声優・歌手の楠田亜衣奈が7月25日、4thミニアルバム『アイナンダ!』をリリースした。社会現象を巻き起こしたアニメ『ラブライブ!』の東條希役で声優デビューし、劇中ユニットμ’sのメンバーとしてNHK『紅白歌合戦』出場や東京ドームワンマンなどを果たした。ソロ歌手としては、2015年に1stミニアルバム『First Sweet Wave』でデビュー。ファンの間ではマイペースなことで知られ、今作でもそんな彼女の人柄を感じさせながら、愛をテーマにした7曲を収録。楠田は「私らしさを感じてほしい」と話す。本人の作詞曲や、μ’sのメンバーでもある南條愛乃が作詞した楽曲も収録した本作で、彼女が表現した7つの愛とは?【取材=榑林史章】

女子力の高い女子になりたい

『アイナンダ!』通常盤

──ミニアルバム『アイナンダ!』は、愛がテーマですね。

 愛をテーマにした曲が7曲あって、さらに私の名前=亜衣奈ともかけて『アイナンダ!』と名付けました。きっとファンの方は、クスクスと笑ってくれているんじゃないかと思います。

──楠田だけにクスクスと(笑)?

 そんなつもりじゃないんですけど(笑)。こういう気張ったわけでもない、「ダジャレかよ〜!」みたいなノリのネーミングからも、私らしさを感じてもらえたら嬉しいなと思います。でも、中身はしっかり作っているんですよ!

──曲のテーマやモチーフを楠田さんが提案して、いろんな作曲家さんや作詞家さんに発注をかけたんですよね?

 はい。「かわいらしい曲で」とか「バレンタインソングで」とか、曲ごとのテーマやイメージ、雰囲気を箇条書きにしたようなものをお渡しして作って頂きました。

──リード曲の「アイナンダ!」は、とてもポップな曲で、合いの手もたくさんあって、ライブで盛り上がりそうですね。

 そうですね。かけ声がいっぱい入った楽しい曲で、8月から9月にかけて全国6カ所の「3rdライブツアー」をおこなうので、そのときに一緒に盛り上がれたらいいなと思っています。作曲はArmySlickさんで、作詞はこだまさおりさんです。歌詞も、このタイトルにすごくしっくりくるものを書いてくださったので、リード曲としてふさわしい曲になりました。

──歌詞には、自分らしさを感じますか?

 そうですね。最初に歌詞を読んだときに、私の1stミニアルバムに収録の表題曲「First Sweet Wave」と通じるものを感じました。その曲もこだまさんが作詞で、歌詞には私の名前とかけた<愛ナンテ>というフレーズもあったんです。そこから繋がっているのがうれしいし、その頃はまだふんわりとしていた私らしさが、磨かれて返ってきた感じがします。

──原点回帰しながら、より洗練された感じと。その、当時ふんわりしていた“私らしさ”、“楠田亜衣奈”らしさとは?

 私はダンスが好きなので、表題曲はダンスナンバーにしたかったんです。なので、この曲のMVでは踊っていて。そういうダンス好きな面は、私らしいと思うし…でも自分のことは、自分が一番わかりませんよね(笑)。

──制作は、8月のツアーで歌うことも考えた上で?

 今回の曲は、ほとんどツアーで歌うことを想定して作っています。ステージで自分が歌っている姿を想像しながらレコーディングしました。

──ステージで、お客さんに向けて歌っているみたいな?

 と言うよりかは、歌っているのは私自身ではあるんですけど、どちらかと言うと“愛の使者”とか“恋のキューピッド”として歌っているみたいなイメージだったかもしれません。愛をテーマにした作品というところで、イメージとしてそんな気持ちがありました。

──「Melty Valentine□(※□はハート)」という曲もあって。これは、ちょっと季節外れですけど。

 愛がテーマですから、愛と言ったらバレンタインは外せません。それに、ちょうど今作の企画を話し合っていたのが2月だったし。アルバムの中でこういうポップな曲調も歌いたいと思っていて、こういう可愛らしい曲調で、定番の恋愛ソングと言ったら、バレンタインが合うんじゃないかと。可愛いけどちょっとオシャレさもあるアレンジになっていて、キャッチーさもある曲になりました。

──バレンタインでチョコレートを手作りしたり、誰かにあげたりした経験ってありますか?

 実はあまりないんです。小学生のころに学校の友だち同士で交換したり、お母さんから「誰々くんにあげてきなさい」と言われて、幼なじみに渡したことはありますけど。好きな相手に、告白するためにあげた経験はないんです。

──好きな相手の下駄箱に、手紙と一緒に入れたりしなかった?

 しなかったです。それ以前に下駄箱に食べ物って、汚くないですか? そもそも私の学校は、蓋がついてない下駄箱だったし(笑)。大人になってからは、仕事のスタッフに配ったりしたことはありますよ。もちろん買ってですけど。大人になると仕事もあるから、作って一つひとつ包装するのは、けっこう大変じゃないですか。それに私って作ったことに満足して、持っていくのを忘れたりするので(笑)。たまに現場で手作りチョコをくれる子がいて、女子力の高さがすごいなって思います。私もそういう女子力の高い女子になりたいです!

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