試練乗り越えデビュー、ラストアイドル それぞれの夢と葛藤
INTERVIEW

試練乗り越えデビュー、ラストアイドル それぞれの夢と葛藤


記者:木村武雄

撮影:

掲載:18年01月10日

読了時間:約16分

それぞれのバンドワゴン

 デビュー曲の「バンドワゴン」。行列先頭を走る楽隊車をバンドワゴンといい、経済学では「時流に乗る・多勢に与する・勝ち馬に乗る」という意味もある。歌詞の一部<バンドワゴンに振り回されない>を読むに、作詞を手掛けた総合プロデューサーの秋元康氏はおそらく、様々な経歴を持ち、そして戦い抜いた彼女たちが一時の勝利、話題性だけで終わらずに、永遠と勝ち続けてほしいという願いを込めたのであろう。彼女たちの応援歌でもあり、今後、活躍するにあたっての戒めの気持ちを込めた凱旋歌の位置づけのようにもとらえらえる。それでは彼女たち自身はこの曲をどう捉えているのか。それぞれが好きな歌詞に自身を重ねてもらった。

阿部菜々実

阿部菜々実 私は全部が共感できるなと思っていて、特に心に響く歌詞は<夢なんかみなければ 傷つかないのに… 夢を見なきゃ 生きられない>というところ。ラストアイドルはみんな夢見てオーディションに参加して。でも過酷な試練もあって傷つくこともあったかと思うから、この歌詞はすごく共感できるし、誰にでもそういう気持ちがあると思うので、いろんな方に共感できる歌詞だと思います。

吉崎綾

吉崎綾 誰もが共感できる夢は絶対にあると思うので、この歌は特に共感できる歌だし、自分にとっての応援ソングでもあると思うんです。私の好きな歌詞は<人混みに飲み込まれ どこかで見失っても 絶対 バンドワゴンに振り回されない>という箇所ですが、このメッセージは強いなと思っていて、「絶対 バンドワゴンに振り回されない」。私たち、ここにいる7人だから歌える歌詞なんじゃないかなと思っていて、この歌詞は私たちの歌であると思って、これに誇りをもってこれからも、ずっとさきまでこれをみんなの前で必ず歌い続けていきたい。

大石夏摘

大石夏摘 初めて聞いた時は、本当にどういう意味なのかが分からないところもあって、番組を出続けていくことによってその意識も変わってきて、今歌ってみると深いなと思えて。深いな…と思いながらずっと聞いてもいます。深いという言葉しか言い表せないけど、すごく良い曲だと思います。そのなかでも<ずっと チャンスはあるよ>という歌詞のあとの「Ah!」のところは本当に叫んでいるところがあって、自分としても好きで、「届かない!」「あ!」という感じ。ここの部分は好きです。

安田愛里

安田愛里 「バンドワゴン」は全部共感しかないんですけど、一番自分のなかで響いたのは、自分のパートなんですけど、<今 鏡に写ったその姿は 本当になりたい自分だったか?>という歌詞がすごい響いて。本当はアイドルになりたくてこの業界に入ったんですけど、本当になりたくてたまらなかたアイドルではなくて、女優の道に進んで専念していました。本当になりたかった自分を押し殺していろんなお仕事をしていたので、その歌詞を聞いた時に「あ!」と思って、自分を押し殺してた気持ちがその歌詞と似ているなと本当になりたい自分と今の自分が重なっているのか…というのがあって。なおさら、自分にうそをついたら後悔するから、アイドルとして生きられるように頑張ろうと思えたので、特に気持ちがこもるフレーズでした。

長月翠

長月翠 最初に聴いた時と今とでは違くて、これは普通の人に向けてというよりかは、夢を持った人の心に刺さるというか。やっぱり、どれだけ人気があったとしても、暫定メンバーに残っていたとしても、バンドワゴンに振り回されてしまったら負けじゃないですか。だから、自分結構、振り回されているからダメだなって…実感するし、なんか、全部が自分の気持ちに当たってくるので、すごいもっと頑張ろうと思いますね。好きな歌詞は二番の全部なんですけど、特に<欲望だけが教えてくれる>というところは、自分が欲望にまみれていて、結構汚い気持ちが見え隠れするときがあるから、その部分を指して「汚いよ」と言われているようで、好きじゃないけど、好きです。自分をまた考え直してくれる、改めさせてくれるようで。

鈴木遥夏

鈴木遥夏 「バンドワゴン」の歌詞が今の自分に重なっている感じがします。歌っているときは、今までのバトルを思い出したり、感情がすごく入るので、その気持ちが伝わればいいなと思って歌っています。好きな歌詞は<僕が欲しいものとは? たった一つ願うもの>。ラストアイドルに出会うまでずっと思っていたことなのでお気に入りです。

古賀哉子

古賀哉子 私は最初の方の<奪われないかと不安になるよ>というところなんですけど、私は挑戦者で入ってきたんですけど、挑戦者いにはわからない、暫定になって、この衣装を着て、「バンドワゴン」を歌って踊っている人しかわからないプレッシャーがあって。一回、そのステージに立ってしまったら降りることへの恐怖心がすごい増して。指名されたときやバトルでパフォーマンスをすることがすごく怖くて…。奪われるのがすごく怖くて、あの子みたいにダンスが上手に踊れたらなと思ったり、(長月)翠ちゃんにもよく言っていたけど、歌ももっと上手になりたいとずっと思っていたけど、自分はなかなか変われないから、そういう自分自身を受け入れて、どうやって成長していくか、その姿を見せられるか、審査員に気持ちをどうやって伝えられるかをずっと考えていたので、そこにも共感します。

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