スリーピースロックバンドのSHANK(シャンク)が16日に、東京・新木場STUDIO COASTでワンマンライブ『The Heavy Clash』の東京公演をおこなった。「Cigar store」や「Good Night Darling」などアンコール含め全38曲を披露し、怒涛のサウンドでオーディエンスを熱狂させた。【取材=村上順一】

序盤から怒涛の盛り上がり

撮影=半田安政 (Showcase)

 新木場STUDIO COASTには多くのファンが集結。臨戦態勢で開演を待ちわびていた。定刻になるとSEとともにメンバーがステージに登場。サウンドチェックもそこそこに、「Surface」でライブの幕は開けた。庵原将平の力強い歌声とベースが響き渡り、松崎兵太のギターと池本雄季のドラムが怒涛のサウンドで会場を席巻。フロアは早くもクラウド・サーフィングで盛り上がる。「Cigar store」では、池本の高速ツービートが起爆剤となり、オーディエンスの振り上げる拳にも力が入った「Wake me up when night falls again」と畳み掛けていく。

 「あけましておめでとう。新年会だと思って楽しんでいってくれ!」と庵原が投げかけ、「submarine」、そして、「Life is...」では松崎のソリッドな高速カッティングで高揚感を煽っていく。攻撃的なサウンドの中にグルーヴを上手くコントロールし、躍動感のあるビートでオーディエンスを楽しませていく。

 スカダンスを誘発させた「620」、そして、フロアからペットボトルの水しぶきが飛び交うほどエキサイティングした「Hope」、瞬間の破壊力で魅せた「drama queen」など、アクセルを緩めないSHANK。続いて、預金残高が300円になった時の曲だと庵原が話し「Feeling for my words」へ。爽やかな8ビートの展開で勢いだけではないサウンドで魅せ、さらにスカの軽快さとヘヴィーさの融合が見事なナンバー「Take Me Back」では、<Take Me Back♪>のコールに合わせ腕を振り上げるオーディエンス。

 すでに熱気で満ちた会場の温度はさらに上昇し続けサウナ状態。ここで、スティービー・ワンダーの「Isn't She Lovely」を披露。原曲の良さを残しながらも“SHANK流”に料理。庵原も演奏終了後に「マジでいい曲じゃない?」とオーディエンスに投げかけ、この名曲へのリスペクトを感じさせた瞬間だった。

リクエストに応え「Always」を披露

撮影=半田安政 (Showcase)

 凄まじい盛り上がりに「大丈夫?」とオーディエンスを気遣う場面も。ジャマイカの風を運んで来た「Wall Ride」で心地良いグルーヴを放ち、サビで爆発させる緩急をつけた展開に盛り上がりは必至。立て続けに「#8」と「TOP WATER」のコンボでさらにギアを上げ加速させていく。

 ここで、オーディエンスからのリクエストに応え、ディズニーのロックカバーアルバム『ROCK IN DISNEY YEAR END PARTY!』に収録された「Always」を披露。すぐさま対応できるライブバンドとしての力を見せた。続いて、「俺たちの街の歌を1曲」と投げかけ「Knockin' on the door」へ。オーディエンスのクラップとシンガロングが会場に響き渡る。一体感をさらに高めていく。

 「ワンマンをやって良かったです。またどこかで遊んでください!」と「My sweet universe」を披露。感情の高鳴りが聞こえてきそうなテンション感に、その燃えたぎる感情を絶やすなと言わんばかりに「Set the fire」、バンドの怒涛の攻めに、衰えることを知らない会場の盛り上がりは圧巻。ラストは「Restart」でボルテージは最高潮まで高まるなか本編を終了し、3人はステージを後にした。

 アンコールに応え、再びメンバーがステージに登場。「こんなに来てもらって感謝しています」とオーディエンスに感謝を述べ「Movie」を届けた。バンドと会場が一丸となった、エナジーみなぎる浮世離れした空間。「ありがとう!」と何度も放ち「BASIC」で扇情させ、間髪入れずに「Stop the crap」で閃光のごとく駆け抜けた。全てが燃え尽き、まさに『The Heavy Clash』の名に恥じないステージの幕は閉じた。

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