新しい地図の稲垣吾郎、草なぎ剛、香取慎吾が8日、東京・台場の日本財団パラアリーナで開かれた、パラスポーツ応援チャリティーソング「雨あがりのステップ」寄付贈呈式に出席した。配信リリースした同曲の売上金、約2300万円を日本財団パラリンピックサポートセンター、国際パラリンピック委員会を通じて寄付。香取は「パラリンピックの熱い想いをもっと若い世代、子どもたちに知ってもらいたい」とその願いを語った。また、贈呈式後にはパラリンピック正式種目であるボッチャに3人が挑戦した。

稲垣吾郎

 東京2020パラリンピック競技大会およびパラリンピックスポーツ環境の発展の為、パラリンピック競技大会の体制整備、パラリンピックスポーツの普及啓発事業、およびインクルーシブ社会への実現に向けた事業を展開する日本財団パラリンピックサポートセンター(パラサポ)のスペシャルサポーターを務める3人。

 パラスポーツへの支援の為に「新しい地図」として、パラスポーツ応援チャリティーソング「雨あがりのステップ」を3月19日にiTunes、レコチョク限定でリリースし、売上金額全額を寄付するチャリティー販売を6月30日までの期間限定でおこなっていた。

 売上金額の合計は2300万6214円で、国際パラリンピック委員会(IPC)の開発を担う機関であるアギトス財団に6万ユーロ(約780万円)が、リオ2016パラリンピック、平昌2018パラリンピック、東京2020パラリンピックの正式競技団体のうち申請のあった競技団体に残る約1520万円が寄付された。

草なぎ剛

 贈呈式では、寄付目録が3人から、国際パラリンピック会長のアンドリュー・パーソンズ氏、日本ブラインドサッカー協会事務局長の松崎英吾氏、パラアスリートを代表しボッチャの杉村英孝選手、そして山脇康氏に手渡された。

 稲垣は「本当に少しでもパラスポーツの支援になれれば嬉しいなと思っております。全国のたくさんの人に応援頂き、こうして寄付が出来ました。本当にありがとうございました」と言い、草なぎは「未来の選手やパラスポーツに貢献できるということで、これからもこの歌を大切に歌って皆さんに届けていきたいと思います」とこれからの音楽活動にも意欲を示した。

 香取は「チャリティーソングを購入してくれた方がの中にも今、西日本を中心にした豪雨の影響で被害にあわれている方も多いと思います。離れていても心はともにあります。頑張って下さい」と7日から8日にかけて停滞する梅雨前線の影響による記録的な大雨で、岡山や広島など西日本を中心に大きな被害がおきていることに触れ、被害者に励ましの言葉を送った。

香取慎吾

 そして「3月に平昌パラリンピックに行かせて頂いて、その時に山脇会長とお話をしたのですが、その時に感じたパラリンピックの熱い想いをもっと若い世代、子どもたちに知ってもらいたいと思っていて。今回の寄付金で世界中の子どもたちへのパラリンピックの普及にも使って頂けてとても嬉しく思っています」とアギトス財団への寄付もおこなわれたことを喜んだ。

 山脇康パラリンピックサポートセンター会長は「こういうことができるのも、3人の熱意、活動に賛同されたスタッフの方々、何よりチャリティーソングをご購入頂いた多くのファンの皆さんのおかげだと思います」と感謝の気持ちを述べた。

 アンドリュー氏は「皆さんの才能と芸術的なセンスをパラスポーツに役立てるというアイデアに大変感銘を受けています。ダウンロードして下さった10万人以上のファンの方に感謝したい」と語った。さらに、「東京2020パラリンピック競技大会に向けての国際パラリンピック委員会特別親善大使に就任して頂きたい」とその場で申請し、香取はその場で「はい」と快諾。正式に3人が親善大使が就任した。

ボッチャも体験

 また、贈呈式後には3人がボッチャに挑戦。杉村選手、アンドリュー氏、山脇氏のチームと対戦した。ボッチャは白いジャッジボールと呼ばれるボールに、手投げでどれだけ自軍のボールを近づけられるかを競う競技。カーリングとルールは似ているが、大きく違うところはジャッジボールを動かすことが出来るということ。

 それぞれが青と赤のチームに分かれてボールを2個ずつ投球。結果は杉村選手たちのチームが勝利したが、杉村選手は「初めてでこんなにボールがジャッジボールの近くに集まるなんて、皆さん上手です」と健闘を称えた。香取は「もう1試合やりたい」と悔しさを滲ませた。草なぎは「めちゃくちゃ楽しかったです」と笑顔を見せ、稲垣は「色んなスポーツ、僕だったらゴルフを思い出したりしましたが、似ていますよね。絶対もっと浸透してみんなにやって欲しい」とボッチャの魅力を語った。【取材・撮影=松尾模糊】

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