PUFFYの新番組『PUFFYの耳地獄』が6月からBSスカパー!で放送されている。その土地にゆかりがある音を求めて旅をする番組。集めた音を使って「これが私の生きる道」のリミックスを作る事が最終目標にある。ニューヨーク編が4週にわたって放送されたが、次シリーズとなる大阪編が25日から順次、放送される予定。そのロケ収録が先般、大阪市内でおこなわれ、お笑いコンビ・さらば青春の光を進行役に、音を求めて各地を巡った。大阪ロケの最後に訪れたのは、笑いの音が豊富ななんばグランド花月。人気を集めるすっちー&吉田裕らも登場して、あの“音”を収録することに成功。PUFFYの二人も「楽しかった」と満足の様子だった。【取材=木村陽仁】

ロケの様子(提供写真)

 PUFFYにとって12年ぶりとなるレギュラー番組は、2人が世界を旅しながら「世の中にあるステキな音に耳を傾け、録音してく」という“旅音”番組。最終目的は、録り溜めた音を素材に、彼女たちの代表曲「これが私の生きる道」のリミックスを作ることだ。最初の旅先は「Puffy AmiYumi」名義でブレイクした北米は米ニューヨーク。6月20日から4週にわたって放送されている。

 そして、その第二の旅先として2人が訪れたのはお笑いと食い倒れの街、大阪だ。収録があったこの日は気温30度超えの蒸し暑い天候。朝から始まったロケは午後7時までおこなわれた。さらば青春の光を進行役に、PUFFYが訪れたのは、道頓堀はたこ焼き・明石焼き専門店「たこ家道頓堀くくる」本店。そして、地獄の様子を写した地獄堂などある、平野区の全興寺(せんこうじ)。のちに、同寺が見どころと語ったさらば青春の光の東ブクロは「石を落としても響かないので…」と振り返っていた。

PUFFYとさらば青春の光(提供写真)

 午後3時過ぎからは場所を市内の中心地に移しておこなわれた。まず一行が訪れたのは、映画の舞台にもなった「味園ユニバース」。それが入居する味園ビルは、音楽や映画などサブカルチャーの“集積地”の一つとも言われている。そのビル2階には、個性豊かなアングラな店舗が軒を連ねている。陽が傾き始めたこの時間、開いている店はほとんど見られず、通路の電灯も消えたままで暗い。ただその一角に一つだけドアの隙間から明かりが漏れている店があった。その店こそ3件目の撮影地。そこで一行を出迎えたのは「魔法のラッパー」だった。

 彼らの名前は「GUS GROUP」。おならで演奏するユニットだという。店内の奥にあるミニステージに歩を進めたPUFFYとさらば青春の光の4人。早速そのパフォーマンスを拝見。この地に相応しいディープなユニットの登場ともいえるが、期待した音はなかなか出ず、空気を少し震わせるだけ。「緊張して…」というメンバーは炭酸水やイモなどを食して何とか充填されるものの不発続き。そのシュールな光景にPUFFYの2人はただただ笑うばかり。

GUS GROUPのパフォーマンスをみる4人(撮影=木村陽仁)

 煮えを切らした青春の光の森田哲矢が名乗りをあげて挑戦することになった。苦戦を強いられている様子の森田だったがそれでもしっかりと“破裂音”を鳴らして音の収集というミッションは成功。その森田は「GUS GROUP」とともに喜び、その“腕”が見込まれ4人目のメンバーに招聘されるも「入らない」ときっぱり。成功したとはいえ、何とも言えない表情を浮かべていたのはPUFFY。ロケ終わりに取材に応じたPUFFYはこの時の撮影を振り返り、吉村由美は「できることなら(ここでの音はリミックスに)使わないでほしい」と苦笑いを浮かべていた。

 同じ“破裂音”でも最終地で鳴った音は少々痛みが伴った音だった――。大阪ロケ最終地として訪れたのはなんばグランド花月(吉本新喜劇)。味園ユニバースから目と鼻の先にあるお笑いの“集積地”。一行を出迎えたのは、今人気を集めるすっちー&吉田裕。お馴染みの「乳首ドリルせんのかい!」で室内は笑いの声で包まれた。

すっちー&吉田裕による「乳首ドリルすな!!」(撮影=木村陽仁)

 すっちー&吉田裕をナビゲーターにここからは芸人が続々登場。最初は藤崎マーケット。次にアコースティックギターを駆使した松浦真也が鉄道の発車メロディを弾き語って、“爆乳”を活かした笑いコンビ・爆乳三姉妹のときて、個性派・今別府直之が独特のキャラを爆発させた。“4者4様”の圧倒的な存在感を放ったネタで笑いの渦に。PUFFYの2人も目に涙を浮かべ、そして腹を抱えて爆笑。これまでのシュールなロケでたまったものを一気に吐き出しているようだった。最終的にPUFFYが気に入ったネタを録音した。

 全てのネタ披露を終え、PUFFYの2人は「凄く好き」だという「乳首ドリルせんのかい!」のネタに挑戦。まずは吉村由美がバットを持ち、優しく強く、リズムよく叩いていく。そして大貫亜美。胸を叩く場面で渾身の一振り。「ズドーン!」と打った吉田の胸はみるみる赤くなっていく。この“破裂音”もしっかりと録音した。

 吉田はこの時を振り返り「勝手なイメージですけど、由美さんの方が『ズドーン!』とくると思ったんですけど、完全に亜美さんの方が強いという…」。これに吉村由美は「案外優しいでしょ」とほほ笑んだ。強烈な一発をくらわせた大貫亜美の方は「良い音ね、ストレス発散」とSっ気の表情でニンマリ。念願のネタが出来たことに「嬉しい!」と笑顔を見せていた。

 シュールあり、笑いありの大阪ロケは無事? 終えた。以下は収録後におこなった取材の一問一答。

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