演歌歌手の森山愛子が8月24日、赤坂・草月ホールで開催される15周年記念コンサート『十五周年記念コンサート“夢街道まっしぐら"』のステージで、「会津追分」を東京都立白鴎高等学校・附属中学校長唄三味線部とのコラボレーションする。「会津追分」三味線パートの譜面はニューヨーク在住の箏・三味線奏者及びジャズシンガーの金子純恵氏が手掛けた。

「会津追分」は2017年9月にリリースした森山の最新シングルだが、2018年に入ってもなおロングセールスを続けており、2018年6月、7月には月刊カラオケファンの「今月のカラオケリクエストHOT50」で2カ月連続1位を獲得、発売1年を目前に“全国でいま歌ってみたい楽曲”として、カラオケファンを中心に人気の楽曲。

 「歌ってみたい楽曲ということであれば、もっと幅広い世代に広げたい、知ってもらいたい」という思いもあり、創部30年の伝統の同部に共演をオファー、「森山愛子×高校三味線部」で新境地を開く運びとなった。

 東京都台東区元浅草の地にあり、伝統文化を積極的に取り入れることで知られる同校にある長唄三味線部は今年で創部30年を迎える。中高生が取り組むには珍しい部活動ではあるが、限られた活動時間の中に集中して取り組み、全国高等学校総合文化祭や全国学生長唄連盟演奏会へ参加している。

 なお、今回コラボレーションする「会津追分」三味線パートの譜面はニューヨーク在住の箏・三味線奏者及びジャズシンガーの金子純恵氏に三味線部の演奏映像を見てもらい、三味線部のために特別に書き起こしてもらったもの。部員からは「期末試験中に譜面を頂いたが試験中でも見たくなってしまった」と意欲溢れる声もあがるほど、見せ場のある楽曲に仕上がっている。

 7月27日、コラボを前に森山が同校の部活動を訪問、ステージにあがる部員らと対面し、緊張した面持ちの中、一人一人と話しをした。「おじいちゃんがファンで(共演のことを)電話で伝えたら、東京はそんな機会があって羨ましいと言われ・・・」という部員の自己紹介で一気に雰囲気は和み、笑顔に包まれる時間となった。「高い音の練習中に糸がよく切れながらも練習している、弾けるようになりたい」など練習にまつわるエピソードも交わされた。

 高校2年生の部長は「貴重な機会なので悔いがないように練習して頑張ります」と意欲を示し、最後に森山と全員で記念撮影。コンサートに向けての士気を高め、この日は終了した。8月22日には、デビュー15周年を記念した森山愛子全曲集の発売も控えている。

■金子純恵氏 プロフィール

山田流箏曲/三味線奏者、ジャズシンガー、ソングライター、プロデューサー
千葉県柏市出身。5歳より、山田流箏曲を宮下伸に師事。同時にピアノとバイオリン、9歳よりフルートを始める。7歳 NHK「邦楽のひととき」出演16歳 宮下社より異例の速さで準師範免状授与。18歳 高校生国際芸術コンクール第一位翌年、東京芸術大学音楽学部邦楽科に入学。山田流箏曲と三味線を宮下伸、井口法能に師事。在学中アカンサス賞、常栄受賞。2006 年、米マサチューセッツ州ボストンの Berklee College of Music パフォーマンス科ジャズボーカル専攻を首席で卒業。同時に三味線ジャズ&ワールドミュージックプロジェクト「J-Trad & More」発足。卒業後アメリカ東海岸にて様々なコラボレーションを実現。世界最高峰であるジャズクラブ、ブルーノート NY 本店にてデビューを飾り、両セットを満席にする快挙を成し遂げ、名を広める。

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