電撃的な卒業発表に戸惑いの声が上がっている。人気アイドルグループのももいろクローバーZの有安杏果(22)が15日、公式ブログを通じて卒業を発表した。「普通の女の子の生活を送りたい」と1月21日のコンサートをもって同グループでの活動に終止符を打つ。卒業からすでに1週間を切った突然の発表に、ファンだけでなく芸能界やスポーツ界を巻き込んで衝撃が走っている。ももクロは今後4人で活動を続けていく。

 有安はこの日の正午、公式ブログを通じ卒業を発表。「子役時代から22年間やってきた世界から一度距離を置いて、普通の女の子の生活を送りたいという想いが強くなり、わがままを受け入れてもらいました」とし、8年間のももクロでの活動を振り返り「すごく長かったような、あっという間だったような気もするけど幸せなアイドル生活を送らせていただきました」としたためた。

 所属事務所のスターダストプロモーションも、公式サイトを通じて発表。「2018年1月21日(日)に開催予定のライブ出演をもちまして、ももいろクローバーZを卒業させていただきます。また、本人の“普通の女の子の生活を送りたい”という想いを尊重し、同日、弊社との専属マネジメント契約も終了することといたしました」と報告。ももクロとしては「22日(月)以降、ももいろクローバーZは、百田夏菜子、玉井詩織、佐々木彩夏および高城れにの4名で引き続き芸能活動を行ってまいります」と伝えた。

 所属レコード会社のキングレコードも「マネジメントである株式会社スターダストプロモーションとの契約終了に伴い、弊社とのアーティスト契約も終了することといたしました」と発表した。

 また、メンバーが揃ってテレビ番組やネット番組にも出演。日本テレビ系情報番組『情報ライブ ミヤネ屋』では、いつもの通りに「ももいろクローバーZ!」という決めポーズ。「ずっと前から考えていて、やっと言えてすっきりした」と報告。メンバーには年末に報告。宮根誠司氏の「寂しくなるんじゃないか?」という問いに、百田夏菜子は表情を崩して「寂しいです!」とし、玉井詩織は「ファンの皆さんには急な発表になってしまって申し訳ありません」と謝罪した。今後については「何も決めていない」とし「決めていないからこそ自由でいろんな道が開けていると思っているので、まずは一人の女性として家事とか勉強したい」と述べた。

 グループのマネジャーを務める川上アキラ氏のネット放送『川上アキラの人のふんどしでひとりふんどし』(テレビ朝日)では、有安が「まさかあと1週間しかない」なかでの発表をファンに謝罪。さらに、卒業を聞いた時の心境をメンバーそれぞれが明かし、リーダーの百田も「やめてほしくなかった」と吐露。ただ、「同じ世代の女の子」として理解。さらに「決まっていることだから笑顔で送り出したい」と語った。

電撃発表にモノノフ、芸能界も衝撃

 突然の発表にファン“モノノフ”からは落胆と応援のメッセージがSNSなどを通じて発信されている。ツイッターにはももクロに関するツイートが増え、トレンド入り。ももクロの公式サイトも一時、開きにくい状態が続いた。SNSなどに寄せられたモノノフの声のなかには、驚きの声とともに今後も応援を続けるとの思いが散見された。ただ、なかには、解散ではなく今後もももクロとして活動が継続されることに希望を持ちつつも「5人でももクロ」と複雑な心境をみせる声も多数あった。

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モノノフで知られる田中将大投手

 ファンだけでなく、芸能界やスポーツ界からも続々とコメントが発せられた。米メジャーリーグ、ニューヨーク・ヤンキースの田中将大投手(29)はツイッターで「突然のことでとても驚きましたが、杏果ちゃんのパワフルな歌声とダンスが大好きでした。 そんな姿がもう見られなくなると思うと、とても寂しいですが、杏果ちゃんのこれからの人生と、ももいろクローバーZの4人をこれからも心から応援しています」とコメント。

 ソフトバンク・ホークスの石川柊太投手は「ももかが脱退。 心にポッカリ穴が。 でも、ももかが決めたこと! 笑顔で送り出す! お疲れ様! そしてありがとうございました。 新たなももクロに期待や!」「ももクロがいつまでもあり続けると思ってた。 でも、ももかの脱退でそんなことありえないことと知った。 ももクロがあることに感謝して もっと応援していかないと。 後悔のないように。 笑顔で送り出せるように!」と心境を綴った。

 自身主催のフェス『イナズマロックフェス』に参加してもらっていた西川貴教は「え?ハ?有安が?そうか... マジか... 毎年イナズマで元気を届けてくれた同志の旅立ち... 去年のリベンジを今年誓っていただけに、寂しい... でも彼女の決断を心から応援したいと思います。ありがとう」とし、同じく主催フェス『氣志團万博』を手掛け、同フェスに参加経験のある氣志團の綾小路翔は「何と…。そうか。そうだったか。複雑です。複雑だけど、ご自身の選んだ道。自称・ももクロの親戚のおじさん達はその意思を尊重し、何があろうとただ応援するだけであります」と複雑な心境をつづっている。

 また、HKT48指原莉乃も「パワフルでストレートな歌声が聴けなくなるのが寂しい」「そうだそうだ。 おそらく研究生の時、バックダンサーで、出番も楽屋もなくて、ももクロさんたちがUDXのイベントに出演してるときに劇場のエレベーターホールでずっとももクロさんたちの歌声聴いてたなあ。励まされたなあ」とももクロに支えられていたことを告白。

 でんぱ組.inc古川未鈴は「まだTIFが品川だった時、ももクロさんがメイントップバッターで その時に言った「TIFは私達から始まる!」という言葉にハッとして でんぱがメイン出れるようになった頃、同じようにトップバッター務めた年。 「TIFはここから始まります!」 的たことを自信なさげに言ったのを 今でも覚えています」と回顧した。

 音楽家のTAKUYAは「ちなみに、僕もJUDY AND MARYは8年しかやってなくて、 続けてたらどうだったかは知らないけど、 やめたから、ももクロちゃんと 春の一大事とかゆく桃くる桃の 同じ景色を見るチャンスに出会えました。 人生に乾杯」とし、ギタリストのマーティ・フリードマンは「有安さん、そしてももクロファミリーの幸せを心から祈ってます。」、凛として時雨のピエール中野は「なんというか、心にぽっかり穴が空いてしまった感覚。全力で駆け抜けた有安さん、本当にお疲れさま。21日のライブを終えたらゆっくり休んでくださいね。ももクロも、有安さんの人生も、引き続き応援しております」とそれぞれ綴った。

 有安の卒業コンサートは1月21日、幕張メッセで開催されることも発表された。あと1週間を切った。ももクロ有安としての残りわずかな日々、どのように過ごしていくか。

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