ゴスペラーズが3月1日、都内で『日清食品 東京2020オリンピック競技「近代五種」応援宣言』の記者発表会に出席。発表会では、東京2020オリンピック競技である「近代五種」応援キャラクターの「ぺんたうるすくん」がお披露目された。ゴスペラーズは“近代五種ペラーズ”として、ぺんたうるすくんと制作した応援ビデオで披露している「ひとり、で五つ」を生歌唱。代表曲「ひとり」の替え歌である同曲について、メンバーの村上てつやは「こっちの方が気持ちいいかな(笑)」とノリノリで参加したことを明かした。

 「近代五種」は、東京五輪の正式種目で1人の選手がフェイシング、水泳、馬術、射撃、ランニングの5競技をおこなう。多様な種目を1人でおこなうことから「キング・オブ・スポーツ」とも言われている。日清食品は「HUNGRY TO WIN(世界に食ってかかれ)」のスローガンのもと、チャレンジ精神を沸騰させるスポーツマーケティングを展開。東京2020大会に向けて「近代五種」をサポートする。

 日本近代五種協会専務理事の野上等氏は「軍隊が敵地に馬で赴き、闘い、その情報を自国に報告する一連の行動を、近代オリンピックの父、クーベルタン男爵がスポーツ競技として提案したもので、フランスのナポレオン時代までさかのぼるオリンピック最古の起源を持つスポーツの一つと言われています」と近代五種の起源について説明。そして「たくさんの方々にこの種目の魅力を知って頂ければと思います」と日清食品のサポートに期待した。

ぺんたうるすくん

 この日は応援キャラクターの「ぺんたうるすくん」もお披露目。筋骨隆々の肉体にフェンシングマスクを被り、右手にサーベル、左手にピストルを持ち、下半身が馬で前足にランニングシューズを履いている。

 ぺんたうるすくんについて、全国の小学生100人にアンケートを取った結果「気持ち悪い」という結果が圧倒的に多数を占めた。この結果にメンバーは笑いながらも安岡優が「でも、会ったら好きになると思いますよ」とフォロー。村上も「ゆるキャラ界とかにはいないキャラですからね…」と結果に苦笑い。北山陽一は「この種を絶やしてはいけない、そう思います」とコメントした。

 ゴスペラーズは同日から公開されている、日清食品の近代五種応援特設サイトの映像でぺんたうるすくんを取り囲み、“近代五種ペラーズ”として「ひとり、で五つ」と名付け、2001年のヒット曲「ひとり」をベースに<たったひとりきりで 五つもやるんだ>と歌詞に近代五種のフレーズを入れ込んだ替え歌を歌唱。

 村上は「我々は5人でひとつのことをやるんですけど、近代五種の選手はひとりで5種目やるということで、物凄く熱い想いで歌わせていただきました。替え歌で生歌唱は初の試み。村上は「最初は不安でしたよ(笑)。僕たちの歌と五種の競技が上手く合わさっていて、デモテープからノリノリで歌いました」と今回の替え歌についてコメント。

 歌詞について安岡は「メロディーに歌詞がキレイにハマっていますよね」と感心。最後に<近代五種~>と歌い上げる村上は「こっちの方が気持ちいかなと思うくらいです(笑)」と満足気。

 撮影を振り返り、安岡は「実はダンスも上手なんですよ。僕たちの歌に合わせて、筋肉の一つひとつが動いていて、本当に美しい生物だと思います」と語る。

 また、撮影ではメンバーがそれぞれ5種の道具を手に取り歌唱している。フェンシングマスクを持った黒沢薫は「結構重いんですよね。これを付けてやっているんだと思うと凄いですよね。パワーがいる競技なんだなと思いました」とフェンシングについて語る。

 北山は射撃の銃を持った。「ずっしり来るんですけど、精密機械という感じが分かってちょっと嬉しかったですね」と初めて触れた感想を述べた。馬術のムチを持った安岡は「本物の道具を持たせて頂くとこちらも緊張感が増す感じでした」と競技に用いられる道具にも感動した様子。

 ランニングシューズを持った酒井雄二は「これは本当に誰もが見たことあると思うんですけど、ランはスポーツの基本中の基本ですから」と言い、水泳のゴーグルを持った村上は「この競技に水泳が入っているのはきついんだろうなあ、と思います」と体力の消耗が激しい水泳も組み込まれた競技について語った。

 この日は会場で「ひとり、で五つ」を生歌唱。会場に登場したぺんたうるすくんも筋肉を揺らしながら同曲に反応していた。

 メンバーを代表し、村上は「ぺんたうるすくんとともに、我々の『ひとり、で五つ』でこの種目をより多くの方々に知ってもらう為に盛り上げて行きたいなと思います。ひとりで五種目をやるという、凄いアスリートのパワーというのを私たちも頂いて、少しでも多くの方に伝えていければ」と意気込んだ。

 近代五種の魅力について、オリンピアンの黒須成美選手は「試合が終わると、とても達成感があり、最後まで勝負の行方が分からないのが魅力です」と言い、「ロンドン五輪に出場しましたが、まだ友人からもどんな競技? と聞かれることが多いです」と知名度の低さに問題を感じている様子。

 同じく近代五種の才藤歩夢選手は「朝から日が暮れるまで競技が続くので、集中力を保つことが大変な競技です」と言い、「最後まであきらめないでいて初めて結果もついてくるので、底も魅力だと思います」とその魅力について語った。【取材・撮影=松尾模糊】。

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