局前に多くのファンが押し寄せた

 元SMAPの香取慎吾が司会を務める『SmaSTATION!!』が23日、放送終了を迎えた。その際、テレビ朝日前には沢山のファン達が香取に一目会おうと殺到していた。現場取材で感じたのは香取へのファンの熱い思いだった。

 香取がファンに挨拶したのが午後7時半頃だった。記者はまず、テレビ朝日前に押し寄せた人の数にまず驚いた。現場に集まっていた300人を軽く超える老若男女たち。女性ファンが多かったのは言うまでもないが、年齢層が幅広い。その中には子連れのママ、自作の光る看板を持った女性、そして車いすの人もいた。

 午後9時過ぎ、会場の整理に当たっていた局の職員に話しかけてみると「(香取さんはこの現場には)もう来ないと思いますよ」とのこと。確かに香取がもう一度顔を見せに出てくるという保証はない。しかし、この日は看板番組の最終回という特別な日。ファン達は彼のキャラクターを信じているのだろう。生放送スタートは午後11時である。

 そして運命の午後11時を少し過ぎると、ファン達は建物の上に向かって手を振った。記者の場所からは見えなかったが、香取がスタジオの窓から姿を少し見せた様だった。ファン達の興奮具合を目の当たりにして、香取がどれだけ愛されているのかがわかった気がした。

 その後、現場を後にする人もいたが、多くがその場に残り、持参したワンセグで放送をチェックし始めるファンの姿も見られた。そして放送終了の24日0時になると、また入り口付近に多数の人波が押し寄せた。しかし香取は出てこない。女性ファンたちの会話に耳を傾けてみると、「寒い!」、「始発で帰ろう」、「一目で良いから会いたい!」などの声が聞こえてくる。この日夜、確かに肌寒かった。しかし、彼女たちの想いは終電や、寒さをまさる。

 記者は午前1時半まで現場にいて様子をうかがっていたが、香取は姿を現さなかった。後に、一部の報道で打ち上げに参加してたことがわかった。しかし多くのファン達が依然として香取を待っていた。何台もタクシーが停まっては「香取が来るのかもしれない」と身構え、がっかりするという行動を繰り返す。

 香取は同番組の最後に「番組を続けたかった」と悔しさを滲ませた。涙をこらえているようにも見えた。そうした香取の姿もあってファンは励ましたいという思いも強かったのだろう。終電を逃しても現場で待ち続ける姿からそうした気持ちが垣間見えた。

 午前1時半もピーク時の半分の人が現場にはいた。その姿は健気だった。ジャニーズ退社後の香取もきっとこのファン達を心強く思っているに違いない。【小池直也】

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