3人組ボーカル&ダンスグループのJ☆Dee'Zが3月7日に、ミニアルバム『あと一歩』をリリース。小学生時に結成し、2014年にシングル「Beasty Girls/Let the music flow」でデビュー。現在は高校1年生のNono、高校2年生のami、高校3年生のMOMOKAで活動。圧倒的なダンススキルを持ち、ボディパーカッションやストンプなどを取り入れたパフォーマンスで話題を集める。『あと一歩』は、メンバーのMOMOKAが高校を卒業する為、全員が女子高生としてリリースする最後の作品。高校生らしい歌詞と新たなチャレンジが詰め込まれ、「この1枚でJ☆Dee'Zのことが分かる、自己紹介的なミニアルバム」だという。3人が“あと一歩”と望むその先にあるものとは何なのか、話を聞いた。【取材・撮影=榑林史章】

“あと一歩”という気持ちを踏みしめて

――ミニアルバム『あと一歩』は、どんなアルバムになりましたか?

J☆Dee'Z

ami この春でMOMOKAが高校を卒業して、4月からはメンバー全員が高校生というわけではなくなります。全員が高校生としてのリリースはこれが最後のリリースになるので、“今”しか感じられないものをたくさん届けたいと思って、いろいろな面を見せられるミニアルバムという形態をとりました。これまでの集大成でもあり、新しい一歩を踏み出すきっかけになる1枚にしたいと思って、『あと一歩』というタイトルを付けました。

――夢や友だち、悩みをテーマにした曲もあり、スクールライフが詰まった1枚ですね。

MOMOKA 表題曲の「あと一歩」は、まさしく私たちらしい力強い曲だし、ORESKABANDさんと制作させていただいた、私たちにとって新しいタイプの曲や、遊助さんのカバー曲「全部好き。」も収録しています。さらにレトロなディスコサウンドに“JKあるある”を詰め込んだ歌詞が楽しい曲や、卒業ソングで初めてのバラード「三月」もあります。この1枚でJ☆Dee'Zのことが分かる、自己紹介的なミニアルバムにもなっていますね。

Nono 高校生という私たちの年代だからこその気持ち、卒業を迎えた今の時期だからこそ感じること、そんな私たちだからこそ伝えられることが詰まっています。

――表題曲の「あと一歩」は、MVでダンス強豪校の千葉県立・幕張総合高校のダンス部員と学校を舞台にダンスをしていますね。きれいな学校で、一緒に踊っている人数もすごく大勢ですね。

ami 総勢58人と私たち3人です。ダンス部員さんは1年生だけであの人数で、さすがダンス強豪校だなと思いました。校舎は7階建てで、おしゃれできれいだし。「私も通いたい!」と思うほど素敵な学校です。見学させていただいた時から、「ここで撮れたら面白いね」なんて話をしたりしていました。

MOMOKA 振付は、前作の「Answer」も手がけてくださったTAKAHIRO先生で、MVの構成は私たち自身で考えました。いつも3人なのがこの時は合わせて61人ですから、本当に何もかもが初めてで、アイデアを振り絞って考えました。でも考えている時間も楽しかったですし、改めてダンスの楽しさにも気づけました。ダンス部のみなさんも、お互いに指導し合ったりして自分たちで高め合っていて、その様子を見ただけでも刺激を受けましたね。

Nono このMVを見て元気になってくれたり、大人の方なら学生時代を懐かしんでもらえたらうれしいですね。

――MOMOKAさんは、制服を着て学校で踊るのはこれで最後になるかも?

MOMOKA そうかもしれないですね(笑)。MV撮影の時は、幕張総合の、実際の制服のスカートとリボンを身に着けさせていただいて、私たちも幕張総合の学生になった気持ちでした。

Nono 一緒に練習ができたのは4日間でしたけど、ダンス部の子たちとすごく気持ちが通じ合えたと思います。クラスメートとか、同級生みたいな気持ちでした。

ami 短い期間でしたけど、“同士感”みたいなものが芽生えて、撮影が終わって帰る時は、転校するみたいな寂しい気持ちになって泣いちゃいました。

――「あと一歩」は、非常に前向きで力強い曲ですが、自分たちでは、何に対して「あと一歩」だと思って歌っていますか?

ami J☆Dee'Z自身が、もっと有名になって大きな会場でライブをすることが、ざっくりとした目標なので、それに向けてあと一歩どころか何歩も足りなくて…。

Nono だからこそ、その“あと一歩”という気持ちを踏みしめて、積み重ねていくことが大事だと思っています。一歩を踏むことすら大変なことは私たち自身も理解しているので、この曲で私たちと同じように“あと一歩”と思っている方たちの背中を押してあげられるような、一歩を踏み出すきっかけになる曲にしたいです。

MOMOKA この曲は、Wリーグ(バスケットボール女子日本リーグ)の公式応援ソングでもあって、選手のみなさんからアンケートを採って集めた言葉も活かしています。たとえばチームプレイの大事さなど、私たち自身にも共通するところがたくさんあったし、スポーツやダンスをやっていない人にも通じる歌詞になっています。

ami それに制作の初期段階では候補が2曲あって、どちらにするか迷っていたんですけど、最終的に合体させてこの曲ができたのもエピソードの1つです。できあがった曲を聴いた時は、「<オーオーオー>と歌ってるところはこっちの曲で、サビはあっちの曲だ!」とか、すごく驚きがありました。そういうでき方をした曲は今までなかったので、その部分でも印象に残る曲になりました。

Nono 1曲ずつでもいい曲だったから、すごくぜいたくだよね。でもすごく自然に馴染んでいます。

MOMOKA もともと2曲だったことを忘れるくらいです。

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