2012年にデビューしたダンス・ボーカルユニット「Dancing Dolls」のメインボーカルとして活躍しているMiiが4日、シングル「What You Say」でソロデビュー。幼いころから歌って踊れるアーティストを目指していた彼女は、同じダンススクールに通っていた先輩、清水翔太の背中を見て育ってきた。そんな敬愛する先輩に作曲を手がけてもらった同曲は、「女性の強さを表現していきたい」というMiiの意思が強く反映された作品。彼女はこれからどんなアーティストを目指して活動するのか、現在の想いを語ってもらった。【取材=桂泉晴名】

歌いながら踊る洋楽アーティストの影響を受けて

――清水翔太さんは事務所の先輩だそうですね。

Mii

 はい。通っていたダンススクールも一緒で、私が4、5歳で入った時には、もう翔太さんは在籍されていらしたんです。私が4歳で翔太さんが小5とか、そんな時から歌の先輩としてとても尊敬する存在でした。自分は先輩っ子なので、いつも気にかけて、仲良くしてくださって。知っている年月でいうと、14、15年くらいになりますね。後輩の中では、多分一番近くで見させてもらっていたんじゃないかなと思います。

――Miiさんは歌とダンスに関して、どういうところから興味を持ったのですか?

 物心ついた時には親の影響で音楽が好きでしたし、私が2、3歳のころはPUFFYさんがヒット曲を連発していた時代で、すごくはまっていたらしいんです。ホームビデオを見るとPUFFYさんの曲に合わせて踊っているんですよ(笑)。それがきっかけでしょうね。4歳の頃からダンススクールに通うようになって、そこのダンススクールにボーカルレッスンのクラスもあったので、7歳くらいから受けるようになったんです。両方続けていたら、だんだん歌の方が好きになって。

――歌の方が好きになったのはなぜですか?

 単純にダンスよりも歌のときの方が、ほめられたんです(笑)。先生にも親にも友だちにも、「歌の方がいいじゃん」と言われることが多くて。確かに自分は歌の方が好きだし、外から見ていても歌の方が輝いているのかなと思って。それがきっかけでもあります。

――当時はどんなアーティストが好きでしたか?

 6、7歳のときにはじめてレッスンの中で取り入れられた課題曲が、小柳ゆきさんの曲だったんですよ。小柳ゆきさんの声は、海外のR&Bなどが入っていたと思うんですね。だから連鎖反応で洋楽に興味をもつようになって。歌を始めた当時、それこそ小中学生の時は洋楽ばかり聴いていました。ビヨンセ、リアーナ、クリスティーナ・アギレラ、ブリトニー・スピアーズ…。今でも自分のベースになっている音楽は、90年代後半や2000年代のアーティストです。

 もちろん80、90年代前半のR&Bも聴きますし、かっこいいと思うんですけど、私は96年生まれなので、リアルタイムで聴いてきた音楽が今でも自分の中で根強いです。最近の洋楽シーンは、シンガーはシンガー、という感じじゃないですか。歌いながら踊る洋楽のアーティストは、2000年代に比べれば減ってきたのかな、と感じていて。私が見てきた2000年代のアーティストの人たちはめちゃくちゃ踊りながら歌っていて、そういうところを見ているから、自分が今からソロで始めるステージも、歌いながら踊るところにこだわってやっていきたいです。

――Miiさんは2012年にダンス・ボーカルユニット「Dancing Dolls」でデビューし、今回はソロアーティストとしてのデビューですが、やはり心構えは違いますか。

 グループでデビューした当時も、いつかはソロで挑戦してみたいという気持ちもあって、周りのスタッフさんに「ソロでやるのが夢なんですよ」とずっと言っていたんです。でも、いざ「決まったよ」と言ってもらえても、最初は信じられなくて。デビューの日取りが決まってトラックをもらったり、一緒にお仕事する方にご挨拶したりしていくうちに、「本当なんだ」と思って、一気に気が引き締まりました。

――デビュー曲は清水翔太さんが手がけられていますね。

 最初「これがデビューシングルだよ」と決まっていたわけではなくて、翔太さんと、TOSHさんというトラックを一緒に作ってくれているパートナーの方がいらして。何曲か候補がある中で私も試しで歌ったんです。そうしたらデビューシングル1曲目にある「What You Say」を翔太さんが「これ、リード曲で行けるんじゃない?」と言って。その一声で表題曲が決まりました。

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