フジテレビ系で21年半にわたり放送された『めちゃ×2イケてるッ!』が3月31日の放送をもって終了した。「22年間の感謝をこめて最後はみんなで空高く舞い上がれスペシャル!!」と題して放送され、ナインティナインの岡村隆史は「ありがとう」の言葉を連呼し、感謝を伝えた。

 この日の放送では、俳優の小栗旬、綾野剛をはじめ、X JAPANのToshl、中居正広、ビートたけし、関根勉ら大物芸能人が多数出演。「シャンプー刑事」「クイズ濱口優」「しりとり侍」など番組の名物企画も復活するなど、大きな盛り上がりを見せた。

 エンディングでは、岡村の結婚式という設定で、メンバーがそれぞれに抱えた思いを祝福のメッセージという形で口にしていく。

 ナインティナインの矢部浩之は22年の歴史には多くのことがあり、短い時間では話しきれないと切り出し、「加藤浩次が言ってたんですけど『岡村を神輿に乗せて、自分らは担ぐんだ』と。若手時代はど真ん中に行きたいはず。センターで、やっぱりやっていきたいと思うのが普通」と続け、極楽とんぼやよゐこ、オアシズ、さらに鈴木紗理奈、雛形あきこ、武田真治ら当初からのメンバーの強い気持ちに深い感謝した。

 さらに、新メンバーの努力にも深い敬意を示す矢部は「みんなそれぞれ、次のステージに行って、自分の番組はコレや!というのを見つけられたらいいなと思う」とメンバーのこれからにエールを送った。

 ラストメッセージに臨んだ岡村隆史は、フジテレビのあるお台場に行くためレインボーブリッジを渡る時、「ワクワクするという気持ちで渡ったことは一度もありません。しんどかったり、苦しかったり、痛かったり、悲しかったり、悔しかったり、他の番組と違ってキュッと心が苦しくなるような感じで22年間渡ってまいりました」と率直な心境を打ち明けた。

 その上で、「岡村隆史という神輿をみんなで担いでいただいて、本当にありがとうございました」とし、8年前に自身が休養している時にも頑張ってくれたメンバーに感謝した。 

 岡村は言葉を詰まらせる。休養し、テレビに戻れないとの気持ちも抱えていたといい、「待っててくれた旧メンバーにも感謝している。オーディションでともにやってくれた新メンバーもありがとうございました。そして、何よりもめちゃイケに携わってくれた全てのスタッフの皆さま本当にありがとうございました」と感極まった。

 涙をぬぐう岡村に、矢部は「良いですよ、最後なんでね」とサポートする。岡村は「何より、22年間、めちゃイケをかわいがってくださったお茶の間の皆さん、本当にありがとうございました。恥ずかしいんですけど、最後に言わさせていただきます。めちゃイケは僕の青春でした。本当にありがとうございました」と深くお辞儀した。

 感動のフィナーレと思いきや、ここで同じ土曜8時の番組だった「オレたちひょうきん族」のパーデンネンに扮した明石家さんまが登場し、頭を下げた岡村の頭を叩く。ここから爆笑に次ぐ爆笑のステージとなった最終回。岡村は事前にさんまに「土曜8時の枠をお返しします」と伝えていたというが、さんまは「お前ら22年もやったんやろ? お前らの枠や」と返し、最後の放送を盛り上げた。

 最終回を見守った視聴者にとっても感慨深いものがあった様子で、「多分物心つく頃からサザエさんとかワンピース並みに毎週見てた気がする」「めちゃイケの最後をリアルタイムで観られなかったら一生後悔してたところでしょう」「めちゃイケは親友だった」「わたしにとっても青春だった!」「お疲れ様でした!」などと、21年半の歴史をともに歩んだ人たちから様々な声が集まっている。

 1995年に始まった『めちゃ2モテたいッ!』をリニューアルする形で、1996年10月からスタートした『めちゃ×2イケてるッ!』。ナインティナインを中心に当時の若手芸人やタレントがレギュラーを務め、土曜8時の枠で大人気を博し、この日の放送をもっておよそ21年半の歴史に幕を閉じた。

 JUDY AND MARY「BLUE TEARS」や横浜銀蠅「RUNNING DOG」、ゆず「タッタ」などの名曲が主題歌に使用されるなど、音楽との親和性もあった同番組。最後に使用されたのは、サザンオールスターズの「みんなのうた」だった。

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