板野友美

 歌手で女優の板野友美が24日、都内で、写真集『Wanderer』(19日発売、講談社)の出版記念お渡し握手会を開催。イベント前に開かれた取材会で板野は、今作によって「いろんな自分に出会えました」と語るとともに、撮影中に涙を流した理由を明かした。

 写真集は、10枚目シングル「Just as I am」と同シングルのMV、そして、本作の『Wanderer』との連動企画。共通コンセプトに「自分らしさ」を掲げて制作が進められた。自身と向き合うために、自身に手紙をしたためるカタチで今の心境やソロデビュー7年を振り返った。そのなかから生まれた歌詞をもとにメロディがつけられ、そのイメージに合う撮影地として米ロサンゼルスが選ばれ、同地で写真集とMVの撮影をおこなった。

板野友美

 この日、春を感じさせる花柄模様が散りばめられたファッション姿で登場した板野。「今回はシングルと連動しているので、長く時間をかけて作った感じでした。こうして作品として出来上がったのが嬉しい」と晴れて発売を迎えたことに喜びの思いを示した。

 ロサンゼルスを撮影地に選んだ理由については「好きな場所でもある」とし、撮影を通じて「自分とは何かという自分探しの旅に出ている、一人旅をしている気分。新しい自分に出会えた。例えば、今まで海が好きだったけど、砂漠や山を見て山が好きかもと思えたり。自分が知らない新しい自分に出会えました」と語った。

 お気に入りカットとして選んだのは、座りながら背伸びしている写真で、ナチュラルな笑顔が印象的だ。選んだ理由を聞かれ「作っている笑顔ではなく自然というか、撮られている感じはなかった。話している合間とか、会話のなかの笑顔みたいなものと撮ってくださった。自然体で良いかなと思います」と述べた。

板野友美

 自身をありのままに出した前作の写真集『Rerease』と同じカメラマン・ND CHOW氏が今作も撮影している。そのためか自然体な表情が活写されており、板野は「あまり撮影しています、という雰囲気をカメラマンさんが出さなくて。疲れたからしゃがもうかなという時に撮ったものとか、本当に一人旅をしているような感じだった」と回想した。

 また、前作と同様に、写真選びはノータッチ。「今回の写真集も1枚も選んでなくて、こういう表情もあるのかという写真も。自分の知らない一面が出せた写真集だと思います。自分としては恥ずかしいものもあった。自分が決めている顔ではなく、こういう表情もあって。いままでの自分とは違うものが出せたと思います」と新たな発見があったと明かした。

 印象深いエピソードとして撮影最終日をあげるとともに、先日明かされた「思わず涙を流した」理由についても言及。「1週間居て一人旅の最後の日に“旅が終わっちゃうな”と。最後の撮影はシングル(Just as I am)を掛けながらでしたが、歌詞を聞きながら、その歌詞などに感動して、1週間の一人旅も終わりだと思ったら自然と涙が出てきて。撮影が終わった達成感と、いろんな自分に出会えたなと。自分が書いた歌詞にもウルウルしました」と明かした。

 実は一人旅が苦手だという板野。「誰かが一緒にいないとだめですね。そういう意味でも今回の旅は自分に向き合えたかなと。一人旅は寂しいけど、一人の時間とか、自分と向き合う時間も大切だなと思えました」と新たな学びもあったようだ。

板野友美

 一方、記者から「色気が出ました?」と尋ねられると「変わらないですね」と謙遜しつつも「自然な形で撮ってもらえた。お部屋で一日着替えたりするじゃないですか、自然な感じでセクシーなところも出そうかなと、大人の女性をみせようかな。彼になった気持ちで拝見してほしい」と自然体な大人セクシーも見どころであると語った。

 周囲の反響も上々で「自然体でプライベートを知っている友達からはそのまま出ているねと言われました。今回の楽曲も好きと言ってもらえて」とした。

 現在、平昌五輪が開催中。羽生結弦選手の金メダルは記憶に新しいが板野は「羽生選手は感動しました。ドキュメンタリーを見た後だったので、2大会連続の金メダルも感動。羽生選手はノートに『絶対に勝つ」と書いていて、それをみて頑張ってきたというのを見て『自分を信じる力』は勉強になりました。自分を信じて負けずに頑張りたい」と影響を受けたようだ。

 そんな板野も4月から新たな挑戦が始まる。自身初の、バンド編成での全国ツアーだ。「ツアーが決まりました。初めてのバンドなので、それも自分との勝負だな」と意欲。

 更に今後の活動について「演技にも挑戦したい」とも。その理由として「演技のお仕事をしてから、歌を歌っているときの表現力が着いたと思う、人に伝えないといけないという意識というか。これまではちゃんと歌おうとしていたけど、演技をしてからは歌を歌うのではなく、ちゃんと伝えないといけないなと。(演技の仕事をしてから)歌う時も自然と気持ちが乗るし、それもシングルに繋がっているんじゃないかなと思います」と様々な経験が歌手としての表現力に繋がっていると述べた。【取材・撮影=木村陽仁】

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