ロックバンドの04 Limited Sazabysが去る4月29日、横浜アリーナで、アリーナツアー『10th ANNIVERSARY LIVE TOUR』神奈川公演を開催。バンド結成10周年を記念して、5月5日の愛知・日本ガイシホール、5月11日の大阪・大阪城ホールの3公演をおこなうツアー。その初日となったこの日は、BLUE ENCOUNTの田邊駿一とgo!go!vanillasの牧達弥が祝福に駆けつけ、それぞれがパフォーマンス。メンバーとファンにとって特別な一夜となった。GEN(Vo、Ba)は「これからも格好良い大人であり続けたい」とこれからの活動にも意欲を示した。【取材=松尾模糊】

横アリのステージに感無量

 会場が暗転し、大きな発破音とともにステージにGEN(Vo、Ba)、HIROKAZ(Gt)、RYU-TA(Gt、Cho)、KOUHEI(Dr、Cho)が登場。「escape」など疾走感のある楽曲を立て続けに披露。ステージ前方から火炎の柱が上がる演出なども手伝い、序盤から会場のボルテージは一気に上がった。

撮影=ヤオタケシ、Viola Kam ・V’z Twinkle

 スタートからの派手な演出にGENは「火、熱すぎでしょ!」と笑いながら、「10周年ありがとうございます! 一緒に楽しんでいきましょ!」と呼びかけ観客を煽る。RYU-TAも「横浜アリーナ、元気ですか!?」と呼びかけ、ステージ上を移動しながらプレイし会場を盛り上げた。

 GENは「名古屋の旗を持って、横浜城を攻めに来ました! 今日は楽しんで帰って下さい!」と語り、「みんなのお陰でここまで来れました。でも、これは僕たちがHEROになる為のストーリーではなくて、HEROになってからのストーリーなんですよ」と、改めて決意を述べて新曲「My HERO」を演奏。KOUHEIのツービートがメンバーの演奏を引っ張っていき、会場の熱気も高まる。

 「nem...」では、「オーライ」のコール&レスポンスで会場の一体感を演出。HIROKAZも「最高ですね」とステージからの眺めに感嘆の声を上げた。さらに、この日は両親も駆けつけたというHIROKAZは「心配かけまくりました。金も借りました。でも、ここに立ててるから、お金返したでしょ(笑)」とコメントし会場を和ませた。

ブルエン田邊とバニラズ牧が登場

 ライブ中盤では、GENが「いろんなスペシャリストの人たちと一緒にこのステージを作って来ました」と語り、そこにカメラマンに扮したBLUE ENCOUNTの田邊駿一(Vo、Gt)が登場。田邊のカメラの映像がステージ上のメインスクリーンに映り、自身にカメラを向けた田邊の顔が映し出されると会場から大きな歓声が上がった。

撮影=ヤオタケシ、Viola Kam ・V’z Twinkle

 田邊は「10周年を祝う気持ちが強すぎて、裏方に回ってしまいました」と言いながらも「1曲歌いたい」とリクエストし「climb」で共演。さらに、GENが「せっかくなんでもう一人呼んでいいですか?」とgo!go!vanillasの牧達弥(Vo、Gt)が登場し、「Warp」を歌唱。バンド結成10周年を祝う2人のスペシャルゲストの登場で、ファンにとっても特別なステージとなった。

 ここで、改めて10年を振り返るメンバー。GENに10年で辛かったことは何かと尋ねられたHIROKAZは「CDを出せなかった時期が辛かったですね…」と明かす。2010年8月にインディーズでミニアルバム『Marking all!!!』をリリースしている彼ら。GENは「鳴かず飛ばずでね。でも、そこから何とか色んな人と繋がってここまで来れました。僕は子どもの頃から自分の事を伝えられるような仕事が出来たらいいなと思っていました。そして、この天職に就くことができました。これまでは誰かの作って来た道を辿ってきたんだと思うんですけど、これからは自分たちで道を作っていく立場になるんだと思っています。皆さん、今後とも付いて来てください」と語り掛けた。

 そして、印象的なギターリフから始まる「mahoroba」や初披露となる「夕凪」などを披露。「hello」では観客のシンガロングが会場に響き渡った。GENは「この10年駆け足で来たように思っているかもしれませんけど、これからアクセルを踏んで11年目、12年目と新しいステージを作っていきたいと思いますけど、皆さん付いて来てくれますか? 皆さんの未来に、俺たちの未来に、そして日本のロックシーンに光が差しますますように」と叫び、本編を終了。

 最後は、GENが「最近は本当に世の中がおかしくて、悪者いじめと言うか。自分と関係ない人の粗探しをして何だかなと個人的には思っています。何か空気を読んで、同調社会と言うか、自分がどう思うかよりも、どう思われているかを気にし過ぎて嫌です。その厳しい目を外側じゃなくて自分に向けろよと僕は思うし。自分の好きな物や人に好きと言えるのが格好良い大人かなと思います。これからも格好良い大人であり続けたいと思いますので付いて来て下さいね」と語りかけ、アンコールを披露しステージを締めくくった。

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