と懐かしそうに笑みを寄せた。

 ただ、2011年、初となる海外ライブでは大きな屈辱を経験した。楽曲「PONPONPON」と「つけまつける」の2曲しか発表していない時、訪れたLAの小さなステージで、「PONPONPON」の楽曲中に音響のミスで音が止まるハプニングがあった。「私の人生の中でかなりエモい話」と話すきゃりーは、衣装のまま道路上で泣いたという。

 その後、2013年に8カ国、2014年に11カ国、2016年に6カ国をまわるワールドツアーを成功させ、今年は4カ国7都市のツアーを実施。LAでもステージに立ち、番組ではそのライブの模様を紹介。ファンを巻き込んだカラフルでファンタジックなライブ空間が映し出された。

 ただ、きゃりーのキャリアは順風満帆だったわけではないようだ。インタビューの中で、きゃりーは「別に私、ロボットじゃないのに、きゃりーぱみゅぱみゅとしてモノとして扱われることが嫌だなって思うのがあって」との葛藤も抱えていたようだ。

 そのきゃりーは、自身の楽曲「もんだいガール」の歌詞に触れ、「“機械みたいに生きてるわけじゃない”という歌詞があるんですけど、初めて歌詞を見たときに震えて泣きそうになった。こんなふうに曲にできるんだ」と感激したことを語る。

 20代前半の女性がロボットのような生活を余儀なくさせることへの反発。好奇の目にさらされることから逃げ出したい気持ちも強かったきゃりーだが、「ここ最近の喜怒哀楽が本当にすごくて」「賛否両論なこととかありますけど、おかしいなって思うことはちゃんとおかしいなって自分で言えるようにしたい」と、自ら殻を破ろうと取り組んでいることを明かした。

 そのきゃりーは抱負を口にする。「もともとは夢みたいなことを現実で表現できる女性になりたいなと思って、そういう気持ちでミュージックビデオだったり、今回やってるライブだったり、『えっ、これは夢なのかな』みたいなライブをやっていきたい」と語る。

 そして、「その時に面白いなってこととか、自分の中に取り込んで発信していけたらいい」と自らのこれからを見つめていた。

 2009年にストリートスナップ『KERA』に登場し、読者モデルとしての活動をスタートしたきゃりー。2011年にメジャーデビュー曲「PONPONPON」を発表し、YouTube上に公開したミュージックビデオが世界中で脚光を浴びた。

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