FLOW×GRANRODEOが1月24日に、東京・Zepp DiverCity Tokyoでワンマン『FLOW×GRANRODEO 1st LIVE TOUR “Howling”』の東京公演を開催した。前回の活動から約3年ぶりの再始動。FLOW×GRANRODEOとしての初ライブは、23日の大阪BIG CATと24日のZepp DiverCity Tokyo、そして3月の台湾公演2daysと、3会場4公演をおこなうというもの。ライブはお互いの曲も交えながら、24日にリリースされたばかりの新曲「Howling」などアンコール含め13曲を披露した。ステージ上の7人とオーディエンスのエネルギーがぶつかり合ったライブのもようを以下にレポートする。【取材=村上順一】

お互いの曲も組み込んだセットリストで展開

KEIGO(撮影=平野タカシ)

 寒さが増していく1月。体を突き刺すような冷たい風が吹いていた。それとは裏腹に満員の会場はすでに熱気で満ちていた。開演時刻になると、BGMのボリュームが大きくなると照明が落ちる。SEが響き渡り、ステージ後方のバックドロップを照らすライトが心臓の鼓動音と連動し脈打っていた。

 そして、歓声のなか7人がステージに登場。オープニングナンバーはFLOW×GRANRODEOの1stシングルのカップリング曲「New World」。序盤から、7人によるアクセル全開の圧巻のステージを見せつける。続いてはFLOWのアグレッシブなナンバー「愛愛愛に撃たれてバイバイバイ」をKISHOW(Vo)、KOHSHI(Vo)、KEIGO(Vo)による個性豊かなトリプルボーカルで紡ぐ。楽曲の勢いも手伝って、7人によるエネジーで満たされた。e-ZUKA(Gt)とTAKE(Gt)は、リズムに合わせ二人で楽しそうに、ステップを刻みながら演奏する姿が印象的だった。

 続いて、GRANRODEOのナンバーから代表曲のひとつ「Can Do」を届ける。サビではオーディエンスの歌声も響き渡り、一体感が高まっていくのをビリビリと感じた瞬間。ギターソロはe-ZUKAとTAKEが前半後半に分かれてプレイ、このユニットならではのアレンジで聴かせてくれた。

 KEIGOが「持ち曲4曲ですけど、気持ちが勝ってライブがやりたいということでやっちゃいました!」と熱い気持ちでワンマンを敢行したことを告げ、IWASAKI(Dr)とGOT’S(Ba)によるリズム隊のグルーヴに、オーディエンスも体を弾ませ、スイッチングするトリプルボーカルがスリリングだったFLOWの「プラネットウォーク」、e-ZUKAのLEDによって指板が輝くフライングVタイプのギターが存在感を放った、GRANRODEOの「Glorious days」とお互いのナンバーを交互に披露し、楽しませてくれた。

 フロントマン3人による喋りのプロかと思わせるほどの、テンポ感の良いトークから「DAYS」、楽器隊4人によるハードエッジなインストナンバーを挟み、この日リリースとなった最新ナンバー「Howling」を披露。イントロでの高揚感を高めるスケール感の大きなサウンド、深化した7人のサウンドにさらなる盛り上がりを見せる。ギターソロでの2人によるチョーキングはまさに“Howling”を体現しているかのよう。

バンドっぽくなれた

FLOW×GRANRODEO(撮影=平野タカシ)

 ここでe-ZUKAがメイン司会となってのMCコーナーへ。「昨日と今日でバンドっぽくなれたね。ポーズとか決めちゃえば良いかも」と、メンバーの名前をコールし、戦隊モノのようなポーズを7人で次々と取っていくお茶目なシーンも。予測不能なMCに会場は終始笑いに包まれる。そして、FLOW×GRANRODEOの最初のユニット名候補だったという由来を持つタイトルの「GLOW」を披露。この7人をテーマに描かれた世界観を、2ビートの疾走感溢れるビートでオーディエンスを扇情させる。一糸乱れぬシンクロ率を見せたギターのツインリードに視線は釘付けだ。

 続いて、GRANRODEOの「modern strange cowboy」ではオーディエンスの掲げた腕で埋め尽くされる圧巻の光景が広がり、その勢いのままFLOWの「GO!!!」へ。躍動するリズムにボルテージはどんどんと高まっていき、間奏ではオーディエンスとウェーブやシンガロングで盛り上げた。ラストは「すべてはこの曲から始まりました」と銀テープが盛大に舞うなか1stシングル「7-seven-」へ。七色の個性が席巻するなか、最高のテンション感で本編を終了した。

 アンコールに応え、再び7人がステージに登場。メンバーそれぞれのスピーチから、もう一度「Howling 」を演奏。これで最後と本編で披露した時よりも、なりふり構わぬ演奏に、オーディエンスもさらにエキサイティング。7人の勢いを集約した歌と演奏でライブを締めくくった。3月には台湾公演をおこなうFLOW×GRANRODEO。海外でもきっと熱いライブを繰り広げてくれることだろう。それを確信させたステージだった。

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