大阪出身4人組ロックバンドのSHE’Sが8月8日に、シングル「歓びの陽」をリリースする。今年5月、彼らは自身初のストリングスとホーンを加えた特別編成によるライブ『Sinfonia “Chronicle”#1』を大阪・NHK大阪ホールと東京・中野サンプラザで開催した。会場規模もさることながら、結成当時からピアノロックとオーケストラサウンドの親和性をみていたという彼らにとってはこの公演で新たな扉を開いたともいえる。

 今回の表題曲は、その公演でも披露された新曲。プロデューサーに、数々のアーティストの楽曲に携わっている百田留衣さんを迎えた。その音楽性は、これまでもEDMサウンドを取り入れた楽曲はこれまでもあったが、今回は更に大胆に取り入れ、一方で、ギターサウンドの展開も巧妙に仕掛け、より楽曲をドラマチックに表現、楽曲としても新たな扉を開いたものと言える。どのような作品になったか。【取材=木村陽仁/撮影=冨田味我】

新たな扉を開いた「Sinfonia “Chronicle”」

――「Sinfonia “Chronicle” #1」を振り返っていかがですか? 東京は、中野サンプラザという2千人規模の会場でした。

井上竜馬

井上竜馬

井上竜馬 前回のホールツアーがストリングスだけだったので、よりこれからの公演が楽しみになりましたね。ストリングスもホーンも入った状態でこれだけ楽しくて、どうなるんだろうというワクワク感です。やっぱり僕らの目標はオーケストラとフルで一緒にホールで演奏するということにありますから。

広瀬臣吾

広瀬臣吾

広瀬臣吾 いよいよ来たなという感じがしましたね。本気を出していかないな、と。これよりももっと(会場)規模を大きくしていきたいと思いました。ライブハウスとは響き方や、サウンドもお客さんの歓声の聞こえ方も違ったのでお客さんとバンドのサウンドで共鳴しているような一体感もありました。

服部栞汰

服部栞汰

服部栞汰 将来が楽しみになったということが第一にあります。そして、自分たちにとっても楽しい1日でした。ストリングスも管楽器も入った状態で、これで新しく音源を出したいと思えるくらい完成度が高いものでした。ギタリストとしても、管楽器が入ることでの兼ね合いは想像がつかなかったのですが「Just Find What You’d Carry Out」などの曲は管楽器が入ることで、全ての楽器が際立ったなと思いました。これよりも後ろが多くなると、その中での演奏も考えたいなと思いました。

木村雅人

木村雅人

木村雅人  このライブを経験して自信にも繋がりました。プレッシャーもありましたが、みんなに良かったと言ってもらえて良かった。自分たちがやってきたことは間違ってなかったんだなという思いがありました。

――木村さんはドラマーとして、バンドサウンドの軸を支える役割もありますが、その辺はどうですか?

木村雅人  前回もそうだったのですが、メンバー以外のプレイヤーが入ることでよって屋台骨、土台としてリズム隊が重要になってくると思いますが、前回はプレッシャーの方が大きかったのです。でも今回は任せてくれと自信をもって叩けました。それはやっぱり対バンツアー『SHE'S Tour 2018 “Wandering”』の経験が大きかったと思います。先輩たちのプレイはもちろん、ドラマーとしての生活、心がけていることや普段どういう練習をしているのかなどを聞くことができましたので。

――井上さんは先程オーケストラとフルで演奏することが目標と仰っていましたが、オーケストラにこだわる理由は?

井上竜馬 僕がこのバンドを組もうと思った時から、ピアノロックとオーケストラサウンドの親和性みたいなものが見えていたんですよね。僕が作る音楽は、絶対オーケストラとかフルストリングスでやりたいなとは思っていたんです。そもそも、僕はクラシック音楽をやっていましたし、オーケストラの曲も好きだし、テンションが上がる曲もそういう曲が多いんです。

――クラシックはメロディの宝庫だと言われましたミュージシャンがいました。SHE'Sも良質なメロディの曲が多いですよね。クラシックをやっていたことと関係があるのでしょうか。

井上竜馬 ありがとうございます。ただ、どうなんですかね。意図的にクラシックを研究したりして曲作りをしたことはありませんが、クラシックを聴いている年数は長いのでそういうこともあるのかもしれません。

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