スピルバーグ監督

 映画監督のスティーブン・スピルバーグが18日、都内でおこなわれた、映画『レディ・プレイヤー1』ジャパンプレミアイベントに登場。13年ぶりの来日への喜びなどを語った。この日は、映画に出演したタイ・シェリダン、オリビア・クック、森崎ウィンも登壇した。

森崎ウィン、スピルバーグ監督、オリビア・クック、タイ・シェリダン

 久々の来日に、表情をほころばせながら500人のファンが訪れたレッドカーペットイベントに応じたスピルバーグ監督。日本の印象に対して「いろいろ変わっているところがあると思うけど、礼儀正しく敬意を払うというところがある。皮肉が見られないのが、私の国とは違う」と絶賛しながら、自身の作品に対して「この作品は、私の作品の中で一番皮肉が無いので、日本に合っていると思います」と作品をアピールする。

 『レディ・プレイヤー1』は、スティーヴン・スピルバーグがアーネスト・クラインの小説を原作として映像化した作品。仮想ネットワークシステムの謎を探る高校生の活躍を描くSFアドベンチャーで、2045年を舞台に、仮想ネットワークシステム「オアシス」開発者の残した遺産をめぐり争う様を描く。

 作品に登場する「誰しもがなりたいものになれる世界」オアシスでは、『バック・トゥ・ザ・フューチャー』のデロリアンや『マッドマックス』のインターセプター、バットマンのバットモービルなどの乗り物をはじめ、格闘ゲームの金字塔『ストリートファイター』シリーズの春麗やブランカ、サガット、リュウやシューティングゲーム『オーバーウォッチ』からレナ・オクストン、さらに『ミュータント・タートルズ』の“忍者”に、キングコング、さらにはキティちゃんや『機動戦士ガンダム』など、さまざまな作品の世界が交錯している。

森崎ウィン、スピルバーグ監督、オリビア・クック、タイ・シェリダン

 その世界観の一部を担う日本のポップカルチャーについて「とにかくアニメと出会って、本当に魅了されたんだ」と大きな影響を受けていたことを明かすと共に「私は黒澤明、三船敏郎と出会う前に、父に連れられて初めて見たのはゴジラだったんだ。『ジェラシック・パーク』は、その作品を完全に元として作ったんだよ」などと回想を語り、会場を沸かせていた。

 また、この日は作品にちなんで「自分がなりたいものとは?」と問われると、タイがアイアン・ジャイアント、オリビアがチャッキー(映画『チャイルド・プレイ』に出てくる殺人人形)、森崎がドラえもんと答える中で、スピルバーグ監督は「私は、監督って作品出でてはいけないものだと思っていたんだけど、アルフレッド・ヒッチコック監督はちょっとずつ出てましたよね…」などと前置きをしながら「だから映画の最初に、キティちゃん役としてちょっと出る、というのをやってみたいね」などと語り、笑いを誘っていた。【取材・撮影=桂 伸也】

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