アイドルグループの夢みるアドレセンス(夢アド)が12日に、東京・豊洲PITでワンマンライブ『ULTRA YUMELIVE!2018』を開催した。このライブは昨年12月に新メンバー3人が加入し7人体制となった夢アドの現体制初ワンマンライブ。この日のためにグループ史上最も長いリハーサルをおこなったといい、メンバーにとってもファンにとっても記念すべき1日となった。リーダーの荻野可鈴が「5年間の幸せを共有できてるのが嬉しい」と語った様に、夢アドのこれまでと、新体制でのブレイクスルーを予感させるステージとなった。この日の模様をレポートする。

7人で魅せる新境地

夢みるアドレセンス『ULTRA YUMELIVE!2018』

 BGMが終了するとともに暗転。「OVERTURE」とともに、オープニングムービーが流れる。そして会場の期待値が一気に上がったところに、白い球状の物体が現れた。そして白い紗幕が落ち、夢アドの7人が登場。

 荻野可鈴が「豊洲PITいくぞー!」と煽り、「ステルス部会25:00」からライブはスタート。ダンスロックで1曲目からアクセル全開。荻野がさらに煽り、バックバンドの演奏も華を添える。さらにメンバーはステージの高い位置に登っていき「20xx」を披露。続いてメンバーのそれぞれの声にオートチューンがかかったダンスチューン「Rainbow Rain」と並べていく。1曲目の様なバンド演奏ではなく、打ち込みサウンド。キュートな振付けで魅了していく。

 荻野がマイクを取る。「さあ始まりました! ニュー夢アド、ファーストワンマン!」と宣言してから全員で「ULTRA YUMELIVE in豊洲!」とタイトルコール。「一緒に最後までアホになってパーティしちゃいましょう!」とテンションの高いMCを見せた。

 そこから「Bye Bye My Days」へ。硬質なギターのイントロから、曲を盛り立てる4つ打ちに合わせてパフォーマンス。ペンライトを振るファンの腕にも力が込められているのがわかる。疾走感のある「フォトシンテシス」では、ファンの掛け声が絶妙にはまっていた。間奏で綺麗に回るフォーメーションの振付にも引き付けられていく。

 <Sexy リーダーシップ>というフレーズが印象的な「リーダーシップ」は全員で4カウントしてから見せ場のダンスパートへ展開。さらに京佳が「まだまだいくぞー!」と煽って「キャンディちゃん」へ。キュートにマイクリレーを演じていく。バレンタインが近いという事もあり、メンバーからチョコが投げ入れられた。その後、キラキラしたサウンドで「ひまわりハート」パフォーマンスし、ラストの決めポーズ。

 「人口がいつの間にか増えて、7人組になりました」と、荻野が話し始めた。そして先輩が新加入のメンバーを紹介していく。小林れいは「私とサイズ感ぴったり」と山口はのんを紹介。京佳が山下彩耶を紹介し「若い2人でフレッシュに頑張っていこうね」とした。志田友美は水無瀬ゆきを「インパクト抜群の新人」と紹介した。そして「改めまして、この7人が夢みるアドレセンスです!」と7人で挨拶。

 「おしえてシュレディンガー」でライブが再開した。後半部で荻野が投げキス。フロアではカラフルなペンライトが揺れる。「恋のエフェクトMAGIC」は2対3対2のフォーメーションで魅せる。「ララララ・ライフ」では粋なリズムに合わせて、ミュージカル風の演出。

 そして「B-Day」。曲中で志田と水無瀬の誕生日が祝われ、2人はケーキのロウソクを吹き消した。2人は、志田が「大人の自覚を持ち、自分の事よりも人のために動ける人になりたいと思います。それから、牛乳をもっと飲みたい」、水無瀬が「ここにいる皆が幸せになれるようにしたいと思います」とそれぞれコメント。

 お祝いムードも冷めやらぬ中、ピンクを基調とした衣装に衣替えをしたメンバーたち。続く楽曲は3月発売のニューシングル「桜」。NAOTO(ORANGE RANGE)が作ったこの曲は、夢アドの曲で1番体力を使うという。ステージをぐるぐる動き回り、フラッグを回し、ファンキーに歌い上げた。

 ここでまたバンドがステージイン。小林がタイトルコールして披露されたのは相川七瀬のカバーで「夢見る少女じゃいられない」。ハードロック調のアレンジに合わせ、マイクスタンドを使った振り付けでパワフルに魅せる。そして、Xジャンプも炸裂。

この7人が5年間で1番楽しいし大好き

夢みるアドレセンス『ULTRA YUMELIVE!2018』

 ここからの夢アドはもう止められない。さらにアグレッシブに「Exceeeed!!」へ。扉を叩き割るようなサビにフロアも熱狂する。そして荻野が「暴れようぜ!」とアジテーションし、とどめは「ファンタスティックパレード」。

 キャッチーなギターのフレーズとともに、激しい振り付けでスパートをかける。合いの手でジャンプする観客もそれに付いていった。エンディングの音が響くなか、「今日は最高の夜をありがとう! また一緒にあそぼうね!」と荻野がシャウトして、メンバーが退場。暗くなったステージには青のライトだけが灯る。その後に力強いアンコールが発生。

 「アンコールありがとうございます! まだまだ楽しんでいきましょう」と感謝を伝えて、涼しげな衣装に着替えたメンバーが登場。「17:30のアニメ」でアンコールが始まる。元気にうたっていく7人。水無瀬のシャウトも響き渡り、志田の歌声はアンコールに入っても艶やか。

 「ウルトラな夜なので、延長戦でお送けしたいと思います」、改めて荻野が語った。そしてひとり一人がこのステージの感想を述べる。

 小林「夢アドが変わって戸惑っている人もいるかもしれませんが、新しい子が入って新しい引き出しも増えました。これからもっと皆さんに観てもらいたいです」

 志田「この5年間で1番長くリハーサルをしました。凄い大変だったけど、満員の会場が観れてやりがいを感じました」

 山下「沢山みんなで練習してきて、感謝してます。先輩が優しく厳しく、成長できたなって思います」

 水無瀬「広い所にこんなに人が沢山いて、こんなに幸せな誕生日は初めてです。今まで先輩が歌っていたところを頂けたので、これからも大事に歌いたいです」

 京佳「4人の夢アドも5人の夢アドも大好きでした。でも今この7人が5年間で1番楽しいし、1番大好きです」

 山口「初めてのワンマンで不安だったんですけど、先輩たちにダンスも沢山教えてもらっいました。これからは7人で頑張っていくので宜しくお願いします」

 最後に荻野が「これまでの5年間があって、その総集編がこの会場で出来ています。最初は『今までせっかく作り上げてきたのに』って思っていたけど、こうして皆さんと5年間の幸せを共有できてるのが嬉しいです。メンバー皆がそれぞれ成長できた、3カ月でした。もっともっと付いてきて頂いて、もっともっと楽しい日々を送っていこうじゃないですか!」とファンに呼びかけると、大歓声で応答が返ってきた。

 その後は一杯になった気持ちを吐きだす様に「舞いジェネ!」。MCにあった、彼女たちの今の充実ぶりが納得できるパフォーマンスだった。バンドもノリノリ。クールにエンディングに続いて、この日最後は「アイドルレース」だった。早口でまくしたてていく。ポップなサビを全員で合唱。フィナーレ感がその場に満ちていた。最後は全員でジャンプ。新体制でのブレイクスルーを予感させる一夜であった。

記事タグ