w-inds.が4月30日、神奈川・パシフィコ横浜 国立大ホールで、ファンクラブ会員向けのライブツアー『w-inds. FAN CLUB LIVE TOUR 2018~ESCORT~』最終公演を開催した。ファンクラブ会員向けのライブツアー。普段とはひと味違い、デビュー17周年を迎えた彼らの新旧楽曲を織り交ぜた内容で、全国6都市6公演で開催。橘慶太も「今までで一番喋ったな(笑)」とMCで語った様に、アットホーム感溢れる一夜となった。【取材=松尾模糊】

横アリのステージに感無量

 会場が暗転し、バンド演奏とともに2014年のアルバム『Timeless』収録曲「STEREO」でステージを開始。紗幕が下りると、橘がキーボード、千葉涼平がアコースティックギター、緒方龍一がエレキギターを奏で歌唱。千葉は「17年ぶりに演奏しましたよ」と振り返るほど、珍しいパフォーマンスで会場のボルテージも上がった。

w-inds.(撮影=福岡諒祠)

 緒方は「今日はツアー最終日なので、思い残すことなく楽しみましょう!」と呼びかけて、昨年9月発表の「This Love」を披露。エレピサウンドからゆったりとした入りでサウンドを聴かせるミディアムナンバー。サビではメンバーとともに観客が青いペンライトを振り会場が彩られる様子も印象的だった。

 2002年12月にリリースした2ndアルバム『w-inds.〜THE SYSTEM OF ALIVE〜』に収録されている「THE SYSTEM OF ALIVE」では、3人の息の合ったダンスパフォーマンスで会場の熱気を上げた。

 そして、「This is the Life」ではエレピサウンドとワウ(エフェクターの一種)の効いたギターサウンドの印象的な楽曲に乗せて、3人のコーラスワークで曲の持つ世界観に深みを持たせ、観客もその心地良い音楽に耳を傾けていた。

 緒方は今回のツアーについて「w-inds.の懐かしい曲を散りばめたステージになっています。僕たちの17年間をエスコートできるようなツアーになればと思ってこのツアーをやってきました」と語る。

 一方の千葉は「キャッチーな曲は良く覚えていますよね。でも、振付はちょっと…」と思わず本音を漏らし、会場にも笑いがこぼれる。緒方は「このツアー中にリリースした曲もあります。去年から慶太くんが作ってくれていますけど、その曲聴きたい?」と語りかけ、今年3月14日にリリースした、橘プロデュースによる最新シングル「Dirty Talk」を披露。

 ファンキーなベースラインが観客の身体を自然と揺らし、吐息のようなサウンドによって曲から大人の魅力が醸し出されていた。曲に合わせ、緒方がストライプ柄のアウターを脱ぎ捨て観客からも黄色い歓声が上がった。

アルバム発売発表も

 ピアノサウンドと橘の歌声から始まる「Dedicated to You」は、切ない恋心を歌ったバラードナンバー。2003年にリリースした『w-inds.〜PRIME OF LIFE〜』の収録されている同曲。橘は当時を振り返り「17、18の頃にこの歌詞を見た時、涙が出ましたからね」とエピソードを明かした。

w-inds.(撮影=福岡諒祠)

 千葉はデビュー当時の自身を振り返り、「MVの時とかテンション高いんだよね。でもその期間は短くて、無理しないで素の自分でステージに立ちたいと思うようになってからはそういうこともなくなった」とその心境の変化を語った。

 橘は「またファンクラブツアーは来年もやりたいね。いつもと違う感じで、今までで一番喋ったな」と今ツアーならではの雰囲気を楽しんだ様子。そして、緒方が「ラストスパート、皆さん楽しんで行きましょう!」と呼びかけステージはクライマックスへ。

 「We Don't Need To Talk Anymore」では橘のハイトーンボイスが心地よく響き、続く「Time Has Gone」では千葉と緒方の入れ替わるボーカルで曲の持つ世界観に広がりを持たせる。そして、「Again」で本編を終了。

 ステージからメンバーが去った後には観客からアンコールが巻き起こり、会場にその声が響き渡った。その声に応え、再びメンバーが登場し大きな歓声に迎えられた。ここで7月4日にニューアルバム『100(ワンハンドレッド)』が発売されること、さらに新作を引っ提げたツアー『w-inds. LIVE TOUR 2018“100”』が7月13日の東京・オリンパスホール八王子公演を皮切りに開催されることが告げられ、大きな歓声が起こった。

 最後は2003年5月のシングル「SUPER LOVER〜I need you tonight〜」を披露。<Everybody,Move your body>のシンガロングも起こり、大団円の中ツアーを締めくくった。

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